ｓｉｎｏｋの【私情まみれの映画考察】

[閑話] カテゴリの記事

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• 東北地方太平洋沖地震

  当初の予定では、昨日仕事帰りに『英国王のスピーチ』を観、今日は『ヒア・アフター』を観ようと思っていた。ブログも残りの二本を書き上げようと思っていた。実際は、金曜は東京出張者の安否確認、津波の注意、東京に住む家族や友人の安否確認に終始し、昨日も落ち着かない気持ちで帰ってきた。今日はとうとう地震のニュースに疲れてケーブルテレビに逃避した。それでも、娯楽のために外出する気にはならなかった。被災地のために何かをしたいが、今はプロにまかせる時期だと思う。暫くは、私たちには祈ることしかできないんだと思って。無傷の西日本在住者なんだから、しっかりしないと。贅沢な話だ。天災は、それもこんな想定外の天変地異に人間が抵抗できるとは思わない。歯がゆくとも、できることには限界がある。多分、こういうときに、人は祈るのだろう。救出作業、被災者のケア、原発事故防止に尽力している人々にどうか力を。辛い思いをしている被災者の皆さんにどうか力を。どこかで必ず、救出を待っているたくさんの不明者の方にどうか力を。そして亡くなられた方々、とても怖い思いをされたと思います。でも、どうか今は、安らかに眠ってください。

  March 13, 2011

• 閑話：BON JOVI活動休止

  のわああ～～！BON JOVIが7月のリスボンでのコンサートを最後に、２年間の休止になるんですと！と、一瞬大暴れしそうになりましたが、よく考えたら、いつも次のアルバムが発表されるまでは２～３年間が空くし、来日もしょっちゅうあるわけじゃないし、地元アメリカのファンよりはあまりいつもと変わらないかも。それに今回の来日を観ていると、やっぱりみんな年とったから、ちょっと休んだ方がいいかも。。とは思ったのです（映画の方でたまってる分書き込んだらコンサートの話を書こうと思っている）。・・・と、思いきや、ジョンはソロ・アルバム出すってさ。。。来日するのかな？さすが、仕事狂のジョン！いやそうじゃなくて！頼む！頼むからちゃんと休んでくれ、ジョン！

  February 6, 2011

• 閑話：おニューです

  お久しぶりです。猛暑で倒れていたわけではありません。倒れていたのは私ではなく、パソコンでした。こんなに休んでたのに、思っていた以上のアクセス数があってびっくりです。ほんとにありがとうございます。もうかれこれ６～７年前の自作デスクトップＰＣくん。もっとも７割がたは人様に作ってもらったが・・・。グラフィックボードをわざわざのっけて当時としてはかなりのハイスペックマシンだったおかげで、世の進化にもなんとかついていった、ご自慢のパソコンだったのだ。でも、人類の進化にはついていっても今年の異常気象には勝てなかったようで、この夏は部屋の冷房を２０度に下げても３０分もしないうちに熱暴走を起こして落ちちゃってたのだ。先月末には、落ちるまでの時間がついに３０分から１０分になり、それでとうとう諦めてパソコンを買いに行ったのだ。今回はノートパソコン。紆余曲折の末、某家電量販店（値引きが自慢の店ではない）にて、COREi5でメモリ4GBで15.6インチでofficeプリインストールのノートパソコンが、ちょっとびっくりの値段で購入できてウハウハ。ネット中心に使うのがもったいないくらい。せっかく買ったがたまったネタを更新するには今度は仕事が忙しい。体力温存のために、もうちょっと休みます。

