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2008年05月23日
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ
私のかわいい、かわいい、、庭の木々、、、。
新芽が開き、柔らかな緑を風にそよがせていました。
五月は、、本当に、駆け足よねぇ。。あっと、いう間に、葉っぱが大きくなり、色も濃い緑に…。
厳しい夏の陽ざしの準備が始まっています。
あれよあれよと、目の前に六月が。。
青空、新緑、、それを渡るそよ風、、楽しむまもなく、初夏にバトンタッチですか?
爽やかに揺れる空気、夏への期待感、、そんな気分にぴったりなアルバムが到着。

Peter Erskine 、 Nguyen Le 、Michel Benitaの3人が冠のアルバム。。
名付けたならギタートリオなのでしょうが、前作からアルバムにおいての3人の比重は全く平等で、その事で固定観念に縛られ無い用に?って配慮もあってかな?それぞれの頭文字で、ユニット名を作った感じです。
「E_L_B」
前作は、2001年リリース。
アースキンのAutumn RoseやベニータCountry Boyなんてのが、お気に入りでございました。

当然、知名度が断トツに高いのが、ピーターアースキン。
泣く子も黙る、毛むくじゃらですぅ。。。は、冗談。(でも、凄いよねぇ。。)
そのしなやかで、ダイナミック、そして、スピード感に溢れるドラムのファンは多いと思います。
ほんと、いろいろな場面で活躍してます。
アースキントリオ、って言った方が、売れるか?モ??
伝説的なドラマーだよねぇ。。でも、まだまだ、現役まっしぐら。
アメリカ生まれ。。です。

そう、このブログでは、超お馴染みなのが、Nguyen Le。グエンリ。
ベトナム系フランス人であるギターリスト。ご両親はベトナム人なのよね。
従って、彼のお姿は、もちろんキッチリとアジア系。お写真見ると、とんがった(インテリな)アジア系のチンピラ風。
パリ育ちの彼は、生まれ持ってるベトナム人としての遺伝子と、育った国フランスでの影響を自分の中で、、つうか、ギターで融合させちゃった個性的なギターリスト。
ベトナム民族風の独特なセンスを消しちゃうと、エレキギターの超絶貴公子です。
この人の弾く「Little Wing」は本家ジミヘンをのぞくと、一番すげぇ、と思ってる。
でも、貴公子の名は他ギターに譲ってるしまっているけどね。(爆)

Michel Benita。ベニータって、すでに若手では無かったねぇ。。
この人の印象は、いわゆる超絶風では無いんですよね。
割と太めのベースらしい音で、コンテポラリーなサウンドの中でジャズエッセンスを放つ感じ。
高音部を含めて高域での早いパッセージで息をつかせぬベースソロの多い欧州の中では、比較的低音中心、1音1本を刻んでいくジャズのベースとしてはオーソドックスなスタイルなのでは無いでしょうか。。
がぁ、個性的な相手との融合は、旨い、って言う感じ。
絡み合うって、ラインのイメージより、相手と融合して素晴らしいサウンドを創り出すって言うのかなぁ。
くっきりした、ベースらしい音色で出過ぎず、引っ込みすぎず。。もちろん、ソロもセンス良いのだ。
あ、アルジェリアの生まれだそうでっす。

そして、今回、フューチャリングされちゃってるのが、Stephane Guillaume。
このお方は、フランス人。マルチ奏者だそうですが、これがねぇ。。超巧い。
今回は、ソプラノとテナーなのですが、まぁ、どちらも特級品です。
お耳も、反応素晴らしく、しかも、、、なんか。。。お洒落ぇ(笑)
詳しくは、お姉様のところで。

