＊モナミ＊ SMAP･映画･本

『天使のくれた時間』


もしもあの時、違う道を選んでいたら…。


あるクリスマスの日、ウォール街のやり手社長として成功している、
ジャック（ニコラス・ケイジ）は、目覚めると、
13年前に別れたはずの恋人（ティア・レオーニ）と家庭を築き、
2児の父となった「もう1人のジャック」となっていた。

自動車用品店での仕事、典型的な郊外住まいの隣人たち、
そして妻や子どもがそばにいる暮らし。

それまでの人生とはあまりにも違う生活に始めは戸惑うジャックだったが、
その生活を続ける中で、ジャックはあることに気付いていく。


よくありがちな、「目が覚めると別の人生を送っている自分になっていた」物語。
これと言って目新しいものでもなく、要するにバリバリビジネスマンだった男が、
家庭の温かさにふれ、今までの人生の無意味さに気づく、という。

愛よりも金に重きを置いている人（私）には、
ちょっと感情移入できないかもだけど。


こういう「入れ替わりモノ」見るたびに思うんだけど、
周りの人って、気づかないモンなの？
もし、自分の夫なり（いないけど）子供なり（いないけど）親なりが、
ある日突然別の人と入れ替わってた。。。

そうなったら、たとえばトイレの場所すら分からないわけだし、
こっちが誰なのかも分からないわけじゃん？
かなり挙動不審なワケでしょ？
映画の中では、「なにバカなこと言ってんの！ジョークはやめてよハハハ～」
なんて言ってるけど、普通だったら、どっかおかしい…もしかして病気かも？
って心配するよねぇ。

ストレスで自己逃避してるのか？とか、頭の血管が破れちゃったのか？とか、
真剣に心配すると思うんだけど。
「おい、大丈夫か？顔色悪いぞ？」肩ポンどころの心配レベルじゃないと思うんだけど…。


逆に、自分がある日突然違う世界の自分を演じなければいけないことになったら。。。
必死になって説明するよなぁ。
「うん、いや、あぁ、大丈夫だよハハハ～」なんて言ってらんないって。
適当に適応させていくことなんて、できないって。
頭おかしいと思われても、「今までの自分とは違うんだ！」って言うしか、なくない？


とまぁ、ありっこないことですから、いくらでも何でも言えるんですけどね。

でもちょびっと、別の人生を経験してみたいな、なんて思ったり。
頭ん中では、いくらでも違う人生、歩めるんだけどなぁ（爆）。


やっぱりアメリカ人（クリスチャン）にとって、
「クリスマス」ってのは特別なものなんだろうなぁ。
日本人にとってのお正月のようなもの？
いや、それ以上に重要なものなのかも。

そして、ビジネスよりもファミリーの方が、大事、と。


なんといっても、子供がかわいかった。
こんなかわいい子がいたら、まぁ子持ちもいいかな、と思うかもしれない。


孤独でも、ウォール街のド真ん中の、
高級アパートメントの最上階で暮らすような人生がいいな、
と思ってしまった私には、きっと天使は時間なんかくれないわねー、
と思った映画でした♪


【参考】
　goo映画　天使のくれた時間


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