  September 5, 2010

• 閑話：sinokと美容師と『第９地区』

  すみません、久々の閑話ですが、『第９地区』を観た人にだけわかる話です。ごめんなさい～。でも本当の話なの～。今週、出張をかねて広島から地元福岡に帰りまして、美容室に行って参りました。もう１０年以上、私の髪の面倒を見てくれているＨ氏は、私と感性のベクトルが同じ方向を向いている映画好きで、カットの間中、映画の話をしてはＨ氏の奥様（は魔女・・・ではなくて美容師）にあきれられております。（過去にも一度このブログにも登場していただきました）しかもカットが上手！（取ってつけたように書いてますが本当）こういう美容師さんに再びめぐり合えるかどうかは賭けなので、帰省の度に髪を切ってもらってます。今回はカットがメインではなく、だんだんごまかしが効かなくなってきた若白髪（若？）をどげんするとね～ということで、美容室に行った・・・のだけど。実は、私の髪には２つのナゾある（らしい）。１.髪の色が変わる自分で自覚しているだけでも、年に２回は色が変わっている。本来の色～赤茶（つーか枯れ木色）と、色が落ち着かない。カラーリングしたかのごとく変わるので、Ｈ氏までが「髪染めた？」と聞いたことがある。通称「カメレオン」（笑）２.もともとカーキ色私はグレーの色味を濃く含んだカーキ色のスーツを持っているのだけど、コレを着ていて「髪の色とおんなじ」といわれたことがある。つまり、私の髪には緑色が混じっているのだ。珍しい色味なので、カラーリング全盛時代にはよくどこの美容室で染めたのか聞かれたもんだ。※ちなみに、私、今回白髪消しのヘアマニキュアが初めての「染髪」ですこの２つのナゾは以前から知っていたのだけど、今回Ｈ氏の口から初めて聞いた衝撃の事実があったのです。以下、うろ覚えだけど会話（本人もこのブログ見てるから怖いわ～）。Ｈ氏「sinokさんの髪みたいな色を人工的に出そうとしたら、マット系（云々）を使ってするんだけど、赤みの強い人だとやっぱり出ないんだよね」sinok「ふ～～ん」Ｈ氏「人工的にだそうと頑張ってるのに、sinokさんはさらっと緑色が出ちゃう」sinok「あはははは」Ｈ氏「でも、緑色って、人間の髪にない色なんだよね」sinok「はあ！？」Ｈ氏「緑にしようと思ったら、青みのある黒の色が抜けて（この辺うろ覚え）緑になるんだど、青って人の髪にないでしょ。だから緑も人にはないの。だからsinokさんの髪に緑が出てるのが不思議で不思議で」sinok「えっ！私、（『第９地区』の）エビ！？｣Ｈ氏・Ｈ氏の奥様・１８歳のお客さん「（大爆笑）」実話である。ネタでも受け狙いでもなく、本当に口がすべっちゃったよ。まあそういうことで、ヴィカスもびっくりの衝撃の事実が判明。髪の色がころころ変わるのも一種のメタモルフォーゼか？私としては、「私は人間なのにどうして髪が緑なの？」と悩むより、「だって人間じゃないからね」と言われた方がスッキリするが。アイデンティティなんて、周囲が気にしなければその程度のことだと思うのだけど。ただ個人的には、エビよりプレデターの方がいいなあ。

  May 30, 2010

• とりあえず広島

  長々とブログを放置していたのは決してブログに興味を失ったわけではなく、実は広島に転勤になってしまい、公私ともに大慌てな日々をすごしていたためでございます。やっと本日ネットがつながりました。一ヶ月もほったらかしにしていたのに、なぜか皆さんのぞきに来て下さったようで平均閲覧者数が増えてました。ちょっとびっくり。ということで、広島でも映画を観てバカな話を書き綴る所存であります。でも・・・福岡って、ダメよ、便利すぎ。私の住まいは、繁華街に近いという点では、福岡でも広島でも、立地条件は同じ。広島も福岡同様、繁華街がコンパクトだという点では同じ。でも、福岡というところはひたすら便利を追求している気の短い土地でございます。流行の足も速く、下手をすれば東京より飽きっぽい（センスがいいかどうかは不明）。モノも流行りも全てが博多・天神周辺に集中しているから他所にいく必要性を感じない。空港まではオフィス街から３０分あればＯＫ。星屑のごとく存在するカフェと花屋(なんであんなに多いんだ？)。そして何よりプラスチックは燃えるゴミだ。とにかく、モノもインフラも地方都市としては便利極まりない。きっと絶対どこかにしわ寄せがいっていると思いつつ、この利便性は魅惑的だ。こんなに市民を甘やかしてる福岡は、確かに税金は高いが・・・。おかげで福岡人、他県における適応力はかなり低いとみた。何もかも一つで終わらせたい福岡人。今の私のストレスは、ゴミの分別と、観たい映画をやってる映画館が西に東に中央にとあまりに分散している状況です。はやく慣れないと挫折しそうだ・・・

