中判カメラのすすめ MAMIYA-6
久しぶりにクラシックカメラの話を・・・マミヤ6というカメラがありますこのカメラ1940年から1955年にかけて製造された蛇腹式カメラというものです6×6(ロクロク)判という正方形フォーマットに撮す中判カメラです最近はHOLGAってのが人気でましたねここから初めても良いかも・・・安いし(笑)一般の35mmカメラは24mm×36mmの1コマですが中判の6×6だと60mm×60mmの大きなフィルム面に撮すのである程度の大きさに引き伸ばしてもシャープさが無くならないこと情報量の多さなどからプロが好んで使っていました画像はKODAKのトライ-Xもっと大きい4×5や8×10(単位はインチ)なんてのもありますね(学校の記念写真は8×10かな)僕も大きなフィルムで撮ることが多いのですが現在の中判カメラは高いんですよね!で、マミヤ6こんなにコンパクトな中判カメラは蛇腹カメラの他にありません!(画像参照)ビデオテープと比べるとわかりますねこのサイズで中判が撮れる!シャッター速度はB,1,1/2,1/5,1/10,1/25,1/50,1/100,1/300レンズはMAMIYA-SEKOR T 75mm F3.5(ズイコー75mmF3.5の方が写りは良い!)その頃の蛇腹カメラとしては一般的なスペックですねでもマミヤ6を奨めるのはそのピント合わせが凄いんですマニュアルカメラを使ったことの無い人はわからないかもしれませんが通常はレンズを回してピントを合わせるんです(レンズが前後に動いてピントが合う)蛇腹だと構造的にレンズの固定が難しく不安定になりやすいのですがこのマミヤ6はフィルム面が動くんですそれも本体上部の回転ダイアルでのピント合わせなので片手で扱える(だから蛇腹を閉めたままでもピント合わせができる)その上、レンズは動かさないからしっかりと固定させれば良く機構的に丈夫に作れるため正確なピント調節を長期間維持することができ中古でも蛇腹の程度さえ問題なければ今でも現役で十分使えます実売で3万前後でしょうか? 問題は、全部マニュアルってことと露出計が無い事だけどまぁ、露出はなんとかなりますよ(笑)ぜひ!中判フィルムの写りの良さ正方形フォーマットの面白さ(難しさ?)楽しんでみてはいかがでしょう?この回のコラムでも少し紹介してますhttp://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diaryold/20030905/nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html