WBC不参加問題
最初にこのニュースに触れたとき。「非協力的な1球団がいる」という原先生のコメントに、ああ、中日だろうなと思ったものです。そういうことをやるのは、またそういうことが表立って出てくるのは、落合中日しか無いだろうと。結果は予想どおりだったのですが。それにしても、このバッシング状態はひどすぎやしませんか、ねえ原さん。オリンピックは球界を上げてという申し合わせがあった。事前の下話もあり、じゃあ全面的に協力しましょうと、中日は多数の選手を送り込んだ。怪我明けの森野もだ。WBCはというと。直前まで監督問題で揉めていたくらいだから、人選が行われたのはシリーズ終了後、下話もない一方的な招集通達であったと考えられる。俺は中日ファンであり、落合信奉者とまではいかないが、落合支持者である。だからというわけではないが、辞退は選手の希望であり、組織的に辞退したものではないというコメントを信じたい。事実、チェンは台湾に招集されれば出すと言っているのだから。彼は中日の手薄な左腕先発陣において、貴重なローテ候補の一人だと申し添えておく。ではその他の辞退した面々を見てみると、どうだろう。岩瀬。大功労者であるが、彼は近年、劣化が激しいのは周知の事実。オリンピックでも打ち込まれている。ベテランであるだけに、オフにしっかりオーバーホールし、春先に体作りをして、万全でシーズンに臨まなければ1年を通して結果を出せないだろう。森野。怪我明けで出たオリンピック、外せないクリーンナップとして無理をした結果、怪我の状態は思わしくない。ウッズが抜け、中村ノリが抜け、和田と共に打線の中核を担わなければならない。その為の準備に追われ、WBCどころではないだろう。浅尾。結果を残したのは今年の半分のみ。愛知の2部リーグの大学からプロ入りしたときもそうだが、彼は常に自分の能力に半信半疑である。来季は先発にも挑む大事なシーズン。まずは自信が確信になる結果を残してから、と思うのは当然だと思う。高橋。彼は参加してもいいんじゃないか?と思うのだが、彼なりに思うところがあるのだろう。高橋を除いて、外から見ている俺でさえ、辞退にこれだけの明確な理由が付いてくる。それでも本人から、WBCに行ってみたいんだというコメントがあれば、落合は快く行かせたのではないかと思っている。WBCの盛り上がりを考えれば、そこに参加しないというのは非常に球団、選手にとってもマイナスイメージであるのは間違いない。活躍し選手の知名度が上がれば、グッズ売り上げや集客など球団経営に大きく影響するからだ。しかるに、原の糞野郎が、さも中日が組織ぐるみで協力を拒否したような発言をし、このような結果を招くというのは、多大な営業妨害である。たとえばそういう話が無くて、後に候補者のリストが公表され、あれ、中日入ってないじゃん、というような憶測が流れるのは当然だと思うが、それを責任者が糾弾するとは何事か。これを逆ギレととられればそれまでだけど、非常に原だたしい、いや腹立たしいですよ。