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テーマ:今日見た舞台(954)
カテゴリ:舞台感想記
今は大阪で上演しているが、自分が見たのは先月の新橋演舞場。
劇場に入って思ったのは12月に比べて観客の平均年齢が20~30歳は若いこと! 序盤から退屈させずに、ぐいぐい芝居が進んでいく。 途中で結末が読めた・・・ような気にさせられかけたが、いい意味で裏切られる。 この舞台の立役者は、市川染五郎。 『阿修羅城の瞳』のときにつくづく感じたことだが、 歌舞伎で鍛えたカラダはすごい。他の出演者とは明らかに違う。 同じような動きをしていても、カラダに身についた色気やコク、 のようなものが確かに感じられる。 芝居全体にエネルギーが溢れている。 本火・本水も使い、立ち回りも激しい。 大音響のロック音楽が少々うるさかったのが唯一の難点。 まじめな芝居の間にときどき突然あらわれる、 急に素に戻ったような現代調の会話のはさみ具合も、 くだけすぎず、これぐらいでちょうどよいかな。 江戸時代の人々にとっての歌舞伎は、 むしろ現代人にとってのこのような芝居だったのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.24 08:13:28
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