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2005年02月11日
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カテゴリ:世相一般。
討ち入り

 一年ぶりに吉野家の牛丼が復活するのだと朝からTVがうるさいので、ミーハーオヤジを自認する私としては、ここは万難を排して店前の行列に参加しなければなりません!

 各々方、いざ出陣でござる!努々(ゆめゆめ)ご油断めさるな。
 
 でも食べられるのかなあ・・・?

=========================

 1軒目。30人くらいの列の最後尾(当たり前!)に就く。途中親子連れ等が抜け、13人くらいになったところで食べ終わった人が通りかかって、なんと、
「食べるだけなら、反対側から入ればすぐ食べられますよ」
と教えてくれたではないか!

 バーロー、あほかいな! はよそれ言わんかいな!
 いえいえ、ご親切にも教えて下さった方ですぞ。そんなこたぁ口が裂けても言えません。するとどうでしょう、私の後ろに並んでいた筈の若者が俄然断然真っ先に飛び出して、反対側の入り口へと突進して行くではあ~りませんか!

 しまった。不覚なり。遅れをとった!
 おっと、ここは悔やんでいる場合ではなかった。
 元々お持ち帰り専用の行列に、何の躊躇もなく並んだ私が悪かったのである。さあ、私も急げ、急がなければ、急ぎたい、急げば、急ぐとき、急ごう!なのであった。

 で、私をまんまと出し抜いた青年は入ってすぐの席にすわれてただちに注文出来たのであったが、私はというと、ずうっと奥へ進んで、今食べ終わったばかりの二人連れがのそのそ会計を済ますのを、その後ろで背後霊となって、ただただじっと待ち続けるしかなかったのである。

 私の右隣では先に着席したオヤジが大盛りを注文したところだった。次いで私が席に着き並を注文したところへ青年が左隣にやって来て並とおしんこを注文した。覚えておいて下さい、天地天命に誓って(いや神明だったかな?だいたい私は誓ったことなどないから、こんな言葉知らんのだ)私の方が青年より先だったのである。
 カウンターの反対車線(?)は止まり木への着席は禁止されて、お持ち帰りの人たちの行列だけが受付から店外へと連綿と続いていた。危ない、危ない、私もあのまま並んでいたら、まだ店の外だったのだ。

 そうこうするうち、カウンターの人間も入れ替わったのだが、なんとキッチンからは、
「店内止めて!」と悪魔の叫びが発せられたではないか!
 おいおい、そないなこと、わし、聞いてへんで!何かの間違いや。材料はまだあんねんな?きっと解凍が間に合わんとか、そんなとこや、大丈夫や・・・な?

 私の不安をよそに、まずオヤジに大盛りが来た。これはいい。次に少し間があって並が来た。これは私の並だ。ブヒヒッ、私はアブレなかった・・・ん?ん?

 「ちゃう、ちゃう!」と私は思わず叫び出しそうになった。
 カウンター係のお姉ちゃんは何の躊躇いもなく私の前を素通りし、その並を私の左隣の好青年に届けたではないか!おまけに彼には最初っからおしんこがついている!ひどい!グスン。いや、おしんこは彼が注文したのだから当然だったのだが、バーロー、このアマ、お前なんか牛丼の具が煮え滾っている寸胴に頭から放り込んでお尻ペンペンしてやるぅ!若いかっこいい男を優先しやがって、とんでもねえ女だ!仕事と私情を一緒にするんじゃないっ!・・・と叫びたかったのだが、大勢様の前なのでそれは断念せざるを得なかった。
 いや、あと2~3人お客が少なかったら、私は目に涙を浮かべて「わしの牛丼返せ~!!」と怒鳴り散らしていたに相違ない。

 その後の数分間の長かったことと言ったらなかった。私はもう一生吉野家の牛丼とは縁が無いのかも知れないと思ったら目から大粒の涙が溢れて出て、こぼれ落ちた涙は私の前のカウンターを水浸しにした。というのは嘘で、本当はさっきのお姉ちゃんが私にお茶を届ける際乱暴に湯呑みを置いたから中身のお茶がこぼれたのである。

