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テーマ:ドール(2167)
カテゴリ:その他の少女ドール
こんにちは 久し振りに 皆様の所ではどうでしょうか
昨日 晴れ渡った朝の庭で こんな子の写真を撮りました この子は私のインゲボルグです 100年ほどを生きてきた 永遠のお嬢様です
この子を一目見て その明るい表情と 話しかけてきそうな口元にとても惹かれました 100年経って 尚 新鮮で瑞々しいお人形 到着を どんなに待ったことでしょう 私にとっては 初めての本格的なアンティークのお人形でした
でも やってきた子は 笑ってはいませんでした 上の写真は 2003年の秋 箱の蓋を開けて そっと廊下に出して 初めてこの子を撮った写真です おびえたような固いその表情に 私は戸惑いました 怒っているようにさえ見えてきます あんなに穏やかに微笑んでいたのに この子は本当にあの子なのかしら・・・ かなりガッカリして 箱に戻そうとした時でした ん 何か変 靴下を脱がせようと思って こんな状態であることを発見しました なんと かわいいアンヨが 足首でポッキリと折れていたのです 辺りに おがくずのような詰め物が飛び散りました 私は絶句しました 何と云うこと・・・・・・
お譲り下さった方は保険をかけてお送り下さっていました 返品すると 運送会社がお人形を引き取って 保険会社から購入額が返るそうです でも その後 この子はどうなるのでしょう 廃棄処分。。。 その言葉が頭の中をぐるぐる駆け巡りました
私は この子に出会う直前に 有名なビスク作家さんのHPに巡り合っていました そこには「 お人形の修理コーナー 」があって まさかお世話になるとは夢にも思わず でも 虫の知らせか そのコーナーをお気に入りに入れていました わたしは 意を決してその先生にメールしました そして半年ほど後 この子は無事健康な足を取り戻してわたしの元に帰ってきました ほらね 傷の内側には新しい皮が張られているそうです 帰宅後 この子を インゲボルグと名付けました インゲボルグは晴れ晴れとした 健康そうな笑顔を取り戻していました ね ちゃんとタッチできるでしょ ママがウィッグ替えてくれたのよ 似合ってるかどうか ちょっと心配しているの お洋服も たまには交換してくれたら もっと嬉しいのになぁ~
時々 驚くほど表情の変化するお人形がいます インゲボルグも わたしにとって そんなお人形の一人です 来てすぐに撮った写真を見ると 痛かったのね 痛くて泣いていたのね と 今もかわいそうで胸が詰まってきます インゲボルグがいつまでも この笑顔を失わないで この先の100年を行き抜いてくれることを 願ってやみません
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Last updated
February 14, 2007 12:35:21 PM
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