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テーマ:高校受験(1059)
カテゴリ:何かヘンだぞ
しつこいようだが、また「自粛」のことについて書く。
このブログを以前からお読みいただいている方には、 私が「酒を悪者にしないでほしい」というフレーズをよく使っていることをご記憶かと思う。 酒にまつわる犯罪・事件・事故などがあったときに、つい槍玉に挙げられるのが悲しいからである。 何でこんなことを書いているかというと、 今この状況下で、まさに「花見」が悪者にされているかのような印象を受けるからだ。 東京都が花見の自粛を呼びかけたとこは記憶に新しい。 このことに対して私も異を唱えたが、その趣旨自体は全く理解できないものでもない。 ただ、単に「花見を自粛せよ」というだけでは言葉足らずだ。 どうせなら、 「東日本大震災に鑑み、お花見に乗じての常軌を逸した騒乱、 泥酔・嘔吐などの迷惑行為は、自粛していただくようお願い致します」 とでもすればよかったのだ。 要は言いたいことはその辺りなのだろうから。 しかし「花見」を「自粛」と言うが、そういう言い方になると、 「花見」自体がなんだか悪いことをしているような、ネガティブなイメージに取られてしまう。 しかし「花見」はあくまで「花見」、ただ花を眺めて愛でる、それ以外の何物でもない。 そう考えれば、少なくともそれを「自粛」するなどという発想は出てくるはずがない。 ひょっとしたら一般大衆の持つイメージも、 夜桜の下でドンチャン騒ぎをやるようなイメージが支配的になっているかもしれない。 それはそれとしても、行政の側までもが明らかに同じイメージで固定してしまっているかのような 言い方をするのはいかがなものか、と思うのだ。 「花見」は「自粛」を気にしながら、後ろめたくやるようなものではないはずだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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