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いわきの後、「強くなるにはどうしたらいいのか?」
という内容のメールを何通か頂いた。 また、付き合いのある若い選手たちも どうやったら強くなれるのか? 混迷に陥っているようである。 答えはいろいろあると思うのだが もっとも中心となる事はズバリ 「平均出力を上げる事!!」 そこが常に目指すところであり、 その方法論は簡単に言ってしまえば 「AT値付近でのトレーニング量を増やして 段階的に負荷を上げていく事」 だと思う。 その事で酸素を吸収する能力が開発されるし 筋力もアップする。 BR-2からBR-1へ上がるのにも BR-1からプロレベルになるにも まず平均の出力がそれに見合ったものにならなければ お話にならないのである。 世界選手権やオリンピックの結果を見ても それは火を見るより明らかな事。 日本の選手達が世界を目指すなら もちろん根性論も必要だが、 目標とする数字を追い続けなければ、 いつしか成長は止ってしまう。 幸いなことに、今はワット計というものが存在し 世界レベルの選手が何ワットを発生させているのか? というデータが存在する。 選手は一定の心拍数で 何ワット発生させることが出来るのかを把握し(現状分析) 一年でどのくらいその差が縮まったか(評価)を チェックしなければならない。 そのデータに基づいて次の年にクリアすべき目標 (具体的なワット数)を設定し、 その数字を追い求めてトレーニングする事で、 惰性的に終始してしまうことなく 着実に強くなっていけるのだと思う。 心拍計もワット計も必需品であるが ただただ数字を眺めていても意味がない。 そこに示された数字の意味と 設定した数字が導いてくれる効果を 選手は理解していなければならない。 1、いくつの心拍数で 2、何ワット発生させる事ができて 3、どのくらい持続できるようになったか? その3つだけでも常にチェックする事で だいぶ無駄が省けると思う。 世界の数字に追いついたときが 途方もない夢の始まりとなるだろう。 逆に、それなしに夢は語れない。 数字に裏打ちされたトレーニングは その意味が分かれば分かるほど 辛さを伴うものだ。 強き想いは必要不可欠な要素だが 手法なき想いでは何も成就できはしない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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