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カテゴリ:着物の知識
新年になったら..4月になったら.. 日本人って何かを始めようと思う時期だよね 不景気..(実際は不景気ではないって言われてるけど)、習い事をしようと思う人は多いらしい。 でもその習い事は実務につながる資格が多いよね? 例えば...の資格や語学かな さて、この時期何をしようと考えてる? そこで私が提案するのが着付け 着付けを習って何の得があるの?って思っているでしょう? その気持ちはとってもよくわかるよ。 だって、今、着物を着る文化なんてないよ?って思うのが普通だもんね あっ、ついでに、よく私のブログでは着物を着るって言ってるけど、正しい日本語から言うと、着物を纏う(まとう)が正解。 でも、現代の私たちはあまり使わないから、着るって言葉を使っていくね。 じゃ、ふつうに考えられるメリットを挙げるね 着付けができる人は少ないから自慢ができるよ あはは。当たり前だね..着付けてあげればちょっとした収入にもなるし。 これは酷い言い方だけど、今着付けをしてる人っておばちゃんたちが多いでしょう?いずれ彼女たちは引退するんだから..着付ける技術を知っていて損はないよ。 せっかく持っている着物(親のでも)が着られる でも、私が考えるメリットは他にもあるんだ。これは私の意見だからね。 普段着選びに自信がない人なら、ちょっとお洒落したい時に着物を着ていくとみんなから羨望のまなざしで見られるよ 着付けの色合せって難しそうでしょう?ところがこの勉強をすると、洋服の色合せまで上手になるんだ。ファッションセンスがよくなるってわけ 自分の洋服の色合せだけでなく、男性のファッション選びもできるようになるよ。例えばネクタイ選びなんかも上手になるよ なんだかウソのような本当の話。 そして、もう一つメリットがあるの。 肩凝りで困ってる人いない?肩凝りが気にならなくなるよ ただし、このメリットは後ろ結びを習う人に言えることだと思う。 前結びを習うメリットは身体が堅くても無理なく着付けができるんだけど、着崩れをしないでしかも身体の調子がよくなるメリットを考えると、後ろ結びは昔ながらの方法でおススメ 私が教えているのは後ろ結びなんだ。 ちょっと違う話を。 和服文化は確かに廃れてきている。 着方がわからないし、着物は高いし..廃れて当たり前だと思う。 でも、そうなったのは私たち自身に問題があるんだ。 着物を買う人が減れば需要と供給を考えると着物の値段が上がるのは当たり前。 着物を着なきゃ、着方がわかる人が減るのも当たり前。 でも、それは仕方がない。 これって、和服文化だけの話じゃないよね? 例えば農業を考えてみて。 海外から安い野菜が輸入されれば、国内でできる野菜が高騰するのは当たり前だよね。 じゃぁ、工業品はどう? 昔は日本人は家電製品を作らせると素晴らしい物ができると世界でも絶賛されたけど、 今は、アジア製品の方が安く手に入る。 そうなれば、日本人ですら、アジアの製品を購入する。 第二次産業も廃れて当然。 上記で書いたのは、単純なことを書いただけで、本当は違うところもあるよ。 でも廃れてきてるけど、その産業が完全に無くなってはいないよね? それは今までとは違う物を作り出すからだよね。 例えば、呉服業界は風前の灯ではあるけれど、 今でも世界にない新しい生地や高い品質の物を作り出して、世界競争に打ち勝とうとしてる。 第一次産業の農業はどう? 土で育てない、LEDや特別な水を使った植物栽培って技術が生まれているでしょう? 建築業界の大和ハウスが植物栽培のための工場ユニットの販売を始めるんだよね? 第二次産業も考えてみて。大手企業の液晶TVの生産撤退とか最近聞いたニュースでしょう? また、半導体メーカーの吸収合併も続いてる。 でも、中小企業には世界でそこでしか作れないネジや治工具や製品などを作る会社もあるよ。 何故か、昔ながらの物を今の時代に合うように改良をしていった会社は生き残ってるんだ。 ほら、操業○○年って会社を見ても、日本の企業は世界から見ても長寿である会社が多いよね。 昔のよいものを見直したら、何かいい物がみつかるかもしれないね きっと和服を見直すことも悪いことじゃないと思うよ。 なんて私が力説しても、どれくらい心に響いてくれるかわからないけど、何か新しいことを学ぶなら着付けも候補の一つに挙げてもらえたら嬉しいよ 広島県呉市と長崎県佐世保市で着付け教室を開いております。 是非、ご覧ください。 絵夢(えむ)着付け教室 http://www14.plala.or.jp/m-kitsuke/ 4月の入学式にお着物を着ようと考えている方、まだ少し着付け予約に余裕があります。 検討されている方はご相談ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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