私の縄文時代好きは、みなさんご存知の通りであるが、かの有名な亀ヶ岡遺跡からの発掘、遺物は散々書いても貼ってもきたが、発掘現場そのものは埋め尽くされている~と、ばかり思っていたのだが、甚だしい思い違いである事が判明。
現在は、史跡亀ヶ岡遺跡:しゃこちゃん広場として手厚く残されている。遮光器土偶については、みなさん知っていると思うが、古代北方系民族が使用していた雪眼鏡(遮光器)に似ている事から、この名がつけられた。高さ34.5センチの大型土偶である。その姿、形の均整のとれた体には、素晴らしい文様が精緻に施され、中は空洞である。
このしゃこちゃんは、明治20年に同地で発掘され、昭和32年国の重要文化財に指定された。今は東京国立博物館に保管されている。このレプリカは、つがる市の縄文住居展示資料館「カルコ」にある。つがる市っても分からないだろうから、青森県の北西部、津軽平野の西部端っこにある。どうしても弘前を中心にして考えてしまうなぁ~!駄目ですねぇ~!
あれま、今日は縄文時代の話ではなかった。しゃこちゃん広場の話でしたね。五所川原市から、弘南バス十三線で45分も掛かかる辺鄙な(へんぴ)所にあります。が自然が豊かで手付かずの遺産が数多くあります。一万年前の埋没林が露出した出来島海岸やベンセ湿原にはモウセンゴケや野生のジュンサイなどが豊富にあるのです。
このしゃこちゃん広場には、ちと距離がありますが、私の大好きな「亀ヶ岡考古資料館・縄文館」があります。これは平滝沼公園の端にあるんですが、ここの資料は農家の方々が畑を掘り起こしては出てくる遺物を持参してくるものだから、現場そのものの臨場感が体験できるんですわ!考古学知識のない、農民が「おらっちの畑から、こんなもんが出てきたんじゃけど~なんじゃろねぇ~」なのである。
ただ、ここへは車でないと行けませんので悪しからず。