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そういちの平庵∞ceeport∞

そういちの平庵∞ceeport∞

共依存

「共依存」というのは、元々はアルコール依存症患者を夫に持つ妻に対して使われた言葉です

例えば

「主人が飲んで暴力を振るうんです。何とかして下さい」

「じゃぁ、もうさっさと逃げたらどうですか」と言いますとね、

「いや、私がいないとこの人は生きていけないんです。だから私は、殴られようが罵倒されようが逃げるわけにはいかないんです」・・・・

これはひきこもりの家族の親子など様々なバリエーションがあります

中には離婚をする奥さんもいて

でも再婚すると、再婚相手はまたアル中さん

何だってそんな火中の栗を拾うようなことをするのかって思います

話をしてみると、やはり「自分は夫にとって、なくてはならない存在だ」という自負心を持っている

つまりこの「共依存」というのは、「相手から依存されること」に依存する

「あなたがいなければ私は生きていけない」という人が周りに誰かいないと安心できないという心情です

じゃぁなぜ、「他人から必要とされること」を必要とするのかというと、結局自分の中に、空しさとか自己不全感とか、そういうものが実はあるんですね

だから誰かに頼られることで自己肯定感を持たなくては生きていけない。こういう、いわゆる人間関係ののめり込み、これを共依存といいます

今お話ししたアルコール依存症の奥さんを見てると、まさに共依存という人間関係ののめり込みが見えてきます。だから殴られようが何されようがそこに踏みとどまるんですね

家庭内暴力を振るう息子にその母親とか

少し前の三田佳子親子

勝新太郎&中村玉緒

などを思い浮かべれば少しわかりやすいでしょうか?

共依存には、一次共依存と二次共依存というのがあります。

一次共依存というのは、生まれてからずっと大人になっていくまでの間に、家庭環境だとかいろんな周囲からの影響を受けていく中で共依存にはまってしまった人。

僕の場合なら母や叔母叔父の愚痴聞き役

それから二次共依存というのは、例えば対人援助サービスという仕事をする中で、例えば僕は福祉職をやってます

感謝されたり必要とされることっていうのはやっぱり気分がいいですよね

「あなたがいないと私はもう生きていけない」というようなことを言われると何となく嬉しいもんです

で、そういう職業柄から共依存な生き方にはまっちゃうことがあるんですね

共依存とは無関係の環境に育ってきたんだけど仕事をしていく中で、「相手の期待に応えないとダメなんだ」っていう強迫的な思いから共依存に入っていく場合もあるわけですね。

これが二次共依存です。

二次共依存の場合は、比較的回復することは簡単なんです

やはり問題は一次共依存

人に頼られること・依存されることを必要とすることを、幼い時から刷り込まれた人というのは筋金入りですので、なかなか回復は難しいですね

自問自答と自戒を含めつつ・・・・

この一次共依存の背景にあるもの、これが「アダルト・チャイルド」です

このアダルト・チャイルドというのはメンタルヘルス関係ではもうブームになっていて、本屋にもこの関係の本が一時は山積みされてました。それだけ多くの人が共感をしたということだと思います

親の期待と期待に答える子供

どこの家庭にも見られる光景です

このアダルト・チャイルドというのは元々、アルコール依存症の家庭に育った子供について使っていた言葉です

そういった子供は、大きくなった時にいろんな生きづらさを抱え、そしていろんな症状を出すことが多いんです

そういう課題を抱えた大人を「アダルト・チャイルド」とか「アダルト・チルドレン」と言ったわけです

アルコール依存症のいる家庭に育つとはどういうことかといいますと、子供はその過酷な家庭環境の中で何とか生き延びるためにいろいろな適応の仕方を身につけざるを得ない

その「適応のし方」っていうのは5つタイプがあります。

1つは優等生タイプ

勉強も頑張るし、スポーツも頑張る。頑張って頑張って、「お前すごいなぁ」って言われて、言ってみれば一家のヒーロー。「おやじはああだけれども息子はすごい」と、そうやって一家の体面を保ち、自分自身の存在感を確かめようと努力する子がいるんです。この子たちにとって他人からの評価はまさに命になってきます。これでアメリカの大統領になったのが、あのビル・クリントンです。彼は「自分はアダルト・チャイルドだ」って宣言してます。父親がアルコール依存症だったんです。そして彼は現在、女性問題という生きづらさを抱えていることは皆さんご存じの通りです。

あるいは、非行に走ったりして問題を起こすタイプもいます。そのことによって夫婦間に一時停戦状態が生まれる。子供は自分を犠牲にして問題を起こし、そうやって家庭の和をなんとか取り戻そうとする。問題があると、他の問題を起こすことによって解決しようとする、そういう生き方をする子がいるんです。

