|
テーマ:鉄道(22050)
カテゴリ:鉄道フリートーク
皆様、おはようございます。いかがお過ごしでしょうか。
今朝の東京は、久しぶりに猛暑から解放されたような感じの朝です。 それでは旅日記の続きです。 ホテルで一服し、岳南鉄道のビール電車に乗るため富士駅に向かう事にしました。 と、そこに見えたのは! 雲一つない、霞の裾をまとった富士山の姿でした。その姿は、今まで見たどんな富士山よりも美しく感じました。 思わず、唱歌「ふじの山」を思い出してしまったほどです。 富士駅から吉原駅までは1駅。吉原駅の跨線橋を渡ったところに、岳南鉄道の改札口とホームはあります。 ホームでは、元・京王井の頭線3000系電車を両運転台に改造した7000形電車が発車を待っています。 昨年撮影した、岳南鉄道7000形電車。 ここで友人2名と合流です。 やがてホームに、8000形2両編成「がくちゃん」が入線してきました。 プラットホームから見た、夜の富士山です。 ビール電車に乗り込み、席につきます。さっそくビールが運ばれてきました。今回はキリン「一番搾り」の他、地ビール「ふじやまビール」が飲めました。これは、岳南鉄道が富士急行グループだからでしょうか。 8000形の車内のスピーカーには「K.T.R(京王帝都電鉄の略)」の文字が残っていました。 終点の岳南江尾では、折り返しの時間を利用して地元の人たちがおつまみや野菜を売っていました。 帰りの車内では、切符によります抽選会も開催されました。私はハズレでありましたが…。 この岳南鉄道は1953年(昭和28年)に吉原~岳南江尾駅間の9.2キロ全線が開通。ピーク時の年間輸送量は旅客500万人(1967年)、貨物100万トン(1969年)だったが、2010年には旅客77万人、貨物6.5万トンに落ち込みました。そして今年3月、収益の柱だった貨物輸送が廃止。旅客輸送もマイカーの普及で鉄道離れが加速するなど、岳鉄は昨年末の市公共交通協議会で「事業継続は困難」との認識を示していました。 その後、富士市の鈴木尚市長は8月3日午前の定例会見で、経営不振から運行継続が危ぶまれている同市の岳南鉄道(岳鉄)に対し、2014年度まで公的に支援していく考えを示しました。 しかしながら、行政だけの力では鉄道の存続は厳しいものがあります。今こそ、この岳南鉄道に皆で乗って、盛り立てて行く事が必要なのではないでしょうか。 東海道本線を乗り鐵された時、ちょっと吉原駅で途中下車してみませんか?きっと、岳南鉄道の楽しく素晴らしい小さな旅が皆様を待っていますよ!切符マニアの方には、昔懐かしい硬券が売られていますし、乗りつぶし派の方には土日祝日限定の「全線1日フリー乗車券」があります。 【関連新聞記事】 ◆14年度まで公的支援 岳南鉄道存続へ 富士市方針〔8/3付静岡新聞Web版〕 ◆岳南鉄道乗って支えよう 市民や市職員ら議論 富士〔8/12付静岡新聞Web版〕
尚「楽天広場会員」以外の方で、御意見・御感想・コメントのございます方も、どしどし下さい。ご参加、お待ち致しております。(メールの絵をクリックされますと、メールが送れるようになっております) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.09.03 08:10:25
コメント(0) | コメントを書く
[鉄道フリートーク] カテゴリの最新記事
|