  August 22, 2009

• ４９年組のぼやき

  ＳＭＡＰの草なぎ剛くんの逮捕ニュースがテレビを席巻しています。事件そのものは、こういっちゃなんですがたかが全裸で、わいせつ行為といっても裸で女性を襲ったわけじゃなし、その程度なら学生時代に終電車内でよく見たもんです。だいたい道徳的にも法的にも社会問題からいっても、中村雅俊氏の息子や加勢大周の大麻事件の方がよっぽど重要なように思います。それがどっこい、草なぎくんの場合、なんと日経新聞にまででかでか事件が掲載されていて、一人のアイドルが実は社会および経済の大きな構成要素となっていたことに、そんじょそこらの芸能人と彼との格の違いをみせつけられた思いがします。何せＣＭ・出演するテレビ番組の数、テレビをつけて彼を見ない日はありません。地デジ放送については、実はこの普及率が飯の種になるよーな会社で働いてるので、草なぎ様様なところもありました。相手が相手だけに報道内容にはなんとなく「かわいそう」という雰囲気も感じますが、一企業人としてはやはり腹の立つ行為です。広告宣伝の成否は、その企業で給料もらってる人間の生活にかかわるんですから。昔々、父のいた会社で一時ＣＭ使ってた男性俳優Ｏ氏が、契約終了後に他地方でライバル社のＣＭキャラクターになったことがあります。それを知った父の怒りはすさまじく、家て観ていたテレビ番組にＯ氏が出ようものなら「裏切り者」とつぶやく始末。それぐらい、企業がＣＭにかける思いは強いのです。地デジ放送のＣＭキャラクターにいたっては、我々の血税からギャラもらってるよーなもんですからね。鳩山大臣が公的な場で人格誹謗をしたのはまずいと思うけど、本音はあんなもんじゃなく怒り狂ってるだろうし、他人の耳目のないところならもっと吼えてますね、あれは。私が同じ立場でも、多分荒れます。そういう公的な立場とは別な目線でみれば、トップアイドルなんて恐ろしい立場だなと思います。いまの日本で今回の草なぎ事件と同じ衝撃を走らせることが出来る芸能人は、同じＳＭＡＰだけでしょう。日本中から好かれている、なんて考えただけでもぞっとします。いまの日本、人から認められたい、と思うひとであふれかえってる気がします。ＳＭＡＰの「世界にひとつだけの花」がヒットしたのもその反映でしょう。１番にはだれもがなれるわけじゃない。だから、世界にひとつしかない僕個人を認めてよ。私にはそう聞こえるこの曲が大嫌いです。とてもステキな曲だけど、できないこと、やらないことの言い訳に「今のありのままの私を認めて欲しい」という奴がいる限り、この曲が嫌い。そして、みんなから認められることがどんなに辛いか、わかってない奴がいる限り。人から褒められることがどんなに苦しいことか。叱られることが、実はどんなに楽なことか。何かを欲する気持ちより、得たものを失ったらどうしようと思う気持ちの方が苦しい。何もかも手に入れて、もはや追いかける背中はなく、公私共に愛されている人間なんて、そりゃあ酒でも飲まなきゃやってられないでしょう。自分の社会的地位や責任をきちんと認識できるようになった３０代でこの事件。彼が下戸なら、もうとっくにキレてたんじゃないでしょうか？面白いことに、ないものねだりをする感情は、いろんな宗教で禁じられてたり悪とされてたりするのですが、得たものを失いたくないという執着心は、修行して手放しましょうね、と、扱いが違うことが多いです(私の知る限り、ですが)。それぐらい、何かを得た人間は辛いけど、逆に人として乗り越えるべき試練を与えられたと考えて、己を磨いていかなければならないのでしょう。この事件を乗り越えた先の「草なぎ剛」は、いままでの「いいひと」キャラを超える第一歩を踏み出してほしいと思います。ヤンキースの松井にＳＭＡＰの草なぎは、そろそろ４０代の背中が見えてきた、われらが４９年組の誇る星ですもの。人生は修行だ。己を磨こう！４９年組！

  April 25, 2009

• 新年

  あけましておめでとうございます今年も手前勝手なブログを続けて参りますが、よろしくお願いいたします。今年の目標は・・・　（アンジェリーナ・ジョリーのような）　しなやかで芯の強い、ぶれない女になる　（・・・ために努力する）です(笑)これって一生モノの目標のような気もしますが。そのためにも、イメトレのために映画館に通い、読書の溺れ、実はどうも好きらしい仕事のモチベーションを取り戻し、アシュタンガヨガで静謐を手に入れる、という生活を送りたいなと思います。まあそういう私の個人的生活はこのブログではどうでもいいので、今年も己に正直に、アホウな映画に耽溺して書き散らしていきます。あ、私がアホウなのか(笑)目指せ！美しき映画バカ！なんちゃて

  January 1, 2009

• 閑話：鬼平ネタから派生して

  ＦＣ司馬さんが熱く鬼平に語ってますね。私が最終巻の２４巻を読み終わったとき、続き知りたさに一瞬、後追い自殺をしようかとまで頭によぎったことを思い出しました(笑)よりによって、そこで終わりか！？という終わり方ですものね。ところで、最近読んだ塩野七生さんの『ルネサンスとは何だったのか』を読みました。内容も面白かったのですが、冒頭、塩野さんが高校生のころに世界史年表に殴り書きをしていた言葉が、秀逸。「歴史は所詮人間だ」こういうことに１６歳できづくあたりが、塩野さんの塩野さんたる所以なのでしょうが、それはまた別として、「所詮人間だ」というフレーズは、歴史に限ったことではありません。もっとも、私がそれに気づいたのは３０歳過ぎてからですが(笑)池波先生は、時代を書いたわけでも歴史を書いたわけでもなく、ただ「人間」を書いたのだと、このごろになって思います。時代を超えて読まれる作品は、全て中心が「人間」だと思いませんか？ＦＣ司馬さんのお好きな司馬先生、一番人気があるのは『竜馬がゆく』です。坂本竜馬の人気もあるでしょうが、後期の作品と比べると、『竜馬がゆく』の方が、そこに生きた人間の息吹を感じます。（個人的趣味では、『燃えよ剣』の方が好きですが）我々が真実興味を引かれるのは、歴史であれ映画であれ文学であれ、事実であれフィクションであれ、「所詮人間」のことなのでしょう。人間がいなければ、語るべき何かは生まれないのですから。そして池波正太郎という作家は、とりわけ人間そのものを書こうとした作家の一人なのだと思います。これで少しは疑問の答えを出す手がかりになりますでしょうか、ＦＣ司馬さん(笑)

