6人のうち1人しか明瞭に有罪とすべきだと答えなかったので、小松本裁判長は・・
#長崎県警島原警察署は地裁が警察案件だと判断して当初の担当者が署として受理し解決すると約束した事を解決せずに2裁判官を依願退官に追い込んだ事と僕と老親に大損害を与えた事を償って下さい 読者の皆様方。 結局・・・対馬市父娘殺害放火事件裁判員裁判の評議では、6人の正裁判員のうち1人しか明瞭に有罪とすべきであるとは答えませんでした。 5人までが「無罪の判断」または「積極的には(裁判長の説得と誘導がなければ)有罪に踏み込めない判断」だったということです。 これは音声データを聞いて頂ければ分かることですが。 控訴審で(裁判員裁判とは別人の)弁護士3人が主張し福岡高裁が認めた新事実、そして長崎県警が隠していた幾つもの失態と被告人を有利にする間接証拠ないし事情が裁判員裁判の評議の時点で分かっていれば、正裁判員6名は全員、無罪の判断を示していたと思います。 この事件は余裕で無罪だったと思います。 しかし、須川泰伸被告(今は受刑者)を有罪とすることが決定した後でも評議室にはこの決定を嫌がる裁判員達のただならない感情の空気が漂っていました。 既述の通り、小松本卓裁判長は「有罪なら死刑しかない」と言明していたので、裁判員たちは「それでは次に量刑の議論に移ります」という裁判長の言葉に驚嘆しました。 初めてお話ししますが、実は、僕は驚きませんでした。 無罪とすべきだと強く訴える裁判員や積極的に有罪を主張しない裁判員たちを誘導説得して有罪判決に加担させてしまった。 最初の方針通り、「有罪なら死刑」を裁判員達に押し付けると裁判員達の心に生涯消えることの無い傷を残す。 本当を言うと、自分も無罪にしたかった。疑わしきは罰せずだから。しかし、この事件を無罪とすると、裁判官としての自分の将来が危うくなる。だから、死刑と無罪の中間を取って「無期懲役刑」にしよおっと。 小松本卓裁判長はこのように考えたと思いますね。 でも須川泰伸被告(今は受刑者)を無期懲役刑にするためには、かなり無理がありました。 裁判員は全員(無罪論者も含め)有罪なら死刑しかないと主張していました。 凶器のハンマーと放火用のガソリン携行缶を持参して急襲。親父さんと初めて会った結婚前の娘さんを残虐に執拗に殴打。厳密にはまだ生きている体躯にガソリンを掛け、家屋もろとも燃やしました。全焼した家はポツンと一軒家ではありません。周りには他の家屋もありました。大火災の危険もあったのです。犯行後、証拠隠滅もしている。非を認め反省する姿勢は皆無で逮捕されても一貫して無実を主張。そして、死刑にして下さいという被害者遺族の峻烈な処罰感情。 過去の類似の事件では無期懲役はありません。すべて死刑です。 無期懲役に持って行くためには、計画性の無い突発的で杜撰な犯行であること。放火行為もそれ程悪質では無いこと等、幾つか、検察も弁護側も主張していない裁判所独自の理屈を作出しなければなりませんでした。 それは不自然な理屈なんですが。 量刑の議論に移っても「有罪なら死刑しかない」という空気感でした。 そこに小松本卓裁判長の「吟味すれば、必ずしも死刑を選択せざるをえないとは言えないかも知れません」の一言が。 そして、計画性、凶器、ガソリン携行缶、全焼火災、被害者遺族の処罰感情、本人の反省の程度などを一つ一つ取り上げて行きました。 小松本裁判長は「刑事裁判は被害者遺族のためにあるんじゃない。被害者遺族の心情は考慮しなくていい」と言いました。 そこで僕は確信しました。これは無期懲役刑になるなと。#長崎県警島原警察署は地裁が警察案件だと判断して当初の担当者が署として受理し解決すると約束した事を解決せずに2裁判官を依願退官に追い込んだ事と僕と老親に大損害を与えた事を償って下さい