miyuな部屋

今使ってるコンタクトレンズは使用禁止令がでておる。
さりとてメガネはとっても不便。
コンタクト作りたいなあ～
そうだ！今日検眼するのだ！
ついでにメガネの度も変わったことだし、レンズを変えるのじゃ！
もしいいフレームがあれば（安いことは絶対条件）、買ってもいいな～。

なんて、早めに事務所を出た私。
父の家に泊まっていたacoも丁度帰ってくると言うから、
三宮で待ち合わせてもよかろう。

acoったら、視力いいくせに、メガネジョシになりたがっとったなあ。
等と物思いに耽ってたら

はっ！
仕事で忘れたことが！！
速攻、隣席のオーヤさんにメール！

「あれとこれとそれ、忘れました！（→忘れ過ぎ）後で改めて電話します（今電車の中なんで）」

オーヤさんから優しいお返事が。

「電話しなくていいですよ、ちゃんとやっときますから。仕事を忘れてどうぞ良い週末をお過ごし下さい」

なんてエエシト！

はっ！
・・・鞄をガサゴソ。

さ、財布忘れた～～～！

今日に限って昼休みに弁当を買いに行き、
事務所で使ってる小さいバッグに財布を入れっぱなしで帰って来ちゃった！
どうしよう～
一文無し！

まてまて。
シンキングタイム。

だれぞ、三宮方面に帰ってくる人はおらぬか！
まず白羽の矢（すまん）が立てられたのは、ついちゃん。

しかしついちゃん、仕事が忙しいのか、メールしても返事がない。
うう～
そうこうしているウチにみんな帰っちゃう～！

落ち着け！落ち着け！
えーと、オットがおっつけ三宮を通るはず。
その時にカードで切って貰えばよい！
そんで、財布は後日取りに行く。
そうだ、そうしよう。
しかしな～オットが遅かった場合、どうしようかな。。
やっぱり誰かに持ってきて貰うと助かる。

なんで取りに帰らないかと言うと、店と眼科が閉まっちゃうから。
どうしても今日中に作りたいの！
せめてメガネだけでも！
今日まで割引セールだし～→店に乗せられてる

そうだ！ツナさんはどうだろう！

「いいよ、持って行ってあげる。６時２０分位に三宮に着くから」

あ、ありがと～エエシト！

三宮に下りてからダッシュで眼鏡屋に飛び込む。
いいフレームがなかったので、レンズのみ変えることにする。
眼鏡屋としてはフレームも代えて欲しいらしく、だいぶ薦められたけど
いいのがないんやもん。