それから、目立たないタイプというのもあります。例えば父親と母親が「殺す」の「殺される」のと、包丁を持って喧嘩している。その横で子供はひっそりとファミコンをしている。ともかく目立たないようにする。何か文句を言うとワーッと集中攻撃を浴びるから、ひっそりと我慢して、「自分を出すのは良くないんだ」と。そういうふうにして大人になっていく子供がいるんですね。

それからひょうきんなタイプという子もいます。冗談をよく言って周囲を笑わせる。でもその子はね、好きでそういう冗談を言ったり周りを笑わせているわけじゃないんですね。家庭が暗いでしょう。だから「何とか明るくしなくちゃいけない」と思ってるんですよ。だから頭はいい子ですよね。そして冗談を言って家庭の中に笑いが出るとホッと安心するんです。逆に言うと、それがないと安心できない。このような生き方をしていると周りに不機嫌な人がいると自分のせいだと考え「何とかしてその人を楽しくさせなくちゃ」って思う。それが自分の役割だと思って頑張る子がいるんです。

それからお世話焼きタイプっていうのもいます。徹底的にお世話を焼くんです。アル中のおやじが帰ってくる、へべれけになって汚れて。母親はもう泣き崩れている。そうすると「お母さん大丈夫よ、私がいるから、心配しなくていいわ」と言って母親を励まし、父親を着替えさせて布団に寝かせる。本当に健気に頑張ります。でもそれは、本人がしたいと思ってやっているんじゃないんです。そうせざるを得ないんです。その子はとにかく人に世話を焼くことがすごく得意になります。そしてこういう子は人の面倒をみることが自分の天職だと思い込んで、大人になっても看護婦さんとか人の面倒を見る職業に就くことが結構多いんですよ。でも人のケアは上手にできても自分のケアは全く下手くそです。

今いろんなタイプを言いましたけれども、いずれも好きでやってるわけじゃなく、そうせざるを得ない状況があるということです。もっと具体的に言うと「自分のしたいこと」をせずに「したくないこと」をして我慢して生きており、そしていつのまにかそういう生き方が染み付いていくわけです。そうすると自分らしく生きていないわけですから、虚しさや悲しみ、怒り、恨みといったマイナスの感情が生まれるのは当然のことで、自己肯定感が持てなくなります。そしてこのつらいマイナスの感情を埋めるために何かにのめり込む、親と同じようにアルコール依存や薬物依存の場合もあるし、拒食・過食といった食行動の異常、ギャンブル中毒、仕事中毒、リストカット、セックスといったものが出てくるわけで、特にお世話焼きタイプの子は共依存という人間関係にのめり込むことが多いのです。


精神科医の斎藤学は共依存の定義として「『健全』である者たちの代表であるかのようにして」依存症者の「世話を焼き、回復を妨げる配偶者や治療者という『現象』に共依存症という名を付した」と言っています(「魂の家族を求めて」日本評論社)。

つまり、こうした家族は現状を維持するための工夫ばかりして、むしろ本人にアルコール依存症という病気の治療をさせることを遅らせているというのです。

なぜ、夫のかわりに借金を払うのか?

なぜ夫がしでかしたことに謝って歩くのか?

なぜ夫の暴力を訴えず、だらしない夫の世話をし続けるのか?

そうして夫を許し続けることは、実は夫がアルコール依存症で家族に迷惑をかけているという現実に気づくことを妨げ、治療を受けねばならないという責任感を弱めてしまっていると考えるわけです。

こうした家族の行動は、一見家を守ろうとする努力に見えますが、一方では病気を助長し、悲しみを深める悪循環を生んでいることにもなるわけです。

それはつまり、家族のためと思ってやっているつもりのその行動が、実は本人の依存状態を助ける「共依存行動」になっていると考えられるのです。

この状態では本人はアルコールだけでなく、家族にも過大な依存をし、家族もそれぞれの役割に依存して、頼りない今をただ生きているに過ぎないのではないかというのです。

アルコール依存症という病気は「依存」という問題から抜け出すことができないために、果てしない堂々巡りにおちいり、それを妨げるような家族に対しては強く抵抗して、何がなんでもその「依存」を満たそうとする病気です。

この病気にうち勝つということは、この堂々巡りの輪を遮断することに他ならないのです。本人にとっても家族にとっても目指すべき努力は、この状況を甘んじて受け入れることではなく、とことん抵抗して病気にうち勝とうとすることなのです。

「ヒーロー」であったり、「責任をとる子」であることは大変な努力のいることです。しかし、こうして考えてみるとそれすらもアルコール依存症という病気の強さから目をそむけ、逃げ道として選んだ妥協案に過ぎなかったことがわかります。

ACの抱えた問題の本質も家族の誰かのために選んだ道だから、ゆえに自分の人生にはならなかったということにあります。

日本人の感覚からすると、「共依存」という考え方に一理はあると感じながらも、何かしっくりとしない気持ちもあるのではないでしょうか?

