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カテゴリ:ちびつこ旅日記【東北】
「ふふふ~~~ん♪」 なんだ??(^^; ずいぶんうれしそうだね、しらすくん。 「そりゃそうだべ(^^) オイラ、地元に帰ってきたべ!」 地元・・・?って、ドコ? 「じゃおうだべ!」 じゃおう?? ・・・・・・。 蔵王か!? 「そうだべ!ちなみにここは山形県側の蔵王スキー場だべ」 雪がないとなんだか様子が違うね。 「そうだべ。それにもう蔵王は紅葉真っ只中だべ!」 え~~!?そうなの!? 「そうだべ!じゃ、オイラがじゃおうの山を案内してやるからついてこいだべ!」 うん!いくいく! そんなわけで、ぼてぽては先週、ある用事があり、はるばる東北地方まで足を伸ばしてきました。 まずはしらすの“地元”らしい山形県側から山にのぼり、宮城県は蔵王町、そう、御釜で有名な蔵王山頂を目指しました。 さあ、どんな景色が待っているのかな(^~^) 「所々真っ赤なもみじが見られるべ」 ほんとだ~!でも山が全部赤くなるまでにはもう少し時間がかかりそうだね。 「そうだべ。でも蔵王の山はもうすっかり冬の気温だから、この時期を逃すとすぐに葉っぱが枯れてしまうんだべ」 へ~。葉っぱも寒さにはかなわないんだね。 「あんまり寒いと色づく前に葉っぱが落ちてしまうそうだべ。じゃ、ちょっと山の中に入ってみるべか?」 うん。ねえ、あんまり奥までいかないでよ?(^^; まっ黄色だね~!! 「葉っぱの先っぽが赤く染まっているべ」 山の中もすっかり空き色だね! しかし山の中だけあってなんだかひんやりするね。 「そうだべか?オイラはちょっと暑いくらいだべ」 そりゃそんなクマの毛皮を着てれば暑いでしょうね・・・(-_-) 「さあ着いたべ!ここが蔵王の山頂だべ!」 わ~~~!!すごい景色だ!! しかも紅葉してるね~! 「なかなかの景色だべ!」 しかししらすくん、ものすごく寒いんですけど・・・。 「そりゃそうだべ。山頂の気温は10度ないべ」 え~~~!? だってまだ10月だよ!? 「ここをドコだと思っているべか?」 あ・・・。 そうだよね。樹氷で有名な蔵王だもんね(^^; しかし木々の背が低いこと。 「そりゃそうだべ。こんな強風に吹かれてわざわざ背をのばそうとする木なんてあるわけねぇべ」 そっか。なるべく強風に当たらないように、自分たちで工夫して背を低くしているんだね。 「木はおりこうさんだべ」 本当だね。植物にも知恵があるみたいだね(^^) わ~~~~~!!!すごいすごい!! 「これが蔵王の御釜だべ!」 聞いたことはあったけど見るのは初めてだよ!! すごい景色だね!! 「空も近いべ(^^)」 本当だね! しかしキレイな湖だな~~! 「よく見ろだべ。太陽の光が当たると御釜の色がかわるんだべ」 ん・・・? おお~~~!!本当だ!! 波を打つように色が変わってく! 「この御釜は酸性だからここに生き物が住むことはできなんだべ」 へ~。じゃあ、御釜の付近にはガスも出てるのかな? 「そうだべ。だからロープが張ってある中には入れないんだべ」 ほう、なるほど。 しかし風がつよいね~~!! ぼてぽて飛ばされちゃうよ!! 「じゃ、オイラが飛ばされないようにちゃんとつかんで写真撮ってくれだべ(^^)」 そ、そんな余裕はないよ!! 手がかじかむよ~~~!! (ちなみに、蔵王山頂は風で体が押されてしまうくらいの強風で、素手でいるとしもやけになるほどの気温でした・・・) 気温が8度だって!!! 「そりゃ涼しいべなぁ」 あんたねぇ・・・。 10月で8度って、東京じゃ真冬の気温だよ(><) 「オイラにとっては快適な気温だべ」 そうですか・・・。 「さて、ここは宮城蔵王側にある“不帰の滝”だべ」 かえらずの滝? どういう意味で名づけられたんだろう? 「ここを訪れた人が帰るのを忘れて景色に見惚れるほどすごい景色だから名づけられたっていう説と・・・」 ふむふむ。 「昔、ここには鬼ババが住んでいて、登って来る男を捕まえて生き血を吸ってはこの滝に落としたそうだべ。だから下の人たちが“あの山へ行って帰ってきた者はいない”ということから名づけられた、という説があるそうだべ」 へ~~。 っていうか、前者の方でお願いします(^^; 「そうしとくべか(^^)」 でもさ、確かにすごい景色だよね~~! っていうか・・・・・・。 「ん?なんだべか?」 し、下見て!! 「おおおお~~~~~!!!」 しらす!飛び降りないでよっ!? 「だ、大丈夫だべ!」 さすがのしらすも足がすくむほどのものすごく渓谷。 そしてなにより不思議な色をした蔵王の御釜。この御釜、蔵王を代表する冬の名物でもある樹氷と並ぶ蔵王の象徴的観光名所であります。 観光バスも次々とやってくる蔵王エコーライン&蔵王ハイライン。 もちろん山頂につくまでの景色もサイコーです(^^) いまの時期、蔵王はちょうど紅葉が見ごろです。 東京からは少し遠いですが、思い切って足を伸ばしてみてはいかがでしょうか? 蔵王の御釜はこんなところ 蔵王町観光案内HP→http://www.zao-machi.com/kankou_frame.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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