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カテゴリ:子育てエピソード
長男5年生のある日の夕方のことです。
「ママ、しょちょうってなあに?」 「ん?どんな字?」 「多分、はじめてのしおって書くと思う・・・」 ここで気がつきました。 「女の子だけ違う教室でお話してた?」 「うん。男子はダメだって!それで○○君がドアに耳をつけたらそう行ってたって!」 その後国語辞書でひいたら○○君が初潮だろうと言ったそうです。彼は養護学校に通う女の子の話を本で読んだばかりだったので、そう思ったけど何のことかわからないと・・・ 夕飯の支度をしていたのですが、ここはきっちり話ておこうと思い3年生の次男も呼んで座らせて話しました。その少し前にムツゴロウさんの番組で交尾のシーンや顕微鏡で見た犬の精子を見ていたので何となく理解したようでした。そして最後に 「もし、女の子のズボンやスカートが汚れていても絶対に騒いだりからかったりしてはダメ!近くにいる女の先生に耳打ちしなさい。それができなかったら、ママは本気で怒る!」と話しました。これには理由がありました。 私が5年生のとき、当時の体操着は「白ズボン」と呼ばれていた布のズボンでした。体育の時間に少しおとなしい女の子の白ズボンが汚れているのに気がついた男子が騒ぎ出したのです。他の男子も何人かがはやし立てました。それに気づいた女子が彼女を取り囲むようにして保健室へ連れて行きました。まもなく彼女のお母さんが迎えにきて帰っていきました。 次の日彼女は休みました。その次の日も・・・何日かして先生が彼女は家の都合で急に引っ越したと話しました。でも、それを聞いて私たちは原因がわかりました。そして男子を睨みましたが、だれも気づかなかったようです。おそらく、彼らは知らなかったのです。 友人の話です。高学年の頃、身体が大きく元気のいい女の子がいました。男の子を押し倒して馬乗りになりました。彼女が立つときに下になった男の子には彼女のスカートの中が見えたのです。下着が汚れているのに気づいたその子は友人に○○を保健室に連れて行けと耳打ちしたそうです。意味がわからないまま保健室に行って事情を説明すると先生はすぐに対処してくれたそうです。その男の子はお姉さんが3人いたので知っていたのです。その後友人たちはずっと仲良しだったそうです。 次男のクラスで昼休みに女の子がランドセルから何かを出してポケットに入れたのに気づいた男の子が「今のなあに?」としつこく言っていたそうです。そうしたら、次男が「女子が持ってる物なんてたいした物じゃないよ。それより早くドッジしようぜ!」といって校庭へ連れて行ったそうです。その女の子のお母さんから聞きました。次男に聞いたら、「ママが前に見せてくれたのと同じだったから、騒いだらヤバイと思った。」と言いました。3年生で理解できるか不安でしたが、内容はともかく母の気迫だけは伝わっていたようです。我が子が加害者にならずに済んでよかったと胸をなでおろしました。 知らなかったでは済まされないことだと思います。そしてあとから自分のやったことに気づいたら、自分も傷つくでしょう。最近は男女一緒に初潮教育を行なう学校もあるようですが、男の子と女の子では受け取り方に差が有り過ぎて一緒にやるのは難しいという話も聞きます。無知ゆえに加害者と被害者になってしまう。そしておそらくその心の傷は一生残るでしょう。学校にすべて任せるわけにもいかず、かといって家庭では話づらいし、難しい問題です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年09月14日 19時26分20秒
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