テーマ:試写会で観た映画の感想(678)
カテゴリ:映画鑑賞記録
9/17(土)より全国ロードショーです。
"CINDERELLA MAN" 監督・・・ロン・ハワード 出演・・・ラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガー、ポール・ジアマッティ、クレイグ・ビアーコ、ブルース・マッギル、パディ・コンシダイン、デヴィッド・ヒューバンド、ローズマリー・デウィット、リンダ・カッシュ、ニコラス・キャンベル、他。 ・物語序盤・ ジム・ブラドックは有望なボクサーとして、将来を嘱望されていた。 家に戻れば、妻メイと三人の子供達に囲まれる優しい父親。 ファイト・マネーも次々に手元に入り、何不自由ない暮らしをしていた。 だが1929年の大恐慌で事態は一変する。 投資していた金も全て消えてなくなり、その日の生活にも困る状況に陥ってしまったブラドック一家。 ジムはボクサーとして小さな試合に出て、小金を稼いでいたが、骨折したまま試合に臨んだ為、ライセンスを剥奪されてしまう。 それ以後は、日雇いの肉体労働者として働き、細々と生計を支えるが、生活は厳しく、代金未納の為に電気を止められてしまう。 そんなある日、元マネージャーのジョーから、一夜限りの復帰試合の話が舞い込んでくる。 ジムは、その報酬で家族を救えると、喜んで試合を引き受けるのだった…。 実在のボクサー、ジム・ブラドックの奇跡の半生を映画化した作品です。 面白かったです。 画面に見入ってしまって、体が固まっていたのか、終映後に体の節々が痛かったです(笑) 観ている方も思わず力が入ってしまう作品ですね。 ボクシングのシーンは、まるで本物の試合を観ているように熱狂してしまいます。 映画だと分かっている筈なのに、つい「そこだ、行け!」って感じで。 ストーリーとしては、一本道で特に捻りも無く、とても分かり易いものです。 かつてスター街道を歩んでいたボクサーが、大恐慌の為に落魄れ、その後再び再起を掛けて試合に挑んでゆく、その過程を描いたものです。 ラストまで、ある意味安心して観ていられる筋書きですね。 ラッセル・クロウとレネー・ゼルウィガー扮する、ブラドック夫妻が有り得ないほど仲が良いです。 裕福な生活から、どん底の生活に落ちても、お互いを思い遣り愛し合っている二人。 普通なら、罵り合いの一つでもする所ですが、この夫婦は終始ラヴラヴでした。 この辺、正直、ちょっと出来過ぎで嘘っぽい…と思った部分でもありましたが、家族の為に戦い続けたボクサーを描いた作品なので許容範囲かな。 三人のお母さん役のレネー・ゼルウィガーの小太り具合が、如何にもお母さんらしくて嵌っていたと思います。 これがスレンダーな美女だったら興醒めなんですけど、レネーだからすんなり納得できるというか。 ラッセル・クロウとは、アカデミー賞コンビですが、どちらも美男美女でない所が説得力がありましたね。 彼は本当に、こういう野性的な戦う男の役が嵌ります。 他には、ポール・ジアマッティが演じたマネージャー・ジョーとブラドックとの静かな友情が素敵でした。 ブラドックが落魄れても、ジョーは綺麗なアパートで豪勢な暮らしをしていると思いきや…という展開が良かったです。 全体的に完璧な正統派スタイルを貫いた映画でした。 観終わった後、映画を観たなぁという気分にさせてくれる作品です。 ↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Aug 28, 2005 10:13:28 AM
[映画鑑賞記録] カテゴリの最新記事
|
|