  May 6, 2008

• 閑話：そろそろ復活

  死ぬかと思った年明けからのダイ・ハードな日々。でも、なぜか死なずにいます。ジョン・マクレーンかもしれません、私。ということで、最後の更新から『エリザベス ザ・ゴールデン・エイジ』と『アメリカン・ギャングスター』は見たものの、力尽きて更新できないくらいでしたが、そろそろ、復活。映画館にいく体力も、テレビやＤＶＤで映画を観る根性もなくなった私はひたすら池波先生を読み続けておりました。このブログも、本のことも書こうかな～、でも、映画の何倍もうるさくなるから、やめた方がいいかな(笑)本日美容院にいきまして、そこの美容師さんは映画好きで、しかも私と同様少々おかしな人で、気づけば１０年以上髪切ってもらってます。その美容師と本日盛り上がったのは、「あの映画をあの監督が撮ったらどうなるか！？」ネタ(私、この美容師さんとほとんど髪の話、しません)。たとえば、　　『ジャンパー』をティム・バートンが撮ったら・・・　　　　（サミュエル・Ｌ・ジャクソンの役はジョニー・デップだな）　　『ロード・オブ・ザ・リング』をジョン・ウーが撮ったら・・　　　　（アラゴルンのアクション、３６０度カメラ回して、白鳩が飛ぶんだろうな）　　『インディ・ジョーンズ』をブライアン・デ・パルマが撮ったら・・・　　　　（２０分の長まわしでアクションとって、ハリソン・フォードが死ぬな）さらに、　　『インディ・ジョーンズ』をサム・ライミが撮ったら・・　　　　（想像不可能！）　　想像力の乏しい我々にはその程度しか浮かびませんが、想像できないけど、なんか見たい！特に、『インディ・ジョーンズ』を、主役はハリソン限定にして、基本ストーリーも同じにして、全然畑違いの監督たちに撮ってもらったら楽しいと思いません？それぞれの監督の特徴が出て(笑)それぞれ３０分の短編でいいから、やってくんないかな～。ということで、そろそろ復活します。ついでにヨガも(体力もどさなきゃ)。来週は、まだ書いてない２本を更新するぞ～。（週末更新生活は変わらず・・）

