テーマ:映画館で観た映画(8361)
カテゴリ:映画鑑賞記録
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"RESIDENT EVIL: EXTINCTION" 監督・・・ラッセル・マルケイ 脚本・・・ポール・W・S・アンダーソン 出演・・・ミラ・ジョヴォヴィッチ、オデッド・フェール、アリ・ラーター、イアン・グレン、アシャンティ ベティ、クリストファー・イーガン、スペンサー・ロック、ジェイソン・オマラ、マイク・エップス、他。 ・物語序盤・ 巨大企業アンブレラ社からのT-ウィルス流出による、ラクーンシティでの惨劇から数年の年月が経過した。 ウィルスの感染は世界中へと広がり、文明社会は完全に崩壊し、植物までもが枯れ果ててしまった。 世界各地の地下研究所に潜伏している、かつてのアンブレラ社幹部達は、アリスの遺伝子を使ってウィルスに対抗すべく、アリスのクローンによる実験を繰り返していた。 しかし"アリス計画"の責任者アイザックス博士は、ウェスカーを筆頭とする議会の意向に反して、秘密裡に危険な研究を進めていた。 一方、アリス本人は、アンブレラ社からの衛星探索網を潜り抜けて、単身砂漠化したアメリカをバイクで彷徨っていた。 無線からは、一部生き残った人類が、生存者を求めて信号を発し続けている。 アリスはガソリンを探して立ち寄ったスタンドで、アラスカが感染の及んでいない安息の地であると記されたノートを入手。 その後アリスは、クレアをリーダーとして、数台のトラックでアメリカを縦断している武装集団と接触する。 その中には、数年前に離れ離れになったカルロスも居た。 彼等は、ノートの記述に希望を託して、燃料の残っていそうなラスベガスを経由して、アラスカを目指そうとするが…。 古い映画で恐縮なのですが、唐突な世界観の変貌ぶりは、「マッドマックス」→「2」への変化を彷彿とさせました。 あれも開いた口が塞がらなかったけど。 この作品も、前作まで文明社会だった筈の筈が、いきなり砂漠化し荒廃した世界に…。 これまでで最もゲームから遠ざかった作品となりましたね。 トレーラーで事前に、ある程度は予想していたものの、これは「バイオハザード」か?という複雑な思いが胸に広がりました。 はっきり言ってしまうと、失望に近いかな…。 今回は、クレア・レッドフィールドが登場しますが、ゲーム・キャラとイメージが全く重ならなくて、ゲームから抜け出してきたかのような、前回のジルとは全然違いました。 ゲームで登場したモンスターも強い物は一切登場せず、完結編にしては、あまりお金を掛けた様子も感じられませんでした。 超能力的な強大なパワーを持った、アリスとアンブレラ社との死闘をメインにしたストーリー展開は考えられなかったのかなぁ…。 これで終わりと言われると、全然納得いきませんね。 脚本を担当したポール・アンダーソン。 一作目は監督を務め、二作目から脚本と製作に回ったのですが…。 もっと幾らでも、脚本の書きようはあったと思うんですけど。 何故、完結編という大切な作品で、ああいう方向性を敢えて選んだのか、首を傾げるばかりです。(-_-メ) オープニングは、一作目を思い出させる洋館から始まります。 一作目と同様に、シャワールームで目覚めたアリスは、戸惑った様子で辺りを見回し、施設の奥へと。 そしてあの殺人レーザーのある廊下が登場します。 必殺・格子模様レーザーを、天上通気口へのジャンプで回避。 でも次のトラップで敢え無くダウン。 このアリス、実はクローンの失敗作で、同じ顔をしたアリスの死体がごろごろ。 こんな感じで、映画は幕を開けました。 そして本物のアリスはというと、T-ウィルス蔓延の影響で、人間ばかりか動植物までもが絶滅し、砂漠化が進んだアメリカをバイクで旅しています。 二作目で仲間になった人達とも離れて一人旅。 どうして、二作目の直後から、始めてくれなかったんだろう…? 映画としては完結編なのだから、絶対にアンブレラ社・ウェスカーと決着を付けないといけないでしょ。 中ボスクラスの敵を倒して、「この続きは次回。乞うご期待。」みたいな終わり方には、卓袱台引っくり返すぞ!と怒り心頭。 頭から湯気が立ち上りましたわ。 モンスターも全然出てこないじゃん!!( ̄△ ̄#) T-ウィルス世界中に蔓延したんでしょ。 ゾンビなんかより、遥かに生命力の強いリッカーとかハンターとかブレインサッカーとか、強力モンスターちゃん達は何処へ行っちゃったのさ!? 砂漠だったら、ワーム系モンスター出せや! 何、カラスの大群出して、満足してるんですか? 「鳥」かよ? ポール・アンダーソン、一作目はロメロ監督「ゾンビ」へのオマージュです、と語っていましたが、今回はヒッチコック監督に捧げる作品ですかい? 予算削られたんですか?と訊きたくなるような内容に「ガッカリだよ!」(←微妙に流行遅れ) 最後はヘンテコな日本が出てくるし。 その地下にウェスカー達の秘密基地? 君ら、アンブレラ社じゃなくて、実はカプコンの社員やろ?! しかしウェスカー役のジェイソン・オマラ、アンタ、まるっきりウェスカーじゃないじゃん。 何でそんなに、ぽっちゃりフェイスな訳? グラサン掛けても、全然クールじゃないし、最低だよ、この配役…。 日本版のみのエンディング・テーマ曲を担当していた倖田來未さんの歌がイメージに合わないと、あちこちで言われていますが、私はそこへ辿り着く前に、憤激のあまり神経麻痺状態で、歌はぼーっと聴いていただけでした。 日本版と言えば、オープニングのタイトル、"RESIDENT EVIL"でしたね。 前は日本向けに、"BIOHAZARD"と丁寧に差し替えていたのになぁ。 製作前から、ずーっとずーっと楽しみにしていたのに…。 もう一回、作り直せ、バカ! 関係者全員、頭丸めて土下座しろや! でもお別れ記念に、キーホルダーを買いました。(T_T) チケット代より高かったよ。トホホ。苦笑。 これが面白かったという方、暴言吐いて、ゴメンナサイ。 でも熱狂的バイオハザーダーとして、この作品、私には受け入れられません。 ↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Nov 14, 2007 08:55:27 AM
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