1週間から10日、もっと長くなるかも…とピノコに留守を頼み、
出かけるブラック・ジャック。
「は~い♪あらまんちゅ~」と応えるピノコに、
「いつもよりやけに素直だなぁ」
「今日は笑顔で送るのよさ。それが妻としての当然の義務♪
それに、韓流ドラマの最終回見なきゃなんないしー」
…ピノコまで韓流ブームかよ。。。
恩師・戸隠先生からの急な依頼で、ブラック・ジャックは機上の人。
やっと3回目の海外出張ですかね。
ふと思ったんだけど、ブラック・ジャックって、
どうして日本にいるんだろう?
もうちょっとこうさ、ブラック・ジャックの過去を知る人なんかいなくて、
うるさく言われず、お金持ちもたくさんいるところに、住めばいいのに。
それはさておき、ブラック・ジャックが降り立ったところは。
どこの国かは分かりませんが、アフリカでしょうかね。
ライオンがいるんだから。
戸隠先生が取り出したのは、小さいライオンの剥製。
小さいライオン…ちょっと欲しいかも。
「組織萎縮症」という病気で、体の組織が縮んでいく、
という奇病らしい。
しかも伝染するという。
全身が、等しく縮んでいくのかなぁ?爪とか髪の毛とか、死んでる組織も?
「なぜ発表しないんですか!?」と訊ねるブラック・ジャックに、
「発表などしてみろ!世界中が恐怖でパニックになる。
この地域を封鎖し、病気もろとも全ての生命を抹殺するやも…」
この奇病の治療法を見つけてもらうために、
ブラック・ジャックを呼んだのだ。
2千万の治療費を提示するが、背を向けるブラック・ジャック。
「話になりませんね。最低でも1億いただきたい」
さすがブラック・ジャック、最高。
恩師といえども、ふっかけます。
「地球上の全ての生命を救うことになるんだぞ!」という言葉に、
「関係ない」と一蹴。
「分かったぞ、君はこの病気が、恐ろしいんだ。感染が怖いんだろ?」
うーん、さすが恩師も恩師だな。
ブラック・ジャックの煽り方も、よく知っていらっしゃる。
「だとしたら手遅れかもしれんな。
なぜなら君は、発病患者に直接手を触れてしまった」
驚き立ち止まるブラック・ジャック。
なんと戸隠先生も、発病していたのだ。
接触感染なの?というか戸隠先生、うつすなよ!
「君が帰国すれば、世界中にこの病気をばらまくことになる」って、
ブラック・ジャック以上に、コスい医者だな(笑)。
観念したブラック・ジャックは、戸隠先生の体を調べ始める。
発病した動物たちも集めようと、息も絶え絶えのサイを見つけ、
運ぼうとするが、最後の力を振り絞ったのか、サイが攻撃してきた。
角で傷つけられた助手。
「私も感染した…!もうダメだ…」
パニックになる助手。
「こんなところに1秒でもいたくない!このまま逃げましょう!」
という助手に、耳を貸さないブラック・ジャック。
しかし銃で脅され、車を奪われる。
その頃、留守番のピノコが、ブラック・ジャックのカップを割ってしまった。
悪い予感を感じる、ピノコ。
遅々として研究が進まない中、感染地域も広がっていき、
戸隠先生の体も、ますます小さくなっていっている。
車を走らせていると、村から逃げてきた親子に出会う。
「近づかない方がいい。あれはきっと神の裁きだ」
しかし、その村に向かうブラック・ジャック。
そこで見たものは…。
縮んだ大勢の村人たちが、息絶えていた。
「この病気は、飢饉のひどい地域に限られるのかも」と、
思いついたブラック・ジャック。
しかし確信は、ない。
根を上げそうになるブラック・ジャックに、
「わしの体を実験台にしてでも打ち負かしてみろ!」と、戸隠先生。
「恨んでいるかね?こんなことに巻き込んで、本当にすまん…」
麻酔で眠りに付く戸隠先生。
しかし、手術の効果は現れず。
戸隠先生の体は、変わらず縮んでいく。
ふと麻酔から目覚めた戸隠先生。
「君は以前、飢饉の地域で病が起こると言ったな。
野ねずみは、エサが不足すると、生まれてくる子は小さく弱く、
生き延びる個体が少なくなる」
「しかしそれは病気じゃない。自然現象だ」
「そうだ、それと同じじゃないのかな…」
「何ともないのに死ぬのを、自然の仕組みと言うんですか!」
「俺にヒントをくれ!」と、雷雨の中で叫ぶブラック・ジャック。
「ヒントをくれたヤツには、1億、いや10億でも欲しいだけくれてやる!」
一体あなたは、誰に向かって叫んでるんですか…?
研究を始めてひと月。
全く埒が明かない。
と、戸隠先生の飼っているオウムには、異常がないことに気づく。
飛んでいくオウムを、追うブラック・ジャック。
とそこでは、草食であるはずのシマウマが、死んだ仲間の肉と、
土を食べていた。
その土を持ち帰るブラック・ジャック。
そしてついに、縮む症状を抑える薬ができた。
しかし、病気の正体は、分からぬまま。
戸隠先生に薬を投与しようとするが、それを拒む。
「もういいんだよ。この病気には、正体などなかったのかもしれん。
もし何のせいだと言うのなら、これは神の警告だ。
わしには、神の思し召しが見えるようだ。
飢饉の中で生き物が小さくなるということは、
限られたこの地球という惑星で、命の全てが生きていくには、
体を縮めなくてはだめだ、という意味なのかもしれん…。
それでも人間は、生き続けていくのだろう…」
息絶えてしまった小さな戸隠先生を胸に抱え、
満天の星に叫ぶ、ブラック・ジャック。
「神様とやら、あんたは残酷だぞ!
医者は病気を治して命を助ける!
その結果、世界中に生き物が溢れ食糧危機が起き、
多くの命が死んでいく!
そいつがあんたの思し召しなら、医者は何のためにあるんだ!!」
うーん、今週も苦悩してます、ブラック・ジャック。
ピノコは、取ってつけたような出演でしたけど、
でも、あの搾り出すような名台詞はそのままで、よかったでした。
!!!!!!!!!
次回は!!!!!
やっときましたか!!!!!!!!
ピノコ誕生秘話!!
…って1ヶ月も後ですか(涙)。
カルテNGは、崖から滑り落ちるブラック・ジャック。
おっちょこちょいなんらから~。
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【参考】
ブラック・ジャック-日テレ公式HP
『ブラック・ジャック Vol.1』 8/3発売
「Karte:00 オペの順番」「Karte:01 消えた針」収録
BJ |