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2010年07月07日
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:The Brasil Project




白い百合も咲きました。。

ギターにのったポルトガル語には魔法の響きがある。
さ迷える現実の重さから心を解放して、体温と実態のない不可思議な迷子にしてくれる魔法の力。。。
あらゆる密度、重さから逃げ出すべく、、意識を空中に拡散させいく。。
霧よりももっともっと希薄になって空中を漂う。
成層圏、宇宙、銀河の果てへと舞い上がり、何光年も向こうにある青い宝石を愛おしく振り返る。
天の川を眺めれば、、あらぁ、今日は七夕じゃないの。。。

ヴィニシウス・カントゥアリアはアマゾンか川の流域の街で生まれ、リオで育つ、そして、音楽と一緒にニューヨークに渡ったようです。
ブラジルの音楽も奥が深すぎて底なし沼なのですが、中古屋に売られていたTucumaのジャケットからこちらを挑発するお顔は、はあまりに私好みな渋い雰囲気で、どことなくハードボイルドな面もちなのでお持ち帰りしたのです。この時、50歳前くらいなんですねぇ。寡黙、ストイックと言う言葉がお似合い。(はぁとぉ)
そして、甘過ぎない優しい声にでれでれになったののでした。と、いえども、最近はすっかり忘れて日々の暮らしに明けくれていたのですが、メルドー狂いの音狂閣下がご自身のブログでメルドーコレクションの一枚としてこのアルバム紹介して下さったのでした。

彼のサウンドは。都会的洗練と人肌をほんのり感じる柔らかな優しさが絶妙な感じ。ボサノヴァの持つ雰囲気を大事にしながら、きちんと練り上げたサウンドは結構綿密だと思います。デモ、もちろん、緊張感なんて感じない。
参加メンバーも豪華。本家ブラジルからはマルコス・ヴァーリ、ジョアン・ドナート、、そして、ニューヨークな繋がりからはビルフリ、メルドー。プロデュースはアート・リンゼイ。
彼が関わったオリジナル曲の他、「Vagamente」、「Inutil Paisagem」で、9曲。

Praia Grande、、軽やかなサンバのリズムに踊る彼のギターは独特な間をかもし出す。少ない音数だけど説得力ある。マルコスの叙情的なピアノに柔らかな歌声がのって前に前にと進む。雲の上で踊るサンバ。気がつくと目の前に海。静かに心の海に向かう Berlin。ピアノのメルドーとのデュオ。多重録音らしく、彼はアコースティクのギター&ボーカルを中心に、サンプリング?も含めて彼自身が様々な音を重ね、重ねた上で一般的なデュオのイメージ以上の静寂な空間を作り出す。そのまま存在する空気より彼の想像した空気はよりアコースティクな美しさを持つ。そこにビタースウィート、、いや、ビタービタースウィートなメルドーのピアノ。硬質感あるタッチがクールな空間で生なしく浮かび上がる。音使いはメルドーそのものなのだけど、見事にカントゥアリアの世界の住人に。
ボサノヴァの名曲が2曲続きます。まずは、エレクトリックギターとフリューゲルの響きが浮遊感を生むVagamente、、とろけた。そして、無意味な風景。Sidinhoのパーカッションだけでなく、エレクトリックサウンドを静かに重ねて独特な浮遊感と冷気を生み出す。

静寂とは何か、、そのイメージを知り尽くした感じで、間と浮遊感で都会的と海辺の静寂の両方を堪能。
真夏の夜の夢。様々な風景、情景が浮かんでは消え、重なり沈む。

ギターリストとしての一面を全面的に押し出した Julinha de Botasは、自らのパーカッション(彼はドラマーでもあった)をのせたビルフリゼールとギターデュオ。2分にも満たない短い演奏に音を大事にした2人のギターが楽しそう。ドナートが参加したFugiu。メルドーと対極を行くような人間味あふれるシンプルな躍動感が楽しいのだけど、英語の歌詞を読むと、、結構、深刻な内容。。このさらり感が、ブラジル的なのかな?
Orlaは、自身はアコギ、そして、ダヂがエレクトリックギター、マルコスヴァリーがエレピで重なり合う厚いサウンド。ラテンの哀愁をてんこ盛りにしたConversa Fiadaは、メルドーも巻き込んで情熱的。ソロはメルドーだけど。。。って、フェイドアウトは惜しいよねぇ。。
終演は再びビルフリゼールを迎えて So Ficou Saudade。実にビルフルらしい音の選び方の中で、、歌うあなたは素晴らしい。。♪不思議な感覚を胸に残して、ブラジル的ニューヨークの朝は明ける。。
いや、、ニューヨークなブラジルの夜はふける。。?

夏ばてしてる、ちょっとへそ曲がりな。。あなたに。って、それは、、わたしぃ。
たった、40分の対処療法で、ちょっと、元気に。繰り返せば、尚さら元気に。(笑)

1. Praia Grande
2. Berlin
3. Vagamente
4. Inutil Paisagem
5. Julinha de Botas
6. Fugiu
7. Orla
8. Conversa Fiada
9. So Ficou Saudade

Vinicius Cantuaria (g,vo, ds, key,perc)
Brad Mehldau (p)
Marcos Valle (p)
Joao Donato (p)
Bill Frisell (g)
Paulo Braga (ds)
Luiz Alves (b)
Liminha (b)
Dadi (g)
Sidinho( perc)
Jesse Sadoc (flh)

今年の夏ばて対策は、「Jobim Variations/Fabio Zeppetella」をご用意した。いいのよ、これ。
ちょっと、アメとムチなところはあるんですけど。。そのうち、、是非。
でも、大阪&奈良の暑さはわたしを例年より早くに夏ばてに追い込む。。
朝から、アイスコーヒーとか、、お昼は冷たいおうどんとか、、うむ。。。イカン、イカン。
なんか、家のこと、、いろいろあるんだなぁ。気が重くなる。だめかもしれない。で、現実逃避したくなる。(単純)
って、ことで、もろブラジルでした。。

そう、、七夕って、ことで、、一年に一度の逢瀬をお楽しみの彦星&織り姫。
お勧めのアルバムは、もちろん、、
All is in the Sky/外山安樹子
6曲目「星合」は七夕のっことだそうです。
一年にたった一度、、って、寂しい?それとも、毎年逢えることを良しとする?
彦星さまからの便りには、星屑が入っていそうですね。
その便りを、、じっと、みてると、願いが叶うかもしれませんね。。

そ、わたしには、、実は、野望があった。
このブログのエントリーが今回で、774個目だったのです。
少し前に気がついて、7/7の7時7分に777個目をエントリー!!って、考えたんです。(馬鹿)
無理だったね。

と、出動なのですが、、その前にあちこちでかけなくちゃ。。
ご用時すませて、、あそこまで、、ビュン、と、、とんでいけるか。。行けますように。

んじゃ、退散♪





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最終更新日  2010年07月07日 12時54分13秒
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