|
カテゴリ:何かヘンだぞ
幼児による事故を防止するために、先日100円ライターの規格が変更され、
新規格適合のシールの無い物は販売できなくなった。 ウチの店でもその実施日を境に、100円ライターの在庫をガラリと入れ替えた。 ただその新規格適合商品というのが、スイッチ(と言えばいいのかな?)がとても硬いもので、 大のオトナでも相当な力を要する。 普通の人なら何とかなるだろうが、いつもウチの店にタバコを買いに来るある年配の女性の場合、 手が不自由で針金か何かを埋め込んでるらしく、力が思うように入らないのだ。 タバコを1カートン単位で購入しても、そのカートンの包みを開けるのにもひと苦労なので、 ウチでわざわざバラしてから彼女の買い物袋に入れてあげているほどだ。 そんな状態なので、その方は新規格適合ライターなど、絶対に使えない。 今日店に来られたとき、今まで使っていたライターが切れかけているというので、 以前景品で貰ってあったライターを差し上げた。 新規格不適合のモノではあるが、それは“販売”ができないのであって、 タダで差し上げる分には問題ないということなのだ。 しかし今後もその方に差し上げるとしても、いずれは底をついてしまうだろう。 実際に100円ライターが原因で幼児の痛ましい事故が起こっているので、 規制の方向に流れるということは致し方ないかもしれない。 ただその一方で、規制が強化された結果、 その商品を使うことが出来なくなる人がいるというのも、また事実なのだ。 そのあたりのことは考慮されたんだろうか? もっとも幼児の安全ということを持ち出されると、あえて反論はしづらい状況だとは思うが、 それならばこれは本来、幼児の手の届くところに安易にライターを置いておく大人のモラルの問題ではないのか、 ということもあえて付け加えておきたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|