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６月２５日１０時　東京都庁のすぐ近く、ハイアットリージェンシー東京にきました。
スクウェアエニックスの第３４回定時株主総会です。

　
　スクウェアエニックス（スクエニ）は「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」の２大RPGをゲーム機だけではなく、最近ではスマートフォン向け、iPad向けなど幅広く展開。
　漫画「一週間フレンズ。」のアニメ化など、出版部門も好調です。


松田社長から事業報告。長期大規模灰初を見直して開発の回転をあげていくことなどの取り組みが紹介されました。中国でオンラインゲームとモバイル市場が急拡大していることで中国をはじめとする世界展開も強化するようです。

株主質問は６人から。

１－１．従業員数が減少している理由は？
　　（※　デジタルエンタテイメント事業で130名減少し2655名など）　
　欧米で開発体制を見直す関係で一部退職、国内ではタイトーのアーケード開発体制見直しに伴う退職もあり。

１－２．新しい取締役選任の理由は　
　コーポレートガバナンス強化のため

２．エニックス時代から株をもっているが、年度によって純損失と純利益が繰り返され不安定　
　一昨年度が厳しく、グループ全体の構造改革をはかっている。ゲームのオンライン化をはかるなど挑戦中。

３．ドラクエのアイテム課金が社会問題になっている
　ドラクエもFFも広く遊んでもらえるように、アイテム課金によらずいろいろな試みを実施していく予定

４．ニコニコ動画やyoutubeの動画内広告のメリットとデメリットは　
　ゲームを活性化させるツールとして有効

５．損益計算書の特別損失の「コンテンツ評価損」とは　
　欧米事業の見直しをする際にいくつかのタイトルの開発を中止したことによる

６．アミューズメントは利用者が減少しているがどう対策するか　
　ゲームセンターでしか体験できないものを増やし、利用者を増やす


議案の採決で11時ころ、いったん総会は終了。、休憩をはさんでIRカンファレンス

E3（アメリカのゲームショー）で公開された映像の上映と質疑応答

紹介映像
・ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア（PS3、PS4）
・ファイナルファンタジーアギト（スマートフォン、iPadなど）
・ファイナルファンタジーVII Gバイク（タブレット）
・ライズ オブ トゥームレイダー（2015年予定）
・ヒットマンスナイパー（タブレット）
・シアトリズムファイナルファンタジーカーテンコール（3DS）
・キングダムハーツHD 2.5 ReMIX（PS3）

その後の質疑応答
１－１．昔のアーケードゲームのリメイクを、特にダライアスなどタイトーのタイトルを　
　ダライアスは２年前にPSPでリメイク。他にも積極的に取り組む

２．　今後、スマートフォンとゲーム機での開発をどれくらいの比率で
　ゲーム機の需要もまだあるので、各種展開。
　モントリオールの開発会社はスマートフォンデバイスに特化

３－１．　ドラクエは今後、ソニーのゲーム機から出す予定は
　可能性はある

３－２．　PSvitaに（ドラクエによらず）ソフトを出す可能性は
　可能性はある

４－１．　ファイナルファンタジーシリーズの発売タイミングは？オンラインゲームの新作がでると旧作の利用者が減る　
　タイミングをみて、協議して決めている

４－２．　オンラインゲームでサイバー攻撃のリスクは　
　注意して対応している

５－１．　携帯向けファイナルファンタジーもドラクエも不具合があり、アプリとしてのユーザー評価が低く表示されていた　
　研究して対応

５－２．　スマートフォンアプリがボタンを押すだけでゲーム性が低い　
　今後検討していく

６．　今後クラウドゲームはどのようになるか
　外部のクラウド業者と提携し開発

７．　タブレットを機種変更したら、ファイナルファンタジーアギトのデータを引き継げなかった
　開発を見直し中


　総会のお土産
・スライムサブレ　バター風味　（1440円）
・ファイナルファンタジーX-2　クリアファイル（410円）



　来場者は1000人くらい、他の株主総会に比べて年齢層は低めです。
　休憩時間には受付横でオレンジジュースとウーロン茶を飲むことができました。

■過去の株主総会記事

2011.6.22　2011 株主総会 スクウェア・エニックス・ホールディングス

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