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カテゴリ:本について
![]() なんの予備知識もなく購入。 よしなが作品にはずれは無いはず、しかし題材が大奥!? いったいこの人が女だけのドロドロをどうやって捌くのか?と興味津々でしたが、 読み始めて・・ (〃^∇^)o_彡☆あははははっ なるほどそうきたか! ネタばれでも良い?? 舞台は江戸でもそこは架空のパラレルワールド 男にしか感染しない得体のしれない疫病によって 男性人口が激減した江戸。 将軍様も女。 なので「大奥」はもちろん男。 男は子種のために存在するという。。 ---- ここでふと、マーガレット・アトウッドの『侍女の物語』を思い出してしまった。設定はまったくの逆ではあるけれど。。 男は体が弱いので(?)労働力もすべて女性が担うようになり、 将軍職も女なのになぜか価値観は前時代のまま (女名とともに男名を持ち公的な場では男名を使う、外国人に会うときには男の振りをするなど) 男前女将軍吉宗がそんな前時代的価値観に疑問を覚えつつ大奥直し?を図ります。 1巻では終わりの方でようやく動きを感じるところで終わってしまいますが 微妙にフェミニズムな匂いを感じつつ これからの展開は大いに期待できそう。 ボーイズラブ出身のよしながふみさん。 その人間観察のすばらしさは、ただの色物作家で終わらない。 まさに面目躍如たる作品では? それにしても、よしなが作品では定番となった 男前の女性と繊細デリケートな男性。 ここに人間の本質をみたり。。という感じです。 前評判の高さもあり、書店では売り切り状態らしいです。 ブックオフで半額ゲットできのは超ラッキーでした♪ ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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