宇宙戦争 /「地球最後の日 人類は試される、その愛と勇気を・・・・」
評価は、悪くないけどね!
冒頭からすぐに侵略者が姿を現し、人物描画もそこそこからの起承転結で、「やはりハリウッド大作かあぁぁ」という感想。見る前の想像では『スター・ウォーズ』のようなSF大作だと思っていたが、どうやら違う・・
『エイリアン』の地球侵略的なイメージにすり替わった!「絶体絶命の危機」のさなかに起こる心理描写がモノたりなたったけど、スピルバーグの魅せ方(例えば、侵略者から逃げるシーンや侵略者との戦いのシーン)の行き着く暇も無いほどの緊迫感・臨場感は、監督の得意とする分野だろう。
トム・クルーズがどこにでもいる「駄目パパ」なのに、この危機で一回り大きく成長した様に見えるのもいい、現代の「家庭崩壊」からの救世主的意味のある映画だとは思う。がんばれ!お父さん!
何より、私らアジア人ではなく、最新兵器を操る「欧米人」がコテンパンにやられていく様が、なんか珍しく感じて面白かった。侵略者の強さ、残虐さは、かつて植民地化された人種の皆さんにはどう写ったのだろう。人類であれ、異星人であれ力ずくで奪うことの残酷さを教えてくれている。
『こんな状況、どうやって解決するんだろう?』
『もう無理だわ!』と思った中盤に、笑えるセリフがある。やはり大阪か・・・恐ろしいほど生命力の有る地域だ。
「大阪では人類がこの侵略者たちの何体かを撃破した」
ここからの中盤が私は気に入っている。
ラストは気にしないで見ていた。ラストにたどり着くまでの「大音量」が心臓に響き、どきどき感を得られたので、お涙は無くていいと思っている。
子役が異常にわめきうるさかったのが癇に障ったが、最後のほうはまあまあいい子におとなしくしていたので、子供も危機で成長しているのが解り得た。
テーマはあらゆるものを含んで問題視しているが、もうチョイ絞ればなぁぁ
あれもこれもを伝えることは難しいよ!
環境汚染・家族愛・戦争・テロ・犯罪
なんでもあり・・・
これは、ビデオなどで見るとしらけるので、劇場の大音量で見たらいいです。子供も観れます。ファンタジーなシーンは少ないけれど、普通におもしろい!