＊モナミ＊ SMAP･映画･本

『シークレット・ウインドウ』


人気ミステリー作家、モート（ジョニー･デップ）の前に、
「自分の作品を盗作した」と詰め寄る謎の男、
テッド（ジョン・タートゥーロ）が出現。

身に覚えのないモートだが、それと同時に、
彼の周辺で次々と怪事件が起きはじめる。

やがて、モートの巻き込まれる不条理な事件は、
次第にエスカレートしていく。


クレイジーなジョニデシリーズ、第何弾？（笑）
どうしてこの人は、こんな狂気な役が、
こんなにもハマるんだろう。

寝起きのボサボサ金髪に、黒ぶち眼鏡。
郵便局の受付の女性が言ってたように、
「彼ってキュートだわ♪」と、思わずつぶやきたくなっちゃう。


そんな、一見モッサイ小説家の彼が、
見も知らぬ男から、盗作疑惑を突きつけられ、
しかも彼の身辺では、不可解な事件が起こり、
ついには殺人まで。

なんで警察に言わないの？
なんで誰かに言わないの？
何かしら証拠が、残ってるでしょ？
盗作じゃないと、証明できる何かがあるはずでしょ？

と思っていたら…。


先日読み終わったキング作の、『ダーク・ハーフ』と、
被るかもっちゃぁ、被るかも。

あれは、作中の人物じゃなくて、
もうひとつのペンネームだったけれど、
ようは、自分の中の、もう一人の自分…ってことか。


サスペンスは、あまり得意ではないのだけど、
追い詰められいくジョニデの、怯えた表情と、
話の展開に惹きつけられて、あぁ、くるよくる…！
ってドキドキしながら、見てました。

それにしてもエンディングの、奇妙に明るいジョニデが、
余計に不気味で、恐ろしい…。


自分の作り出した小説の中の登場人物が、
実態を伴って現れる。

キング本人が、自分自身の隠された性格を、
作中の人物に投影しているのかも。。。

なんて思った、映画でした。


『Four Past Midnight』

著：スティーヴン・キング

【参考】
　シークレット･ウインドウ　オフィシャルサイト

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