”とおせんぼ”
私の名前は”とおせんぼ” 腕を広げて”とおせんぼ”してるのさ この像は”とおせんぼ” 俺もぱっと見、それをしていることがよくわかる 俺は聞いた 「なんで”とおせんぼ”してるの? みんなを困らせるため?」 ”とおせんぼ”は答えた 「私は”とおせんぼ”だからさ。 作られた時にそうつけられたからね。」 もう一回、俺は聞く 「作られた時に決められたから”とおせんぼ”なんや」 ”とおせんぼ”はまた答えてくれる 「ああ、そうさ」 ”とおせんぼ”が自分でそう言うのなら、きっと”とおせんぼ”なんだろう でもな、俺には別のものにも見えるんやで 君はきっと、やさしい。 その腕をみてごらん。 包みこむように丸くなってる。 それは、みんなを包みこむようにして おでむかえしてるようにも見えるよ きっと、君は”とおせんぼ”しているように見せかけて、 ここを通るみんなをでむかえて、見守っているんやね その”とおせんぼ”のように広げた腕は、 みんなを見送り、でむかえる腕なんやろうな 待ってる人がきて嬉しい時によくやるやん 腕を広げて「待ってたよ」って あれとおんなじポーズやん 今までも、今日も、これからも、 ここで”とおせんぼ”はずっと”とおせんぼ”している でもその”とおせんぼ”は、いじわるじゃなく、 きっと優しい”とおせんぼ”なんやろうな ”とおせんぼ”は何も言わない だから俺は、そう決めつけてやった~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ ”神戸在住”めぐりの一環で、六甲アイランドに行ってきた際に撮ってきた写真に、詩を合わせてみました。いやー、詩なんて小学生時代以来ではないでしょうか(笑)。 ネット上でいろいろ見たり、今日の記事で書いたマクロスFの”娘たま”に収録されている”ねこ日記”とかにも触発されて、ひとつ書いてみました。へったくそなのはご勘弁w。 写真の”とおせんぼ”は、”神戸在住”の10巻の158ページに登場しています。六甲ライナーのアイランド北口駅で下車して、すぐの横断歩道のところにあります。 写真撮ってる時に、今回の詩を思い浮かべてました。 また、機会があれば、”よう来たな”と出迎えてもらうことにしましょう(^-^)。