IN 東京大丸ミュージアム
一番好きなモディリアニはなかったものの、
シャガール、ユトリロ、ローランサン、藤田嗣治など
20世紀初め、パリで活躍した画家たちの作品を、
多数の日本人画家も含めて展示してあって
とても楽しめました ♪
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たぶんそんな気がするだけなのだと思うのだけれど、
春めいた、ふわっと明るい色調の絵が多かった気がする。
マルケやユトリロの冬枯れの景色にも
どこか待ちわびる春の光。
この展覧会のポスターにもなっているシャガールの 「 母と子 」
これ、聖母子像だったんですね。
神々しさよりも、どこにでもいる母子のような、
ほんわかとしたあたたかさ。
デュフィ 「 シャンデリアのあるアトリエ 」
明るいオレンジとブルーの対比が眼が覚めるようですてき。
ローランサンの 「 楽器を奏でる従者と女性 」
写真で見るよりもずっと透明度の高い色調の、とても美しい一枚。
ローランサンのグレイッシュでロマンチックな色使い、大好き !
この白のシルクシフォンの透け感のある布地を見てると、
まだ寒いけどさっさと冬服脱ぎ捨てて、春夏物着たくなります。
ポール・ギアマン 「 女と思い出 」
彩度高い色使いがすてき !
ファッション画のようでもありポエム。
藤田嗣治 「 裸婦 」
線の繊細さ。 無彩に近い中での陰影にノックアウト。
東郷青児 「 手術室 」
静寂感と不思議な色っぽさ。 シュール。
グレイッシュなブルーグリーンと黒が効いてる。
子供の頃、どこかの包装紙が東郷青児だったなあ ~
どこでしたっけ ?
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東京大丸ミュージアム 3・14(火)まで。
開催期間が短いのはちょっとせわしないけれど、
長くっても逃しちゃう時は逃しちゃいますしね。
東京駅直結で夜8時までやっているというのもありがたい。
クレー、逃しちゃったけれどさ。 ( いつまでもぐちょぐちょ・笑 )
多くの作家のいいものがギュッと詰まっていて、見がいがあります !
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この展覧会のこと教えてくださった一村雨さん、ありがとうございます。
東京 2006・3・2 ~3・14 大丸ミュージアム東京
大阪 2006・3・21 ~4・3 大丸ミュージアム心斎橋
福岡 2006・4・7・ ~ 5・14 田川市美術館
京都 2006・5・24 ~ 6・5 大丸ミュージアムKYOTO
釧路 2006・7・8 ~9・6 釧路芸術館