1343696 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

そういちの平庵∞ceeport∞

そういちの平庵∞ceeport∞

僕が生まれた町

昭和41年に東京の墨田区で生まれました。
いわゆる、下町です。
ベーゴマ、メンコ、カン蹴り、もんじゃ、駄菓子屋、縁日、祭り、紙芝居、どっこいねんど、かたぬき、銭湯
路地が遊び場でした。空缶1つで1日中遊んでいました。
まだ、子供だけの社会がありました。
夏になると、上半身裸で長椅子を持ち出し団扇を扇ぎながらおじさんが路地で将棋を指していました。
祭りの御輿や山車もなつかしいです
御輿をかつぐ人は、汗だくになるので大きな団扇であおぎます。
銭湯に行くといつも水をかけてくるおじさんがいたり
もんじゃ焼きは、子供の社交場でした
小麦粉を溶いたのにソースやキャベツ、ベビースターラーメンなどを入れ鉄板の上で焼いて食べるのですが、小さなヘラでしゃべりながら食べていると少しだけ大人になった気がしました
確か50円~100円で食べられたと思います。
遊びの中に文化がありました
小さな町工場の多い町で、ベーゴマの改造、グラインダーでしたり、鋳型で大きなのを作ったり、大人が子供に干渉することなく気軽に手伝ってくれました。
怒られる事も多かったです、爆竹を人の家に投げたり、鬼のような顔で怒られました。
いたずらをして怒られながら次から次へと遊びを作り出していました。
空き地に放置してある車が基地だったり、昨夜見た夢を何時間でもみんなで話したり・・・・
今年の正月、何年ぶりかで、生まれた町を歩いてみました、ゴミゴミした景色は、変わってなかったですが、そこには、子供の遊んでいる姿はありませんでした。
なんだか、寂しかったです。1999/6/05


© Rakuten Group, Inc.