  April 13, 2008

• 閑話：行ってきました、BON JOVI 東京公演２日目

  1995年のCross Road Tour、福岡ドーム、３時間におよぶパフォーマンス。おそらく福岡(もしくは九州)のファンにとっては大事な宝物のような記憶でしょう。ずっと好きだったBON JOVIを初めて生で観たのが、このライブでした。これを観てしまったら、追いかけずにはいられない。ライブに通いだして１２年目。今回で６回目のライブです。以前は福岡に来てもらえないライブはあきらめていたけど、３０過ぎてお給料も上がって、前回からは、なんとか遠征できる身分になれたのが嬉しい。とはいえ、姉上様(一緒に行った)、チケット代援助ありがとう。いくらケチケチしたとはいえ、飛行機代にホテル代諸々・・・大変だったので助かりました。いつか身体で返します(笑)楽しかった、本当に楽しかった。日ごろから細かいところでは運の悪い私ですが、本当に大好きなこと・もの・ひと・ばしょetc.(ついでに命に関わること)に関しては極端に運が良くなる傾向があります。・今回も、アリーナ席。ちょっと小さかったけど、ちゃんと全員、裸眼で見えました。　過去一度もスタンド席だったり、メンバーが見えない端っこの席だったことがない。・Newアルバムで一番好きな曲Any other day、なんと歌ったのは東京公演だけでした。　最初交通費の問題から検討していた大阪公演に行っていたら聞けなかったのだ。・私の大好きな赤面したくなるラブソング群のひとつI'd die for you。　これは東京公演２日目のみ。・会場で説明あるまでは全然知りませんでしたが、この日はWOWWOWで有料生中継を放送。　そのせいかナツメロな曲が多かった。　有料とはいえテレビで生中継するのは、ライブに行っている人間にとってはどうよ、と　ライブ始まる前は一瞬思いましたが、そのおかげで曲目が豪華になるなら、いいか(笑)もしかしたら、運がいいと思っているのは思い込みかもしれません。それでも、運がいい、と思い込む方が幸せだしね。６回参加して、BON JOVIもファンも年とったなと思う。ファン歴(２０年)から言えば若い世代の私ですが、でも３０歳代。周りを見渡せば５０歳代の人もたくさんいました。それでも熱狂度は年齢上の人の方が高いのよね。体ついていってないけど。私や姉の前に座っていたのが、そんな熟年夫婦。夫婦そろって腕を上げて楽しんでる姿は、見ていてこっちまで楽しくなっちゃう。私も腕を上げてたくさん歌って叫んできました。でも２０歳代のときより筋肉痛が少ない・・・。これは最近ヨガで鍛えてるせいか、はたまた自分で思っているほど腕が上がっていないのか(笑)確かに、ジャンプする体力はなかったけど・・・と、年のせいじゃない、多分！日々の激務のせいよ！(笑)そんなこんなで今回、オールドファンってすごいな～と感心していたら、姉からコメント。「あんた、英語全然しゃべれないくせに、全部歌ってたからあきれた・・・」「ジョンのコメント聞いて笑ってるし」はい、英会話できません。でもBON JOVIの曲なら、最低でもサビは歌えます。そしてなぜか、ジョンの言っていることなら、半分くらいはヒアリングできます。他のメンバーはよくわかんない。そりゃそうよ。「英語は文盲」と冗談で言うほど、私は英語が読めません。辞書を引いて意味は分かっても、発音記号が読めないのです。だから歌詞カード見ながら歌うことって、アルバム買った最初だけ。あとは延々、ジョンの歌声を必死で聞いて口マネをするのみ。上手くマネが出来るようになると、ジョンが何と歌ってるのか、きちんと単語が聞き取れるようになります。ひたすら聞き、口マネする。これ、英会話上達の秘訣の一つだと最近読んだ本で知りました・・・。だいいち、決して音楽ファンではない私の聞くものといえば８割はBON JOVI。年中同じものを聞いていれば、そりゃ覚えますがな。そして年々、覚えるのが早くなる・・・ジョンの発音の仕方に耳が慣れたのか？BON JOVIを素材に学習したら、ちゃんと英語も上達するかも(笑)そんなこんなで、自分がいかにBON JOVIが好きかを再確認したライブでした。とことん大好きな何かがある、ということは、その何かの数だけ幸福感を味わえる、ということではないかと思います。そして、その幸福に満たされている状態が、自分本来の立ち位置なのだとつくづく感じました。日々の生活の中で、イライラし、疲れ果て、迷走してしまっても、ちゃんと自分の中心に戻してくれる、たくさんの大好きなもの。私にとって、そのひとつがBON JOVIのライブ。BON JOVIのライブの役割って、数年に一度の、整体師のスペシャル療法みたいなもの。いや、憑き物落しに近いかな。おかげさまで、魂洗いました。だからというわけではありませんが、憑き物落しの映画を観てきました。それについては、また次回！

  January 19, 2008

• 閑話：今年の目標と、ひそかな夢

  ２００８年です。今年も、変な映画を観て褒めることを目標にしていきます。映画って、映画を好きな人が撮ればいいし、好きな人が見ればいい。金儲けでも売名行為でもなく、話題づくりでも流行を追うのでもなく、ただただ好きであることが一番大事。だから失敗作でもいいと思ってます。好きで作ったんなら。好きで観たんなら。いつか、映画館を作りたいなって思います。人気映画でもなく、古典的名作映画でもなく、世間一般に埋もれている良品でもなく、芸術作品でもなく、出来は悪くても世界中の映画馬鹿が作った愚かな作品を集めて上映したり、映画馬鹿のこだわりを反映した企画モノばかりの映画館。たとえば・・・毎年６月６日の午前６時に『オーメン』をかけるとか、１３日が金曜日のときは『１３日の金曜日』シリーズをかけるとか、アカデミー賞授賞式前にはラジー賞受賞作品だけかけたり(笑)単なる道楽映画館ね。絶対金にならんし(笑)別に私がしなくてもいいんだけど、そういう変な映画館がほしいんです、私。夢、夢なんですけどね。いい映画や人気のある大作映画って、放っといてもテレビや普通の映画館でやってくれるし、ＤＶＤだっていつまでも売ってるしレンタルされてる。でも、変てこな映画は・・・機会を逃すと消えていく運命。でも得てしてそういう映画の方がほほえましかったりするものです。あの、わが子の描いた絵って、どんなへたくそな絵でもとっておきたいものでしょう？私にとっての映画って、結構それに近いものがあります。だから、そんな映画ばかりの映画館があったら、とても嬉しい。ＤＶＤでもいいけど、やっぱり大きなスクリーンで、ちゃんとした映画館で観たいのね。ま、夢ではあるけど、そんな映画館が欲しいって願望だけは本物です。