日本の風土は相手の気持ちを察することを美徳とするところがあります。相手のことを自然と思いやるというすばらしいものです。ここに日本人特有のあいまいさがあります。言わずもがな、という常識は無意識に相手に何かを期待する甘えにも結びつくものになりかねません。家族のためにもくもくとがんばる子は、日本人ばかりでなくても美的な感覚との結びつきも強いものでしょう。

簡単な例で言えば「おしん」や「巨人の星」の「星飛馬(ほしひゅうま)」などがそうです。彼らは「責任をとる子」であり、「ヒーロー」にあたります。彼らのがんばりを評価する(つまり、ACであることを良いとする)ことがあっても、その元となる親のあり方を考えることはあまりないようです。

 現代の人権意識の発達はこうした美徳をただ良しとしてはいません。現代では、たとえ子供であっても確かな人権があり、親のために売られることは児童売買にあたりますし、過剰な教育は虐待とも言えます(現代は社会保障制度を充実させることで貧困による人権侵害に結びつかないようにしています)。

西欧を中心にした人権意識の発達は、病気の人をただ守るだけではなく、病気の人自身にも必要な治療を受け、できる限りの社会人としての役割を持つことを要請しています。

家族としての協力は当然ですが、だからといって必要以上に犠牲になることは別な問題と言えるのです。本来、日本人の相手を思いやる言わずもがなの気持ちのすばらしさと、こうした人権意識の問題は矛盾するものではないはずです。

本当に相手を思うこととは何なのか、現代人として向き合わねばならない問題どこにあるのか、そうしたことを考えていくことが重要なことではないでしょうか。

「共依存」ということを考えるときは、こうした点の区別を意識しておくことも必要だと感じます。

共依存の特徴

1  自らを犠牲にして相手を助けたり、世話したりする
 自分のことより、相手の世話の方を重要だと思いこんでる。
2  相手の行動、感情、考え方、状況、結果を変えようとコントロールする
 なだめたり、怒ったり、頼んだり、罪の意識を植え付けたり、アドバイスしたり、丸め込んだり、おっせかいをして相手を変えようと工夫する。
3  問題や危機が起こっているような状況や人間関係に身を置きやすい
 こういう人たちは、身のまわりに何かが起こっていないと空虚になり、問題がある方に無意識のうちに向かってしまう傾向があります。
4  依存心が強く、一人でやっていけるという自信がない
 自分一人でやっていけるという確信がないと、相手に捨てられるという不安におそわれてしまいます。特にこの不安は、小さいときに育った家族で、親に見捨てられたとか無視されたという経験に関係していることがよくあります。
5  考え方、視野がせまい
 ある特定の相手のことで頭がいっぱいで、友達からも離れ、孤立してしまい、あるのは自分と相手だけのせまい世界になる。
6  共依存の人は現実や事実の否定、否認をする
 問題の重大さを認めず、たいしたことでもないかのように思いこんだり、見て見ぬふりをしたり、事実を隠して表面はなんでもないかのように振る舞ったりする。
7  コミュニケーションの技術に欠ける
 相手に自分の言いたいことをはっきり表現したり、自分に必要なものを要求したりできない。「ノー」と断りたくても、つい「イエス」と言ってしまう。
8  相手と自分とのバウンダリー(境界線)がはっきりしてない
 相手が落ちこんでいるのを見ると、自分も滅入ってしまったり、または、その人の気分を変えようと必死になったりする。
9  自分の身体から出るメッセージに気がつかない
 微妙な感情や感覚が麻痺してしまっている。イライラしたり、胸がドキドキしたり、息が吸えなかったり、肩こりがしたり、喉がかわいたり、イヤな感じなどの、注意警報に注目せず、何度も同じことを繰り返す。
10 怒りの問題をもっている
 怒りを恐れにすり替えたり、適切な怒りの処理の仕方がわからず、フラストレーションがたまり、突然爆発させたりする。
11 忍耐強く待つことができない
 相手が何かすると、反射的に行動しやすい。
12 罪の意識によくおそわれる
 相手に欠点を指摘されると、すぐに鵜呑みにしてしまう。相手に問題があるのは自分が悪いからだと思いこみ、自分が努力すれば、欠点を直せば相手がよくなるだろう、変わるだろう、愛してくれるだろうと必死になる。
13 ものごとを極端にとらえ、ほどほどにすることができない
 自分が正しくて、相手が全く間違っているとか、または反対に全部自分のせいだと思いこんでしまいがちである。
14 過去の間違いから学ぶことが出来ない
 相手がことを起こすと、ひどく憤りますが、互いの関係が少し調子がいいと、憤慨して嘆いたことなどさっぱり忘れて、相手がかわいそうだと思ったり、本当はとてもいい人だと思ったりして、すぐ相手を許してしまいます。
15 被害者意識にとりつかれる
 相手を救おうとするが上手くいかないので、相手を責める。相手を責めても相手は変化しないので、最後に自分はこんなに相手のおかげでみじめになったと被害者意識にとりつかれ、弱々しくなる。
16 自分と自分のまわりに害があるのに、波風を立てないようにしようと四苦八苦する
 相手を喜ばせようとして相手に合わせ、なんとかして葛藤をさけ、相手が怒らないように、相手が少しでも迷惑に思わないようにと異常な努力をし、和を保つ努力をまわりの人にも強制する。
17 愛情としがみつきを取り違える
 愛するということは、相手との人間関係にのめりこむことや、胸がドキドキして相手から離れなくなることだと思い込んでいる。
18 権威者を恐れる
 子供のとき、恐い人がいる家庭で育ったACである共依存の人は、地位のある人、権威のある人、怖そうな人・・・例えば、先生、上司、警察官、役人、怒鳴る人、男性などの前に出ると、萎縮してしまい、理由もなく、ビクビク、オドオドしている。特にこういう相手から批判されたり、認められないのではないか、拒否されるのではないかと恐れる。
19 理想論、ファンタジー(空想)、社会のおきてにとらわれる
 「相手はきっと~するだろう」「こうなるはずだ」というファンタジーや、「社会がこうだから」「みんながああ言うから」と、社会のおきてやまわりの人のせいにしたりする。