 そしてとうとう私の並が来た。グスン、ようこそお出で下さいましたと、私は三回お辞儀をしてから食べ始めた。これも何だか嘘っぽい。本当は3回紅生姜を大掴みしてトッピングしたのであった。
 と、今度は私の右隣のオヤジがなにやらそわそわしているのだ。見ると彼はもう九分通り大盛りを食べ終わっていたのだが、彼のところにはまだお茶が届けられていなかったのである。店内のあまりの混雑ぶりに、彼は自分にお茶が来ていないことなど言い出せずにいたわけである。なんと心優しい人であろうか。

 私はこの人には座布団1枚差し上げたいと思うけれど、結局この人にもお茶が来て、店内ストップも程なく解除され、この私も実に1年ぶりの吉野家牛丼を無事食べ終えることが出来た次第である。牛丼もお茶もおいしかったが、一言苦情を言うとなんだか1切れか2切れ程肉片の数が少なかったような気がした。なぜなら、普通に食べていったら最後の方で御飯が少々余り気味だったからである。
 コマケーオヤジなのである。

 この話を打っている間に吉野家の堺市浜寺店に客の4駆が突っ込んだというニュースが流れた。
 その店は40分間の営業停止を余儀なくされたのだが、お客さんは最大1時間半にも及ぼうという待ち時間にもめげず、行列を崩さなかったという。

 次は2軒目の話を今から仕込みます。

=========================

2軒目、今度はもっと混み合いそうな店を目指した。
「このオヤジ、少しおかしいんじゃないか?ちょっとキテイルんじゃないか?」と思われる人がいたとしてもおかしくないが、私はこの際だからもう1軒別の店の情況を見ておきたかっただけで、もう1杯並を食べたかったわけではない。

 その道すがら考えてみると、私はそんなに牛丼が好きな人ではなかったことに気付いた。中止される前、吉野家はいろいろなキャンペーンをしていたけれど、私がそれに参加してサービス券を集めることなど殆ど無かった。
 いつでも食べられるという意識が却って吉野家から足を遠のけていた節もあるが、私は多分1月に数回しか牛丼を食べていなかった人だと思う。
 牛丼を毎日食べることなど私には有り得なかったし、もし何かを毎日食べなければいけないのだとしたら、私は牛丼の代わりに開発された同じ吉野家の牛カレー丼の方にしたい感じである。
 況や豚丼など私には論外で、初期に一度だけ食べてその「くどい」味にすっかり懲りてしまった人間である。あれだったらカツ丼の方が遥かにおいしい食べ方だと思う。

 別の店に行ってみて正解だった。そこでは1軒目とは全く事情が逆で、お持ち帰りの方が断然行列が短く、店内で食べる人の列の三分の一くらいしかなかった。

 何より良かったのは、たまに店員さんが外へ出て来て、お客さんの整理を行っていたことである。これが先の店には無かった。
 人員の都合もあるだろうから文句を言う気はないが、お客なんてものは放っておくと他所の店の入り口へも平気で列を作るし、第一二つの行列の意味=店内組とテイクアウト組の違いも来て早々わかる筈もない。 そういう店側の気配りへの好感触もあって、単に観察に訪れただけの筈の私までもが何故かお持ち帰りに並ぶ気になって、結局並を2つも買ってしまう破目になった。何か牛丼シールのようなものを計3枚貰ったがそれにはサービス券は付いていなかった。

 今回の一日限りの牛丼限定販売は大赤字前提だというから、この上味噌汁のサービス券などを期待したらバチが当たるかも知れないなと、そんなことを思いながらけっこう満足気に、都合1時間程度の吉野家ツアーを打ち切って帰途に就いた私でありました。






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Last updated  2005年02月13日 13時29分00秒
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