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カテゴリ:ブルシット時事・国際関係学
アサヒ・コムより(9月24日)。
エストニア大統領にイルベス氏 現職破る バルト3国の一つ、エストニアで23日、国会議員と地方代表による選挙会議が大統領選出の投票を行い、トーマス・ヘンドリック・イルベス元外相(52)が現職のリュイテリ大統領を破って当選した。10月9日に就任し、任期は5年。 イルベス氏は、スウェーデン生まれで米国育ちの親欧米派。改革党など右派政党の支持を受けた。エストニアは04年に欧州連合(EU)に加盟しており、ユーロ圏加盟に向けた経済改革などに取り組むと見られる。 隣国だからか、このエストニア大統領選はこちらの新聞でも割とよく取り上げられていた。ちなみに今日9日、イルベス氏が正式に大統領に就任する。彼は安倍首相と同じ52歳。 ↑でもそうだが、イルベス氏は「国際派」の肩書で紹介されることが多い。外相の他、欧州議会議員、駐米、カナダ、メキシコ大使も務めている。93年までアメリカ市民だった。 ・・・以下、ヨタ話だけど(笑) 実は今回、イルベス氏のエストニア大統領就任で、バルト三国の国家元首が皆、「海外組」ということになる。 他の2国の元首についての簡単なプロフィール ヴァイラ・ヴィチェ=フレイベルガ(Vaira Vike-Freiberga) ラトビア大統領。カナダで心理学の博士号取得。現地で教鞭を長年とっていた。今回の国連事務総長選にも立候補(仮に当選してたら大統領職はどうするつもりだったんだろ・・・)。ラトビア語、フランス語、英語、ドイツ語、スペイン語を操る。 ヴァルダス・アダムクス(Valdas Adamkus,) リトアニア大統領。1949年にアメリカに移民。イリノイ工科大学で学ぶ。アメリカ環境保護局に勤務し、後に長官まで歴任する。また共和党員としても活動した。 バルト3国出身者は歴史的な経緯もあって、母国を離れる、離れざる得なかった人が多いのはわかる。 アダムクスのように、連邦政府の要職についていた人物が、アメリカを離れて他国の大統領になるというのは珍しい。アメリカにしてみると貴重な人材。 ただ国際派というと聞こえはいいが、裏を返すと国内での人材不足なのかという気もする。ラトビアなど依然、若者の流出が盛んで、呼び寄せに苦労しているみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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