Spiked shoes
次男のスパイクである。 可愛い。昨日、家族で食事に出掛けた時に女房の希望で途中業務用食材を扱うスーパーへ寄った。冷凍食品などの廉価品を買うためである。我家は5人家族、子どもは男3人なので、食費が嵩む。駐車場に車を止め店内に入ろうとすると、「お父さん、あそこのスポーツ用品店行きたい。」と次男が言う気付かなかったが、”ショップ”ではなく、次男の言うように昔乍らの”スポーツ用品店”がある。女房の買い物に付き合っても退屈なので、次男と覗いてみる事にした。地域密着型の店なのだろう、店内には、小・中学生向けの商品が多い。店員と言えば若い男性と50歳台の女性の二人だが、寂れた感じはなくグローブなども豊富で、品揃えは良いと思う。ブラブラ見ていると、次男が凝視しているものが有った。写真のスパイクである。「お父さん、これ金本と同じ線入ってる!。」(次男はバッターは金本、ピッチャーではウイリアムズのファンである。)「うん、、おぉ、オニツカやな。欲しいんか?」「うん、欲しい。」「よし、買ってやろう。」実は夕方のキャッチボールで、ピッチングをした時に、80球投げて半分ストライクで、そのうちの10球を”外角低目”へ投げたら、「野球の道具を買ってやる。」と約束したのである。結果は、52球ストライク、12球の外角低目だった。外角低目に拘ったのは、会社の先輩から「少年野球で外角低目にコントロールできれば、そう打たれない。」と聞いたからである。見事達成したのだから買ってやるのが約束だ。「このオニツカの子ども用下さい。」と言うと男性店員が怪訝な顔をする。奥から女性が笑いながら出て来て、「すいません。この子に”オニツカ”と言っても分からないんです。」という。親子のようだ。そうだ、今は”オニツカ・タイガー”ではなく、”アシックス”に社名が変わっている。歳が分かる...。(汗・・。)買って、スーパーへ帰ると丁度女房も出て来たところだった。靴の箱を見て、次男に問う女房「どうしたん?」次男「お父さんに買ってもらった。」女房「幾らなん?お父さん」私「¥4,500...。」女房「え~ぇっ!それやったら学校へ履いて行く靴を買ってくれたらヨカッタのに。。週に1回しか履けへんモノに¥4,500も出すの勿体無い。」私&次男「・・・・・・・。」可哀相に、次男は悪い事をして怒られた時のように俯いている。どうやら男のロマンは女には分かってもらえないらしい。スパイクに¥4,500だすのが”勿体無い”ないのなら女房が毎月通販で買っている天然化粧品は、”ドブに捨てている”と思うのは私だけだろうか?