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テーマ:今日見た舞台(958)
カテゴリ:舞台感想記
昼の部につづき、坂田藤十郎の襲名披露公演。
「藤十郎の恋」 今回鴈治郎が襲名した坂田藤十郎(初代だと思う)を主人公とした演目、という点で面白い。 役者とは因果な商売という一面もある、と思わせられた。 「襲名披露 口上」 シンプルにお祝いの言葉を述べたり、思い出やエピソードを語ったり、 なかには、どう関係あるのかよくわからない話をしたりすることもある。 今回は、鴈治郎が何十年前から抱きつづけていた坂田藤十郎への熱い思いが感じられた。 一幕の最後に勢揃いした役者が顔を上げるところは、いつ見ても壮観だ。 「伽羅先代萩」 御殿は、まま炊きのところがいつもは眠気と戦うところだが、そういうことがなかった。 子役もしっかりしていた。このような芝居では、子役も重要だ。 床下で、せり上がりの下座音楽は、何度聴いてもわくわくする。 吉右衛門の男之助が立派な姿。兄である幸四郎の仁木弾正と対決とまではいかないが、兄弟が同じ舞台に並ぶことは珍しい気がする。 最後に、踊りが二つ。 「島の千歳」福助の白拍子姿がなかなかきれい。 「関三奴」橋之助と染五郎が毛槍を操って元気のいい踊りを見せた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.20 15:40:51
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