  January 3, 2008

• 閑話：ううっ・・・イングランド負けちゃった

  ラグビーワールドカップ、連覇を狙ったイングランド、南アフリカに負けちゃった・・・。私、イングランド・ファンです、はい。（日本は・・・私が日本人でなければ、鼻にもひっかけないであろう）ウィルコ復活のワールドカップ、いけるかと思ったんだけど。。。イングランドＶＳ南アフリカか・・・ボーア戦争じゃあるまいし、負けるとは。いや、世界ランキングからみれば、負ける可能性高かったけど。ラグビーは、力の差がはっきりわかるスポーツで、力の差＝点差と思っても差し支えないくらい。番狂わせは少ないから、３位になったアルゼンチンは、奇跡の３位じゃなくて、フランスにだって勝てるくらい、実力がついていたということ。はあ・・・それはいいのよ。前回大会以来、怪我と病気に悩まされたウィルコ。くそ、ウィルコはイギリスじゃすごいんだぞ！あのベッカムを抑えて「イギリスでもっともセクシーなスポーツ選手」に選ばれたこともあるんだぞ！それがやっと復活して、すばらしいワールドカップにしてくれた。ネットのニュースでしか見てないけどさ。ウィルコ、まだいける年なんだから、次のワールドカップも頑張ろうね！

  October 21, 2007

• 死と感謝

  小学生の時、両親が自分より４０歳も年が離れてると知って真っ先に考えたのは、両親は必ず私より先に死んでしまう、ということだった。それから長い間、そうなれば人より早く親を、守ってくれる人を亡くしてしまう、だから一日も早くひとり立ちできるようにならなければと思っていた。が、２年前に車で接触事故を起こして以来、いくら若くて大病もしていなくても、親より先に私が逝く可能性がゼロではないと気がついた。どんな別れ方であっても、親が子より先に逝くのは当たり前。子が親より先に逝くことより不幸な（そして不孝な）はずはないのだ。幼い子を失った若い親の苦しみはもちろんだが、老いた親が、残りの人生を突然わが子を失った悲しみの中で生きてゆかざるをえない地獄など、恐ろしくて想像だにできない。だから、親が長生きしてくれるのはもちろん喜ばしいことなのだが、その分だけ子にはすこしだけプレッシャーがかかる。私はまだ逝けない、という。まあ、たいていの場合、誰もそんなことを意識していないのだから、うっかりそんなことを言うとまるで親不孝か、悲観論者のように思われる。が、尊敬する池波正太郎先生のおっしゃるとおり、人は、いつか、必ず死ぬ。そのことを直視すれば、考え方はおのずと変わらざるをえない。自分が実際に死に直面してからは、とりわけ。だから、親孝行ももちろんだが、まずは親より先に逝くという最大級の親不孝だけはしてはならないと、強く思っている。老いて心が弱くなった親を目の当たりにすれば、なおさらだ。いま事故のことを思い返すと、感謝、感謝につきる。他者のおかげで生かしてもらえた、と、こんなに感じたことはない。感謝とは、死を忘れていては真実うまれえないのではないだろうか。すぐに警察を呼ぶこと、保険会社に連絡すること、そして彼らの指示に従うこと。実は私自身は逆上していて、事故直後の記憶が曖昧だ。が、私は確かに、事故直後にそれら全てをきちんと実行していた。会社で、社用車の事故の処理を担当してる人が、私の隣に座っている。その人が、事故が起きたときの対処について何度も話を聞かせてくれていたおかげで、無意識にやるべきことは全部行うことができたと思っている。事故後も、プライベートの事故だったにも関わらず、親身になって助けてくれた。今でも、心から感謝している。事故を起こしたら、あきらめずにハンドルを握りつづけて操作すること、路肩にゆっくり止めること、道路側に降りないこと。できの悪い生徒だった私に、まるで予測していたかのごとく、これらのことをくどくどと教えてくれた教習所のＦ先生。接触直後から車を止めて降りるまで、私はこれら先生の教えてくれたとおりのことを、大声でわめいていたという。これまた、私本人はぜんぜん覚えていないのだけど。事故現場から自走して戻るときも、指導中に先生がよく言っていた「まっつぐ、まっつぐ(真っ直ぐ)」を呪文のように唱えて、無事運転することができた。とても、とても感謝している。だけど、死亡事故になっていてもおかしくなかったのに、関係者全員がほとんど無傷ですんだのは、ただ運が良かっただけだ。警察も保険屋も修理屋も、全員口をそろえて運が良かったという。私も同感だ。事故の時、両親は後部座席に乗っていた。これまた運のよいことに、車同士がぶち当たった衝撃はすべて前部に集中していて、母なぞ、接触していたことすら外から車を見るまで気づかなかった(私が見事避けたと思っていたらしい)。人殺しにも、親殺しにも、親不孝にもならず、その場にいなかったほかの家族を不幸にすることもなかった。だから、私を運の強い星の下に産んでくれた親に感謝している。いつだったか両親にそう言ったが、どうもピンときてないようだった。運が強いのは私ではなくて、自分たちだと思っているのかもしれない。それでも、私はいつも感謝している。事故からちょうど２年。運の強い子に産んでくれてありがとう。おかげで今日も、私は親不孝にならずに、生きている。

