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森へ行こう(心とからだと子育てと)

森へ行こう(心とからだと子育てと)

<気質の一言>

ブログの方で書いている「気質の一言」をここにまとめておきます。
これをお読みになってさらにご興味が湧いた方は気質に関する手作り小冊子を2冊発行しているのでそちらをお読み下さい。(1冊500円、2冊で800円です。)

色々なところで気質のワークショップもやっています。(6回1タームの連続講座です。3タームまでやります。)仲間を集めてお呼び下さればお引き受けします。ご相談下さい。

ちなみに私の気質に対する考えは、シュタイナー教育の気質を基にしていますが、それに数知れないほどのワークで得た新しい考えなども加えていますので私独自のものになってしまっていると思います。ご了承下さい。

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(6月16日)
人間には「心」と「からだ」があります。
そして、それらは必ずしも同時には成長しません。
また、気質によっても成長の仕方が違います。
胆汁質と多血質の子は「からだ」(行動)から育ちます。
粘液質と憂鬱質の子は「心」(感覚)から育ちます。
別の言い方をすると胆汁質と多血質の子は「外側」から育ち、粘液質と憂鬱質の子は「内側」から育つと言うことです。
ですから、粘液質と憂鬱質の子の育ちは、胆汁質や多血質の子どもの育ちに比べて遅れているように見えてしまいます。
でも、内側の育ちは粘液質と憂鬱質の子の方が、胆汁質や多血質の子ども達より進んでいることが多いものです。(胆汁質や多血質の子どもはただの反応だけで動いている場合が多い。)
でも、粘液質と憂鬱質の子どもたちは自己表現をしないのでよく観察していないとその内側の成長の度合いを知ることが出来ません。


(6月15日)
憂鬱質の子は、“ウジウジ”しています。
胆汁質の子どもは、“パキパキ”しています。
多血質の子どもは、“ウキウキ”しています。
粘液質の子どもは、“ボー”っとしています。
でもこれは「だから憂鬱質がだめで胆汁質がいい」ということを言っているわけではありません。
憂鬱質の子はウジウジしながらパキパキしている胆汁質の子が感じようなことを感じ、考えないようなことを考えています。
それゆえに、憂鬱質の子は胆汁質の子が犯すような間違いを起こさないのです。

(6月14日)
私は気質には二種類あると考えています。
それは「生まれつきの気質」と「生活の中で学習した気質」の二種類です。
「生まれつきの気質」は体型、声、体質などに現れています。
それに対して、「生活の中で学習した気質」は育ちの違いによって作られていきます。
これはその人が育った文化や風土、親の気質や職業などの影響を受けています。
一卵性の双子でも、一人は生まれた時から日本で、日本語で生活していて、もう一人はアメリカで、英語で生活していたら、気質に違いが生まれると言うことです。
また、同じ気質の人でも肯定されて育てば胆汁的、多血的な要素が強くなりますが、否定されて育てば憂鬱的、粘液的な要素が強くなります。
この違いがあるので気質が分かりにくいのです。そして、ドイツ人が書いたドイツの人を例に取った気質の説明が、我々日本人には理解しにくいのです。

(6月11日)
四つの気質の中で子育てが困難のは「胆汁質」と「憂鬱質」の子どもたちです。
この二つの気質の子どもに関する相談が一番多いのです。
お母さん達は、胆汁質の子どもに対して「手に負えない」と言います。
憂鬱質の子どもに対しては「理解出来ない」と言います。
そして、子育てが一番深刻になってしまいやすいのが「憂鬱質」の子どもです。
多血質の子は放っておいてもそれなりに成長します。
粘液質の子は静かで大人しく、行動的ではないので子育ては楽なんですが、手がかからないといって関わってあげていないと、成長が遅れます。

(6月9日)
胆汁質の人は他者を変えようとし、憂鬱質の人は自分を変えようとし、多血質と粘液質の人は今のままで満足です。
ですから、胆汁質の人が憂鬱質の人を追いつめると困ったことになります。
時として、憂鬱質の人は自分の心が崩壊するまで自分を追いつめることになってしまう事すらあります。
私はそのように追いつめられて鬱病になってしまった人を数人知っています。(ワークに参加してくださった方のご主人です。)


(6月7日)
昔のギリシャの人は、この世界は地・水・火。風の四つの要素で出来ていると考えていました。
ただし、この四つは物質としての要素ではなく、働きの象徴としての要素です。
現代人はこのようなことを聞くとバカにしますが、視点の置き方が違えば表現の仕方も違うものです。
物理学的な言い方をすれば、「この宇宙はエネルギーと斥力と引力で出来ている」という表現も出来ますよね。物質で出来ているなんて言いません。
それと同じです。
分子や原子や素粒子にこだわる人は頭が固い人です。視点を変えると世界も変わった姿を見せてくれます。
そして、気質の多血質、胆汁質、憂鬱質、粘液質はそれぞれ「風」、「火」、「土・石」、「水」に相当すると言われています。
ですから、四つの気質が集まると、「全体」になるようになっているわけです。

(6月5日)
気質は性格分類ではありません。
人と人とのつながりの中での役割の違いであり、エネルギーの流れの違いです。
また、気質は自然ともつながっています。
春夏秋冬は、それぞれ「多血質」「胆汁質」「憂鬱質」「粘液質」に対応しています。
つまり、「多血質の人」とは「春のような特徴を持った人」ということです。

(6月3日)
胆汁質は自由に行動できる場所を探します。
多血質は仲間がいる場所を探します。
粘液質は気持ちのよい場所を探します。
憂鬱質は安心できる場所を探します。

(6月1日)
多血質と憂鬱質は気まぐれです。
でも、多血質は周囲の状況に支配され、憂鬱質は自分の考えに支配されます。
つまり、多血質の気まぐれを支配しているのは外因的ですが、憂鬱質の気まぐれを支配しているのは内因的だということです。
だから多血質の気まぐれはその理由が分かりやすいのですが、憂鬱質の気まぐれは理解不能です。
粘液質と胆汁質は決めたことはちゃんとやります。

(5月31日)
気質には「多血質」「胆汁質」「憂鬱質」「粘液質」の四つの基本要素があります。ただし、これらは色に例えると「原色」にあたるので、普通の人の気質はこれらの要素が混ざった状態として考えられています。
多血質の人は感受性が豊かな感情を持っています。
胆汁質の人は強い意志と強い感情を持っています。
憂鬱質の人は不安定な感情と深い思考力を持っています。
粘液質の人は安定した感情と冷静さを持っています。

(5月30日)
今日から「気質の一言」を書いていきます。(毎日かどうかは不明・・・)
興味を持たれた方は私が書いた小冊子をお求め下さい。
胆汁質の人は成功したことは良く覚えていますが、失敗したことはあまり覚えていません。それで、他の人が失敗した時のことを言うと怒り出すか、運が悪かったか、誰かのせいにします。
憂鬱質の人は失敗した時のことは良く覚えていますが、成功したことは良く覚えていません。それで人が成功した時のことを言うと“まぐれ”とか、“運が良かったから”などと言います。
ちなみに胆汁質の人はまぐれで成功しても、「実力だ」と思い込みます。
多血質や粘液質の人は成功とか失敗にあまり興味がありません。
胆汁質の人は、冷静に自分の失敗と向き合えるようになると成長します。
憂鬱質の人は、素直に自分の成功を喜ぶことが出来るようになると成長します。


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