*モナミ* SMAP・映画・本
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『イニシエーション・ラブ』 著:乾くるみ 僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。 やがて僕らは恋に落ちて…。 甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを、 瑞々しい筆致で描いた青春小説―。 と思いきや、最後から二行目で全く違った物語に変貌する。 ミステリーだという知識もないまま、ありがちな恋愛小説だと思って、 読んでいたのに、最後のページを5回ぐらい読み直してしまった。 へっ?どういうこと???と。 夕樹(たっくん)=辰也??? どこで入れ替わった? でも辰也が、マユとの過去を振り返ってるのも、 たっくんの行動とは違ってるし。 どういうことーーー?? と、あるところでネタ解説を読んでから再び読み返してみると…。 そういうことか…。 全く違った物語になっちゃいました。 ところどころ違和感を覚えた部分は、そういうことだったのか。 ちっとも青春ラブラブ小説じゃないよ! マユちゃん可哀相…って、なんてヒドい男!って思ったけど、 逆だよ、逆! ちょっとマユちゃんが羨ましい…と思ったけれど(笑)。 でもさ、2人の男の苗字が一緒ってのは、アリ? あーだからありがちな名前にしてるのか。 道明寺とか伊集院とかだったら、そうそういないわな(笑)。 しかしまぁ女はしたたかというか、男はウブというか。 男は色々と真剣に悩んでるのに、女の笑顔にコロリと騙され。 でもマユは、女友達にもほんとのことは言ってないのよね? そう考えるとますますマユという女が、狡猾に思えてくる。 時代背景が80年代後半なんだけど、懐かしいことこの上ない。 携帯電話はなく、テレカの度数を気にしてする長距離電話。 ホンダのシティのデートでは、「男女七人夏物語」で盛り上がり、 カーステレオから流れるのは杉山清貴にBOWYのテープ。 今よりも二股が成立しやすい、のどかだった時代、なのだろうか。 いやもしかしたら、二股どころじゃなかったのかもしれない。。。 これは絶対に映像化できないな、と思った一冊でした。
【参考】 ◆乾くるみの著書は→
メイキング・オブ・マッドマックス 怒り… 2015.07.24
『家族の言い訳』 著:森浩美 2015.02.07
『あなたに褒められたくて』 著:高倉健 2015.02.05
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