20 相手の気分を敏感に察して、先へ先へと頭を働かせる
 常に相手の顔色をうかがって、すばやく相手のムードを読み取り、先回りして次にどうしたらいいのかと心配するのに忙しくて、今このときの人生を楽しむことができない。
21 嘘をつかなくてもよいときに嘘をつく
 自分に対して正直になれず、出てくる思考や感情を否定したり、疑ったり、無視したりする。その場をとりつくろったり、真実を隠したりする。
22 自己の確立ができていない
 すべての共依存的な行動様式はここからはじまっています。自分は一体誰であるか人生の目的は何かがはっきりせず、自分を大切にできなかったりする。自分を肯定し受け入れることが出来ず、自己主張ができない。

うーん字数制限で書けないから


フリーページに共依存で特徴と一緒にUPしました

愛は執着 

憎しみにも悲しみにも変質し得ます

だとしたら

他者を信じて待つ

他者を許す寛容

そんな心を持つことこそが人としての成長なのです

難しいけど

これしかないなあ

幸せへの道程は・・・

もう少し突っ込むと以下が指標となります

興味のある人は以下を参照にしてみてください


自分に寛大になる
1.自分を許す

2.自分の長所だけに意識を向ける

3.したくないことははっきりと断る

4.いやなことを言う人は相手にしない

5.地位や財産で人を判断しない

6.たくさん失敗して、たくさん学ぶ

7.自分のまちがいは堂々と認める

8.自分の気分に責任を持つ

9.自分をけなさない

自分を大切にする
10.仕事を楽しむ

11.相手にどう思われているかを心配しない

12.自分は幸せになれると信じる

13.あるがままの自分を受け入れる

14.自分のしたいことをする

15.毎日三十分、自分のための時間を持つ

16.他人の思いどおりにはならない

17.夢を実現するために行動する

18.他人からどう評価されようと気にしない

19.不平・不満を言わない

自分を受け入れる
20.他人に期待しない

21.完璧を求めない

22.自分を他人と比較しない

23.自分の価値を疑わない

24.自分で自分を苦しめない

25.無理をして人から好かれようとしない

26.まちがったことをしても自分を責めない

27.自分の決断に自信を持つ

28.まず、自分をほめる

29.自分の健康には自分で責任を持つ

批判は余裕をもって受け入れる
30.批判は余裕を持って受け入れる

31.自分で考え、自分で決める

32.ほめ言葉は素直に受け入れる

33.他人を変えようとしない

34.自分の考えを大切にする

35.自分でできることは自分でする

36.よけいな競争はしない

37.自分を最優先する

38.他人をむやみに持ち上げない

39.自分の存在そのものに価値があると信じる

40.自分のミスはすべて許す

自分の人生を生きる
41.どんな出来事も、いいほうに解釈する

42.他人に対する悪い感情はさらりと忘れる

43.問題の原因は自分にあることを認める

44.自分の思いどおりに生きる

45.自分に頼る

46.自分の考えをすべて受け入れる

47.他人を批判しない

48.自分の人生に起こることすべてに責任をとる

49.他人の反応を気にしない

50.自分の望む人生を歩む






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