  September 24, 2007

• あれこれ

  暑い。自慢じゃないが、体があまり強くない私は、暑さに弱い。夏期休暇明けから苦手な飛行機に乗って出張したり、残業が右肩上がりになっている状態で、この週末は今ひとつ体調がよくない。仕事しようと思ってたんですが、果たせず土日ともダウン・・・ああ情けなや。仕事出なければ、ハレムのごとき『ラッシュアワー３』(だってジャッキー・チェンと真田広之がでてるんだも～ん）を観にいくところなのですが、それも無理。どうにも腰が立たず、食欲もいまひとつ。まあ、発熱するよりましですが・・・。こんなに不調なのに、きっと明日からまた仕事できちゃうんでしょうね～。人間って不思議ですね～。いま、『蝉しぐれ』を観ております。観てから感想を書けばよいのに、なんで途中でぶつぶつ書いているかというと、きっと最後まで観ずに沈没するような気がするもので(笑)しかし・・・私、この『蝉しぐれ』はNHKのテレビドラマ版を見ていて、大変お気に入りだったのですが、そうねー、この映画、ちょっとカメラワーク懲りすぎ？かな(笑)ドラマの方は、今大河ドラマでワイルドな（むさくるしいとも言う）山本勘介を演じている内野聖陽がすんばらしく上手に演じていて見事でございました。映画版も大好きな市川染五郎様さまですが・・・さて・・・。なんか、浅いぞ～。原作は・・・藤沢先生、すみません、実は立ち読みで読破しました。読んだ当時はぴんと来ないこともありましたが、今となれば思うところもありますな。ちゃんと買って読もうかな・・・。時代小説というものは、年をとるごとに胸にしみる。しみるごとに、なんだか自分が優しくなるようで。

  August 26, 2007

• 閑話：ＢＯＮ　ＪＯＶＩ

  過去、ただの１度も音楽ファンであった試しのない私が聴き続けている、数少ないミュージシャンの一つが、ＢＯＮ ＪＯＶＩ。ファン暦はすでに２０年ほど。初めて聴いたのは多分ラジオ、ほぼデビュー当時から好きなのですね。人生の３分の２近くをお付き合いしていることになります。前回の来日では福岡公演がなかったのと、給料も上がったので奮発して大阪まで参りました。いや～、始まった直後、いきなりすぐそばにあった台にジョンが現れてLastman Standingを歌い始めたときは、嬉しくていいトシして半泣き。実は、いつもやたらとよく見える席が取れるので、BON JOVIに関してはコンサート運、あります。(自慢)ファンクラブに入るわけでもなく、各種情報を集めるわけでもなく、ただただ彼らの曲を聴き続けるだけという、細く長い愛し方のご褒美かもしれません。そんなBON JOVIのニューアルバム『LOST HIGEWEY』、出ました。やたら売れてます。新しい曲が出なくても、ベスト盤だの企画物がよく出てるので、待ち遠しかった！感はないのですが、とにかく今回、曲が好み。すごく、ダサくて(笑)知人いわく、「いまどきこんな曲、聴いたことない」そこがいいのよ(笑)どうしてこんなに、BON JOVIが好きなんでしょう。メロディは、ダサい(笑)。少なくとも日本のいまどきじゃない。歌詞は、健全。健康。そして大人っぽくない(笑)でも、そこが聴いてて元気になる源なんですよね。かっこつけることなく、素直に聴ける、はしゃげる。ちょっとダサめの曲は、まるで田舎の同級生が頑張ってる姿を見ているみたいで、なんだかほほえましい。そりゃそうだ、人生３分の２、聞き続けてるんだから。年は向こうが上だけど、一緒に年くってきたんだから。そして２０代の時も３０代の時も、４０代になっても、「人生まだまだ途中さ」という歌を歌える彼ら。そこがとっても嬉しい。私は常に、少しでも、いろんなことが「まし」になるように頑張っている。だから「途中」と歌われるととっても嬉しい。だって彼らと一緒に年とってきたんだから。♪老いたんじゃない、ちょっと年とっただけさという曲は、７年前のもの。今でも、彼らは歌ってる。いくつになっても、♪It's not old,just older　さ！

