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2013年01月29日
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テーマ:ニュース(99473)
カテゴリ:何かヘンだぞ
大阪市立桜宮高校の教師体罰問題、そしてそれに対する橋下市長の対応、
これらにまつわるあれやこれやの報道に、日々繰り広げられている。
私にもいろいろと考えさせられるところがあったが、ただ報道が過熱するにつれ、
論点がどんどんぼやけていっているような気もしている。



改めて問題を整理してみると.....バスケットボール部のキャプテンが、
顧問の教師の体罰に耐えかねて自殺した.....単純に言えばそういうことだ。
ここでまずやらなければいけないことは、当事者と周辺の人物に対する事情聴取、
そこから事件の全容を明らかにすることだと思う。
その上で当該教師に対する処分を下す。

もちろん問題をそれで終わりにするわけではない。
このような事件が起こった背景について、深く掘り下げていかなければいけない。



そこにはまず第1に、指導者の指導力の欠如、というものがあろう。
真に優れた資質を持った指導者ならば、体罰に頼らずとも、子供たちに結果を残させることができるはずだ。
桑田真澄氏もインタビューの中で言っていたが、体罰とは「絶対服従」という前提の下で行われる暴力であり、
その中身に正当性があるかどうかにかかわらず、それは“卑怯”以外の何物でもないはず。
にもかかわらずそれに頼ってしまうのは、指導力不足と言われても仕方ないのではないか。

そして第2に、いわゆる「勝利至上主義」、そしてそれを実現させる指導者への過度の依存があろう。
実績を上げた教師に対して、学校関係者や保護者がモノ申すことができない、という現実がありはしないか。
そしてそのあとに、学校の体質、ひいてはいわゆる「体育会系」体質、ということが問題になってくる。

そう考えていくと、これはもう桜宮高校だけの問題ではなく、全国の学校すべてに関わってくることだ。
現実に学校現場での体罰というものが、幅広く行われているということは、十分に想像できることだ。

そして体罰というものは世代を超えて連鎖する、という厄介な一面も持っている。
自分が若いころ受けた体罰をポジティブに捉えると、彼が指導者になった時に同じような体罰を行う、というわけだ。



まずは今一度体罰の全面的禁止を再確認し、行ったことが明るみになった場合は
いかなる場合であっても、程度の軽重を問わず厳正に処罰する。

そして「体罰は悪」ということについてのコンセンサスを、教師、生徒、保護者の間で共有することだ。
今まででもタテマエの上では禁止されていたものの、
現場ではどこかでそれを許す空気があった可能性は否定できない。

そんな空気を一掃する意味でも、公立校では教師の一校の在任期間に上限を定めることだ。
部活動で輝かしい実績を上げた教師は、とかく同じ学校に長期間居座る傾向があるが、
それをしてしまうと、ヘンにカリスマ性が醸成されてしまいかねないからだ。

また教師から古臭い体育会系体質を抜き去る意味でも、常に最新のメンタルコーチングの理論の習得を義務付ける。
新しいものと古いもののはたしてどちらがいいのか、という議論も起こるかもしれないが、
体罰を使わずに済む可能性が少しでも大きいなら、迷わず取り入れるべきだ。
第一、スポーツ先進国といわれるところで、いまだに体罰に頼っている国など、聞いたことがない。



どちらにしても時間の掛かることには違いないだろう。
しかし教育なんてそもそも、そんなすぐに結果が現れてくるようなものではないのではないか。

「入試の中止」や「教員の総入れ替え」といった、一見唐突で小手先の施策を打ち出した橋下市長も、
おそらくそのあたりのことは考えているに違いない。
しかしこのところのマスコミ報道は、彼の言ったことの単なる是非に矮小化されてしまっていて、
あまり問題の本質を突いていると言えない。
それが少々残念だ。





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最終更新日  2013年01月30日 00時12分46秒
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