music club_cinema

監督：鈴木雅之
出演：木村拓哉、松たか子、大塚寧々、阿部寛、八嶋智人、勝村政信、小日向文世、角野卓造
　　　　児玉清、田中要次

テレビシリーズのオールスターヴァージョン。
城西支部に戻って来た久利生は、自らの離婚裁判で忙しい芝山に代わって傷害致死事件の裁判を任される。
容疑者の梅林（波岡一喜）は素直に犯行を自白していたので、問題のない裁判だと思われていた。
だが初公判で梅林は犯行を全面否認、無罪を主張したために事態は急変。
被告には有名な敏腕弁護士、蒲生(松本幸四郎)がついていた。
梅林は何故自白を翻し、犯行時刻に警備の仕事をしていた事にしなければならないのか。
実は彼はその時刻に、大物政治家の花岡練三郎(森田一義)の証人となっていたのだった。
久利生と雨宮は梅林の車を捜すため、韓国へ飛ぶ。
カン・ミンウ検事（イ・ビョンホン）の部下が彼らの熱意に負け、協力してくれた事もあり、
沈められた目立つ 「男魂」 の車が見つかる。
だが車の傷だけでは梅林が現場にいた証明にはならない。決定打が必要だ。
久利生は手強い蒲生と闘える事に喜びさえ感じていた。

花岡代議士と言えば、思い出すのは虹ヶ浦支部時代に出会った滝田（中井貴一）。
彼はガンでもう長くはなかったが、とても穏やかだった。
梅林事件の合間に滝田を見舞う久利生。

特捜の黛（香川照之）からも協力を得られた。久利生が花岡を証人としたため、この裁判は世間の
注目を浴びる。
だが久利生と被害者の婚約者（国仲涼子）にとっては、傷害致死事件の裁判なのだ。
城西支部の仲間達のサポートで犯行時刻に起きていた火事のヤジ馬たちの携帯から現場写真を調べたが、梅林は写っていなかった。
だが放火魔（古田新太）がそれを持っていた。
梅林の偽証は崩れ、マスコミの関心は贈収賄事件へ。
蒲生と久利生の闘いは第２ラウンドへ。
久利生と雨宮の仲もまた一歩前進したのだった。

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予想通り、２時間ドラマでした(笑)
番組の大ファンでもなければ、テレビ待ちで充分です。
でも面白かったですよ、踊るの時と全く一緒です。テレビのゴージャス版ですから、映画も面白いよ。

イ・ビョンホンのファンの方は、ちょっとがっかりするのでは？
ほんの数カットしか登場しません。部下の人が良い味出してました。
今回の 「あるよ」 は、久利生が韓国で食べ損ねた料理でした(笑)

レディース・デイに観るものが特になかったのでこれを観たのですが、公開から初の水曜日ということもあり混むだろうと予想していました。
けど雨で、少し客足が鈍るかとも思ったけど予定通り早めに行きました。
するとやはり客席は女性がほとんど。結構入ってました。

自宅で２時間ドラマを観るより、スクリーンでコマーシャルなしに集中して観られたからいっかーって感じです(笑)
幸四郎と松たか子の共演も微妙で良かったｗ
古田新太も面白かった。

幸四郎、児玉さん香川さんは勿論見せてくれますが、何より凄いのは中井貴一でした。
陰陽師とどろろの時のように彼が登場したシーンは、彼が全部持って行ってしまってました。
同じシーンにいる他の出演者が霞みます。圧倒的な存在感。
彼は本当に映画俳優だなあと再認識しました。
これが生の舞台なら、幸四郎が一番持って行ってたのでしょう。
でもやはりスクリーンでは中井貴一ですね。

アジアでの公開は決定、海外での公開も見越して英語字幕も製作済みらしいけど、芝山と中村検事の仲とか、虹ヶ浦の登場人物とか全部分かるの？
放送されてたの？　そのへんの話し知らなくても良いのかしら…
ま、大雑把に見てても理解できる内容だから大丈夫だとは思うけど(笑)
９月２３日にスペシャルがあるので、虹ヶ浦の内容はそれで分かります。

「ＨＥＲＯ」 と 「さらば、ベルリン」 の梯子は中々楽しかったです。


【 「ＨＥＲＯ」　９．１２：劇場鑑賞 】