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2007.02.01
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カテゴリ:映画


『ノートルダムのせむし男』


ルイ11世治下のパリ。
ノートル・ダム寺院の鐘楼守カジモド
チャールズ・ロートン)は、生れつきせむしであり、
ひどく醜い男であった。

20年ほど前に、寺院に捨てられていたのを、
フロロ伯爵(セドリック・ハードウィック)が拾い上げ、
彼の兄である司教に托したのであった。

ジプシーの娘エズメラルド(モーリン・オハラ)は、
禁を破ってパリの市中に現われ、
役人に追われ寺院の中へ逃げ込む。

司教は、彼女を鐘楼に隠まおうとしたが、
カジモドを見た彼女は驚き、外へ逃げ出す。



1937年の映画にしては、驚くほどの特殊メイクで、
恐れるというよりも、見ていて悲しくなるほど、
醜い姿のカジモド。


外見の醜さと、心の醜さは、
必ずしも一致しない、というお話。

自らの欲望ばかりを述べる教会の人々の中で、
ジプシーの仲間たちを救って欲しいと祈る、
エズメラルドのように、外見も心も美しければ、
言うことないんだけれど。

そんな彼女でさえ、カジモドの顔を見て逃げ出し、
凛々しいフィーバスに惹かれてしまうのもまた、
真実か。


異形のものに対する蔑みと、異民族に対する制圧。
新しい技術や思想に対する弾圧。
どれも、異なるものを恐れている、ということ。

正しく知りさえすれば、必要以上に恐れることも、
嘲ることも怯えることも、ないものを。

しかし、教会という「聖域」は侵してはならぬ、
という不文律が、正しく機能しているのも、
この時代の固定概念や無知ゆえ、というのがまた、
皮肉なもので。


醜い姿のために、みなが蔑む中で唯一、
優しくしてくれたエズメラルド。

彼女を手に入れようと企む男に、
殺人の濡れ衣を着せられ、処刑されようとする彼女を、
命がけで救うカジモド。


助け出したエズメラルドに食事を出し、
「食事がまずくなるから、あっちへ行ってる」

なんて悲しい…。

そんなカジモドを引き止めたエズメラルドに、
自分の醜さが辛いと嘆くカジモド。
人間でも獣でもない、ただの醜い生き物だと、
むせび泣くカジモド。

その姿のせいで、生まれてからただの一度も、
誰にも優しくしてもらったことのないカジモド。
聖堂の鐘たちだけが、友達だったカジモド。
優しくされる喜びを知り、全身で鐘を鳴らすカジモド。


救ってくれた男と一緒に去るエズメラルドを見ながら、
いっそ石になれたら幸せなのに…と呟くカジモドに、
切なくてたまらなかった映画でした。


ディズニー版ノートルダムは、コチラ↓

『ノートルダムの鐘』

『ノートルダムの鐘 2』

これも、泣いたなぁ…。



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最終更新日  2007.02.01 20:52:03


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