acoにも「こんなの買うくらいやったら、今の方がマシ！」
って言われるし。

「レンズは色々ございますが、どれになさいます？」

「一番安いコレ！」

と３０００円と書いてあるレンズを指さす。

「この４０００円のですね、もっといいのもございますよ、視力が上がっておられるので、このレンズだと分厚くなってしまいますから」

なんで３０００円のを指さしてるのに４０００円なのさ。
ああ、UVカットとか揮発加工とかするからかな？（横に書いてある）

「いーえ。この一番安いので！」

「そ、そーですか。ではUVカットと揮発加工はおつけいたしますか？」

「は？それを付けたらいくらになるんですか？」

「＋○○○○円（忘れた）でございます」

「あの～さっきから私は３０００円のレンズと言ってるのに、なんで４０００円になるんですか？」

「ああ、これはフレームを買われたお客様のお値段です。レンズだけだと４０００円になるんです」

そ、そーなの。
とにかくUVと揮発加工はいらないわ！

「コンタクトレンズを主で使いたいので、それはいいです。」

「あ、コンタクトもお作りしましょうか？」

「それがですね～今日、財布を忘れたんですよ。今持ってきて貰ってるんですけど。。
　そこに保険証も入ってるんですよね」

「そうですか～６時半までに（眼科に）入れれば間に合うんですけどね～」

「ま、間に合わなければまた今度にします。」

「はい。えーとレンズのお支払いなんですけど、今でもいいですか？」

「あの、後じゃダメですか？さっきも言ったように、私財布を忘れたんですよね。
　なので、受け取りの時に払ってもいいですか？」

「・・・入金いただいてからの加工になりますので、今はできません」

じゃあ、支払い、今でもいいか？って聞くな～～もう！

そこへacoが助け船。

「お金あるよ」

いやいや、aco、有り難う。
しかし私はカードで払いたいんじゃよ。

はっ！そうだ！

「あの、カードで支払いたいんですけど、一旦現金でお払いしておいて、後でカードを切り直してもいいですか？」→ややこしい客

「え。。い、いいですよ・・」

っつー事でめでたくレンズを変えることになりました。

aco「ねえ、メガネが出来るまでどうするの？」

miyu「ん～６時２０分までまだ時間があるし・・お茶でも飲む？アンタのお金で！」

a「げ！後で返してよ！」

ｍ「わかってるよ～えへへ。」

スポーツ用品店→携帯屋→薬屋とウロウロするが、目が見えない私はacoにしなだれかかるようにベッタリくっつき（そこまで見えないワケじゃないけどね）うるさがられる（笑）。

a「目薬欲しいな～」

m「いいよ。アンタのお金で買ってね。
あ！今買っちゃだめ！○○薬局のポイントカードが財布に入ってるから、財布持ってきて貰うまで待って」

a「・・・はいはい」

ｍ「そうだ！明日の朝のパン買わなくちゃ！アンタのお金で！」

a「それ、いちいち言うの辞めてくれない？わかったからさ。」

m「わかった。えへへ・・」

a「うっとうしい・・」

パンを買って待ち合わせの改札へ向かう。

ｍ「あ！そうだ！お礼にクッキーでも買えば良かった～」

a「アンタ！お金持ってないでしょ！」

m「だからさ～acoのお金で・・」

a「もうない！」激怒！

m「そ、そーですか」

二人で改札にて待つ。

ｍ「あのさ、aco、私見えないんだよね！ツナさんが降りてきても」

a「なに～～！ツナさんってどんな人？」

ｍ「え～とね、目がくりっとして、背が高くて、髪の毛このくらい！」

a「わからん・・・どんな服着てるの？」

ｍ「えーと。わかんない」

フロアが違うから、普段何を着てるかわかんないのよ～
それにわかったとしても、コート着ちゃったらわからんがな～！

なので、一生懸命説明する。

ｍ「髪はまっすぐなの。そんで背が高いの」

a「それはさっき聞いた。わからんて！」

ｍ「わからんかな～」

わからんか（笑）。

階段やエスカレーターから人がどど～っと降りてくる度に目をこらすが、
それらしき人はいない。

ｍ「あ！あのさ、私を見て、手を振る人がいたら、ツナさん！」

a「わからんて！！」

メガネを作るためにお金がいる。
しかしそのお金（っつーか財布）を持ってきてくれる人が、メガネがなくて見えないの～～！
困った！

時間を過ぎてもツナさんは現れぬ。
おかしいな～
乗り遅れたんかな？
ツナさんに私のケータイ番号は言ったけど、彼女の番号は聞いてないし・・

目をこらして階段を見るが、ぼんやりとした人の群れが見えるのみ！
う～ん！
そこへ電話が！

「あ！ツナさん！」

「あら。私改札にいるんだけど・・どこ？」

「え。西改札です！」

「私も西改札よ？」

ええ～キョロキョロ！
あ！ツナさ～ん！
柱の向こうにおられましたです！

ｍ「ごめんね～！自分で取りに行けば良かったんだけど、どうしても今日メガネが作りたくて。。ほんとに有り難う！それにお礼になにか買おうと思ってもお金なくて・・（自分たちのパンだけ買ってしまったわ・・）」

ツ「いいのよ～、気にしないで～。」

うっうっ。。。
ありがと～～～！

それをひっつかんで、メガネ屋に戻り、現金返して貰ってカードで切り直し、目出度くメガネは手元へ。
よ～見えるやん！

皆さんのおかげで財布もメガネも手に入りました。
本当に有り難うございました！

～～～～～～～～～～～～～～～
そうそう。オットなんですけどね。
その日、ケータイを家に忘れて行ったらしく、私らが右往左往し終わった後にメールが届き
「今家です。ケータイを家に忘れていってました」

つ、つかえん・・
彼を頼りに待ち続けていなくて良かった。。→ま、自分が財布忘れたのが悪いんだけどさ