|
カテゴリ:血友病
まもなく56歳になろうとしている私の年代で、初めて一般の血友病患者が血液製剤を使えるようになったのは、20歳を過ぎてからです。私が血友病A患者用のクリオプレシピテート剤を初めて使ったのも78年(昭和53年)、25歳のころでした。 血友病A患者用のAHFやクリオプレシピテート日赤、また、血友病B患者用の濃縮製剤、何れも当初は今日のような公費負担制度もなく一部の血友病患者にしか行き渡りませんでした。 私もしくは私以上の年齢の血友病患者は、日本にも大勢生存しています。日本の血友病患者は、血液製剤だけで長く生きられるようになった訳ではないのです。 「全国ヘモフィリア友の会」は、67年(昭和42年)に血友病専門医を中心に結成されましたが、このころ私は14歳で家族を含め患者会の存在すら知りませんでした。患者会結成の目的は、広く日本の血友病患者に行き渡るよう血液製剤の公費負担の実現であり、薬剤の安全性は蔑ろにしてきました。 この全国ヘモフィリア友の会の会員数は、85年(昭和60年)の安全な加熱製剤が出回る年に、血友病専門医を介し約2,000人にまで達しました。 ホームページ http://www.kanzawa.ecweb.jp/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月14日 15時19分11秒
コメント(0) | コメントを書く |