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カテゴリ:低コレステロールの危険
低コレステロール血症の原因となる疾患・・16 ダイエットなどによる低コレステロールとなれば、 コエンザイムQ10とドリコールが、コレステロール合成過程で、一つの大事な分かれ道となっている、「ファルネシルピロリン酸」から合成されることを説明して来ました。 コエンザイムQ10、ドリコールは、いずれも、「イソプレノド」と言う化学構造を持った人の体にとって、大切な役割を果たす生理活性物質なのです。 人間では、ビタミンのグループに属しており、合成されないのですが、皆さんの良く知るビタミンEやビタミンAは、このイソプレノイドの仲間なのです。 そして、植物では、この代謝系を利用して合成しているのです。 既に述べましたように、コエンザイムQ10も、イソプレノイドの仲間の脂溶性ビタミンと考えられていたこともあるのです。 ビタミンAとβーカロチンなど、その仲間は、「カロチノイド」なのです。 この「カロチノイド」は、植物中に含まれており、その仲間は沢山あり、600種類ぐらいあるのです。 カロチノイドは、ポリフェノールの仲間として知られる「フラボノイド」に匹敵する種類があり、私ども人間が植物食品成分として摂取している代表にして、大切な成分なのです。 皆さんの知る代表がカテキンです。 つまり、「カロチノイド」や「フラボノイド」を含まない植物は無いと言った方が良いほどの成分なのです。 一方、「カロチノイド」では、トマトに含まれることで有名になったリコピン、ミカンに含まれていると知られるようになったクリプトキサンチンなど、最近は、健康食品・サプリメントに組み込まれたセールスポイント成分となっています。 以上より、このイソプレノイドは、生理活性物質として、人間が摂取しなければならない成分で、ビタミンAやビタミンEなどは、その代表だと言うことです。 私たち人間が自然界の生き物として、動物や植物の両方を摂取するのは、ただ単にカロリー成分のみならず、人間が多様な生理活性を持つ成分摂取が必要だからと言えます。 それ故に、短期的のみならず長期的な「素肌美」のためには、安易なダイエットは、色々問題があるとなります。 コレステロール合成とその代謝系が、「素肌美」に加えて、人の命にとって、如何に大切かの一端が覗けたと思います。 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患予防の新たなる危険因子」を取り上げています) (Googleブログでは、 「低コレステロール血症が発病の危険を増す疾患」を取り上げています) (ミクシィにも出しています) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/06/07 03:59:07 PM
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