BREWって・・・その5
今回はEZアプリ(BREW)を開発で使用する開発環境について。au端末にダウンロードできるBREWアプリを開発するには公式コンテンツプロバイダにならないといけないが、PC上のエミュレータで動作するBREWアプリは一般のユーザーでも作成することは可能です。あんま意味ないけど。BREWがどんなもんかは勉強することはできます。開発にはまずVC++が必要。(でもdllが作成できればVC++じゃなくてもできるんでは?試したこと無いので不明ですが・・・)BREWアプリを開発するためのSDKやツールはアメリカのQualcomm社のHPのBREWディベロッパーズリソースのページからDLできます。ただ、DLするにはメールアドレスなどを登録する必要があります。サイト内には色々ツールがあるけど、公式コンテンツプロバイダでないとDLできないものもあります。それらのツールは端末でアプリを動作させるためのものです。PC上のエミュレータで動作させるだけなら不要です。SDKにはいくつかバージョンがあって2.0, 2.1, 3.0, 3.1があります。3.0は確か日本語版は無かったような・・・。バージョンについて。2.0はauの初期のBREW端末に搭載しています。200KBアプリ(だったかな?)が遊べます。2.1はW21辺りから搭載されています。BREWのデータフォルダが3MB未満の端末なら300KBアプリ、3MB以上なら600KBアプリが遊べます。3.1は最近の機種(W32Sとか)に搭載されています。去年から1.5MBアプリも登場していますが、これはBREW2.1/3.1端末でBREWのデータフォルダが5MB以上(だったはず)の端末で遊ぶことができます。SDKにはエミュレータが入っているので、PC上で作成したアプリを動作(エミュレート)することができます。通信もできます。VCのアドインもあります。これを入れればBREWプロジェクトを作成するウィザードが追加されます。さて、このBREW SDK、ちょっと不備なものもあります。3.1用のリソースエディタやデバイスコンフィギュレータが無いんです。2.1のものを使ってください・・・。って。PC上に複数のバージョンのSDKをインストールすると後にインストールしたSDKの設定に環境変数等が変わるので、環境変数を書き換えるか別のユーザでインストールする、その都度アンインストール&インストールする等、面倒です。また、エミュレータ上でスモールフォントやエクストラスモールフォントが使えません・・・。レイアウト調整できないじゃん・・・。デバイスコンフィギュレータでフォントサイズを小さく設定すれば少しはマシになるけど、2.0や2.1だと端末によってフォントサイズがバラついてるから大変・・・。一般ユーザではau端末用のデバイス構成ファイルが手に入らない。エミュレータに標準でついているのものはQVGA液晶用ではないんです。まあ、デバイスコンフィギュレータで頑張って作れますが・・・。いろいろ不満はありますが反面、VCのデバッグが使えるのはいいですね。