*モナミ* SMAP・映画・本
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『SAYURI』 貧しさゆえに、置屋に売られた幼い少女、 千代(大後寿々花)。 姉とも引き裂かれ、おかあさん(桃井かおり)の厳しい躾や、 姉芸技(コン・リー)の仕打ちに耐える日々だった。 姉と逃げる約束もかなわず、生きる希望を失い、 橋の上で泣いていた時、立派な身なりの、 会長と呼ばれる、ひとりの紳士(渡辺謙)に、 声をかけられる。 「もう一度、あの人に会いたい。 芸者になって、あの人とこの橋を渡りたい」 儚い願いを胸に、少女は厳しい稽古にも耐え、 やがて花街一の芸者、さゆり(チャン・ツィイー)となる。 原作を先に読んだのだけど、 原作の方が、断然よかった。 と、ありがちな感想を言ってみる(笑)。 外国人女優が日本人の芸者を演じ、 日本人女優が英語で日本人を演じる、違和感。 全てはその、不自然さのせいだと思って、 途中から吹き替えで見たけれど、違和感は消えず。 芸者の世界もその時代も、実際に見たことないから、 どうこう言えるもんでもないんだけれど、 なんていうか、なんか違うんだよね。 所詮外国人が描く日本だから、 あれやこれやがおかしいのは、しょうがないことで、 この際目をつぶるとしても、どうしてもなにかが、 引っかかって。 なんというか、「日本人の心」的なものが、 大切であろうこういう映画で、 日本人でない女優さんが演じるのは、 やっぱりどこか不自然。 「芯の強い女性」は分かるけれど、 従順さの中に秘めた強さのある日本人女性じゃなくて、 強気な西洋人女性に、なっちゃってるんだよね。 立ち居振る舞いや目線だとかにも、 そういうのが現れてて。 ちゃんと、日本人の演技指導者付ければよかったのに、 そんな余裕はなかったか、それとも、 そこまでする必要はない、どうせ分かりゃしないんだ、 と思ったか。 「豪華絢爛」も分かるけれど、なんかそれも、 そうじゃないんだよね、と感じたり。 説明できないけれど、ただただ派手で、 ゴージャスなだけじゃなくて、 華やかさの中にある、控えめな美、というか。 多分、日本人にしか分からない、違いだと思うんだけど。 原作は、アメリカ人作家のものだったけれど、 その辺の描写も、すごくよかったのに。 アメリカ的なハッピーエンドを除けば。 ラスト、会長さんと結ばれるところが、 やや唐突過ぎたのがまた、驚きだったけど、 2時間半の映画でも描ききれない日本の美は、 奥深くて美しいなぁ、と思えた、映画でした。
【参考】 SAYURI 公式HP goo映画 『SAYURI』
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