11月29日のF1バルセロナ合同テストでTDPドライバー小林可夢偉が参加しました。
すでにTV撮影などで、TF106をドライブしたことはあるそうですが、合同テストへの参加は初めてとなる可夢偉。
計81周を走行して、1'20.731のタイムを記録しています。テスト走行でのタイムを比較するのは無意味なことではあるのですが、タイムが一つの判断基準となるのもモータースポーツの一つの定め。はたして、関係者はこのタイムをどのように評価するのか、気になるところでもあります。
この日のテストでベストタイムを記録したのは、フェラーリのF.マッサで1'16.403。テストドライバーの大御所ともいえるL.バドエルのタイムは1'17.447。
今回のテストを最後に引退するO.パニスのタイムは1'17.643で5番手。
来シーズンにマクラーレンからのデビューが決まった、2005年ユーロF3、2006年GP2チャンピオンのハミルトンは1'17.748で6番手。
トロロッソのV.リウッツィが1'19.277で、これが可夢偉を除いた中ではもっとも遅いタイムとなっています。
可夢偉のタイムは、最も近いリウッツィから約1秒5、同じマシンのパニスから約2秒9遅いもの。
ゲルト・プファイファー:テスト・チーム・マネージャーは「サーキットを学ぶことから始めなくてはならなかったにもかかわらず・・・」とコメントしていますが、可夢偉はバルセロナのコースは、ユーロF3で経験しているはずです。F1マシンでの本格走行でのこのタイムをどのように評価されるのか興味深いところです。
いずれにしても、来週のヘレス合同テストでも参加する予定とのこと。テストとはいえ、その時のパフォーマンスも楽しみです。
ウイリアムズのテストドライバーとして起用される中嶋一貴の初ドライブも、同様に楽しみですね。
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