さて、曲目は、11曲。ベニータが3曲。グエンリが4曲。アースキンが3曲。ギヨーム1曲。
ようは、みんなで作った、って事っす。
幕開け、ベニータのタイトル曲から、ノックアウト。
ギヨームはゲスト参加とかって感じでなくて、もう、じっとり(爆)解け合ったサウンド。
ドリームフライト、始まり、始まりぃぃ。
幻想的なサウンドに、聞き惚れていると、来ますよぉ。
2曲目もベニータの曲。全員でゴーって、感じの曲。
少し、ダークな感じのベースソロの後に待ってるのは、ギヨームとグエンリの二人一緒に進むソロ。
この複雑な空間に、アースキンがビシビシ、決めるのだ。
次のグエンリの曲が、、またまた、、かっこいいのだなぁ。Jive Five。
ジャコの曲が引用されちゃったりしてる、ビートの効いた曲。
これまた、スミマンセン。。グエンリ、カッコ良すぎます。

で、このアルバム一番の美しいバラード…だよねぇ。。。
アースキンがジャコに捧げた優しく、微かに哀愁漂う曲。
それまでのアグレッシブなギターもサックスも、想い出を水彩画で表すような演奏です。
これがジャコに捧げられた曲である事を知らなくても、胸の奥がキューーン、とする名曲。
ウッドベースのベニータのソロも、グエンリのリリカルなプレイも涙ものですが、ギヨームのテナーは完璧過ぎるほどうっとりするラインです。
続く2曲、アースキンの曲。ノータイムな感じでドヨ~~ン、と進む、Twelve。
Plan 9は、グエンリの速弾きソロを中心に、各自が楕円系の回転をしてる感じがなんか良い。(笑)

7曲目から2曲グエンリ曲。
ファンクのリズムにのって、ロックギタービキビキのグエンリはかっこよすぎる。
超速いテーマは、なんか。私の頭には複雑過ぎる。
が、アジアンテイストも感じるその高速フレーズはもう気持ちよすぎるほど気持ちよく体を駆けめぐるのだ。
で、ギヨームがソプラノで絡むのですが、こちらも高速フレーズで変幻自在に対抗。
理屈抜きに面白い。
続く無国籍アジア風の曲調が心にしみるバラードもうっとり。

ベニータのMontrealは、霧がかかったみたいな不思議なメロディ。
ここでの、グエンリはほんとベトナム風とでも言うフレーズ連続なのですが、他となんの違和感も無く解け合っちゃって、気持ち良い。
一応、ゲスト(笑)のギヨームの曲。テナーソロでは、ちょっとフリーキィな音も出たりするんだけど、なんか。余裕。(爆)グエンリとギヨームの相性は本当にバッチリだと思うのです。
多くの曲で、ユニゾンしたり、互いのアドリブの同時進行したりしてるのですが、
二人とも、相手の音に関して素晴らしい反応つうか。。
前回の、ギター、ベース、ドラム、の3人ヴァージョンがお気に入りだったので、
実は、このフランスのサックス奏者がはいると知ってガックリしていたのですが。。
もう、スゲェ、、反省してます。(爆)
この人の参加によって、10倍くらい楽しくなったと思います。

最後は、ちょっとメセニー風のリリカルでメロディアスな曲。
アバークロンビーがメセニー曲弾いたか?って雰囲気。(爆)
でも、やはり、フレーズ、音色の端々に感じるアジアの香り。
爽やかに幕を閉じるのでした。。おぉ。。
ここが終着点かしらん。。

初夏の香りのする一枚。
超すずっく的、お気に入り。。。是非ぃぃ。



1. Dream Flight
2. Rotha & Priska
3. Jive Five
4. Song For Jaco
5. Twelve
6. Plan 9
7. Kokopanitsa
8. Romanichel
9. Montreal
10. Hanging Out On The Roofs
11. A Demain


Peter Erskine - drums, timpani, percussion
Nguyen Le - electric guitar, kaoss pad
Michel Benita - bass

Stephane Guillaume - tenor & soprano saxophones


いよいよ始まっていまあす。

第34回 スカンジナビアン・コネクション

「ギーネ・アンデルセン・グループ」

2008年 5月21日 ~ 5月27日


5月25日(日) 新潟 「ジョイアミーア」 tel: 025-224-2588

新潟はこの日曜日です。
マイダーリン(本物)と土曜日にお出かけする私は、今回は残念ながら行けません。
お時間ある方は是非♪









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最終更新日  2008年05月23日 17時54分41秒



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