忘年会やら挨拶回りやら年賀状やらとあわただしい日々が過ぎたと思ったら・・・クリスマスの頃から最年長の猫・ネネ(チンチラのメス/20歳くらい)の容態が悪くなり、帰宅しているときはいっしょに居るようにしている。もう目も見えなくなっており、とうとう立ち上がれなくなってしまった。衰えがまず目に来て、ついに足にまで来てしまったらしい・・・
弟が長く飼い、結婚するというので引き取った白猫だ/義妹が猫の毛にアレルギーなので。3年前に顔が90度曲がってしまい、エクソシストの映画を観るようで、慌てて動物病院へ連れて行ったことがある。脳圧が下がって、こういう症状になるケースがあるらしい。犬でたまにあり、猫では珍しいと。脳腫瘍の疑いがあり、あまり長く持たないかも知れないとも。数日の入院で薬を投与してもらい、完全に元には戻らなかったものの、普段の生活に復帰することができた。
それから3年だから、よくがんばったなあと思う。しばらく前から、寂しいのか不安なのか、鳴き声を上げて呼ぶようになっていた。変だなと思っていた。今は、本能から別れの日が近いことを予期していたのかなと思えなくもない。
弟が過ごした部屋が、ネネの部屋となり・・・できるだけそばに居て過ごすようにしている。
特濃牛乳を与え、現在のところ、立って歩けないけれども、小康状態。命を統べる自然の最期の配慮なのかも知れない。かつてガブリエル・マルセルは「神の配慮」と呼んだ。しかし、どっちだっていい。ネネには同じことだから。
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