  July 7, 2007

• 閑話：早明戦（ただしオープン戦)

  父と早明戦(むかつく！一発で「そうめいせん」が変換できん！)、もっとも、春のオープン戦ですが、観てまいりました。早稲田大卒の父の影響で、私も２０年来のラグビー好きですが、所詮私はミーハーなため、試合の見方も選手を見る目も素人のままで、とても通の方には及びません。ですが、今日の試合は、早稲田よ、一言言いたい。なんだ、あのミスの多さは！なんだ、あの単調なゲーム展開は！あげくになんて球出しが遅いんだ！お前ら、体育館の裏に呼び出しじゃ！！！！(激怒)今年の早稲田には頭脳がいない中竹監督も悩みは深かろう・・・年、近いから、なんだか他人事ではなくてねぇ・・・

  June 3, 2007

• 閑話：昔の友人　パート２

  結局、昔の友人には連絡しないことに決めた。彼女のように色んな人と共感しつながり広がっていくのを、うらやましいとか、いいなとはどうしても思えない。自分には、そういう欲求があまりないのだろう。彼女以後も、彼女と同じ傾向の人(♂)と仲良くしていたことがあるけど、そこでも結局私が耐えきれなくなってサヨナラしてしまっている。だから、彼女と連絡とって付き合いが復活したとしても、まあいつかは同じオチになるだろうしね(笑)一日たって、やっと自分が、彼女のブログを見つけて動揺した、本当の理由がはっきりした。私と彼女の共通の趣味とは、いわゆる「オタク」系のこと。ところが、彼女のブログには、その影も形も見当たらない。それが思いのほかショックだったのだ。私も足は洗ったけれど、このブログの通り、性向(？)は結局変ってないのだが・・・。君の部屋には、まだ士郎正宗はあるかい？永野護は？私はまだ手放せないでいるけれど。君が残しているとは、あのブログからは想像できないよ。「オタク」な自分もそれなりに愛している私には、少々悲しい。ああ、すっきりした。やっと眠れる。

  April 8, 2007

• 閑話：昔の友人

  ちょっとネット見て寝ようと思っていたら、偶然中学～大学時代の友人のブログを見つけた。もう１０年近く音信不通の相手だ。おかげでこんな時間まで鬱々と考えこんでしまう羽目になってしまった。彼女は料理教室を開いていて、それなりに名を成しているようだった。一瞬連絡してみようかな・・・・・・と思ったが、思いとどまって、今これを書いている。彼女とは学校は違っていたが、当時の共通の趣味を通じて知り合い、放課後はほとんど一緒にいる、というほどの仲良し。また社交好きな彼女のおかげで、当時の私は今と比べ物にならないほど友人知人も多く、仲間作りに血道を上げていたものだ。が、大学に入ってからか、彼女が料理の世界に入っていった頃から、距離が出来てきて。彼女の作る料理やお菓子はフランス料理、どちらかといえば優雅で洒落てて、おっとりした雰囲気。今思えば、昨今流行の美しい生活のあり方というか、カリスマ主婦とか、・・・そういったものの先取りだったのかもしれない。しかし、私は一度、彼女の主催した昼食会に出たことがあるが、どうしても、あの優雅な雰囲気になじめなかった。彼女も、彼女の目指す世界に、私が合わないと思ったのかもしれない。それから、いつの間にやらお互い連絡しなくなって現在に至る。当時は「住む世界が違うんだ」と思っていたが、今彼女のブログを読んでみると、美しいものを美しいと感じる心は、実は彼女も私も同じだと気がついた。違っているのは世界ではなく、単に内向きか外向きか、ってだけだったんじゃないだろうか。ひっそりと料理教室を開く彼女。かたやバリバリと昇給目指して働くサラリーマンの私だが、外向きなのは彼女の方だ。彼女は、「春がきましたね」「美しいね」と、誰かと喜びを共感したいと思える人。かたや私は・・・・・・家の近所に公園がある。大きな桜の木が何本もあって、この一週間ほど満開だ。残業帰りの夜道で見る桜は、ほんのり白く光っていて美しく、疲れていても目許がほころぶ。春が来たなと思い、その夜は桜の形の箸置きを使って夕食をとる。だがそんな思いは、まずめったなことで人には話さない。こんな機会でもなければ、このブログにも、少なくともこんな真っ当な文章で書くことはなかっただろう。つまり、私がなじめなかったのは、優雅な雰囲気ではなく「優雅な時間をみんなで楽しもう」という雰囲気だったのだ。彼女と私の道をわけたのは、その違いでしかなかった。でしかないが、その隔たりは、あまりに大きい。

  April 7, 2007

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