カテゴリ:マンガ・コミック好き
コミックには珍しいんじゃないか?って思うマジックネタの漫画ですね
細野不二彦先生の漫画は結構好きで、よく読みます。 その中で「太郎」や「ギャラリーフェイク」は超お勧め漫画ですね。 この「ダブル・フェイス」は、街金の陰のオーナーであり、表では街金の冴えない営業マン、春居筆美(はるい・ふでみ)が主人公。 陰のオーナーという隠れた顔とDr.WHOO(ドクター・フー)という裏の顔をもち、冴えない営業マンの春居筆美の顔と裏の顔のDr.WHOOを取って「ダブル・フェイス」で現している。 カードマジックをする人なら「ダブル・フェイス」って聞けば、お?って反応するもの。 そう、つまりは先にも書きましたが、マジックの話がこの漫画に出てくる。 そのため、この漫画を読むと、時折マジックのタネも解説されている。 ストーリーはマジックというよりも、トリック駆使して、世にはびこる理不尽な輩を弱者にかわってDr.WHOOが懲らしめる。 普段の春居筆美は弱々しく憎めない存在なのだけど、Dr.WHOOになると途端に人を食ったような性格になる。ある時には常軌を逸脱したような声を発したり、妙なナルシストの面を見せたりと、2面性のギャップが大きくて理解出来ないところが面白い。 トリック面では、普段マジックで使うようなものから、ちょっと金掛かり過ぎやない?っていうような大がかりなものまで色々。でもそのトリックには少なからず興味を持って読むことができる。 相手役?の小泉じゅんの不思議な洞察力に翻弄される春居筆美だけど、小泉じゅんの天然な無垢の性格で危機を乗り越える点も話を面白くしている。 「太郎」や「ギャラリーフェイク」に比べれば、少々話に無理があるところあって若干見劣りするけど、これはこれで面白く読める。 現在1~4巻まで読み終わった。 参考: ダブル・フェイス(1) ビッグコミックス 著者:細野不二彦 出版社:小学館 サイズ:226p 発行年月:2003年03月 最新刊は10巻(続刊中) あらすじ 街金融、月影ファイナンスに勤める春居筆美は、気弱で押しも弱く今日も取引相手に馬鹿にされるダメな営業平社員。しかし、彼にはもう一つの顏があった。悪党にだまされ、苦しめられている弱者を救うため、得意の魔術を駆使し悪党に制裁を加える月影ファイナンス影のオーナーである魔術師、Dr.WHOO(ドクター・フー)という名のもう一つの顏が。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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