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2023.02.02
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カテゴリ:地元の史跡
前回掲載した桑名市住吉町の住吉神社。
風の吹きすさぶ揖斐川堤を2~3分程下流に進む、右側に大きな鳥居と櫓が見えてくればそこが七里の渡し跡。

昔は東海道41番目の宮宿から七里の渡しを利用し、海路で伊勢に向かうと最初に上陸するのが桑名の七里の渡し跡。
海が荒れ、渡れない時には陸路佐屋街道を歩いて42番目の桑名宿へ向かう手もあるが、自分なら安宿でちびちび飲んだくれ渡れる時を待つんだろう。

広重が描いた絵にも伊勢国一之鳥居とも呼ばれた大きな神明鳥居が描かれ、正に伊勢路の玄関口としてのランドマーク的存在。
天明年間(1781〜1789)に建てられたこの鳥居、お伊勢さんの遷宮に合わせ、宇治橋の鳥居を移築し建替られていたという。

帆を大きく膨らませた舟は続々とこの地を目指し、桑名宿は人や物が集まる物流の拠点として賑わいを見せた。

七里の渡し跡全景。
後方に見えている櫓は蟠龍櫓と呼ばれ、七里の渡しに入る船の監視する建物。
現在の櫓は平成15年(2003)に水門の管理棟として往時の外観を再現した水門統合管理所として一般に公開されています。

渡し跡に建つ鳥居と常夜灯。

渡しの内側。
広い空間は伊勢の入国管理や渡航料の徴収など行われたのだろう。

渡し跡の解説板。
ここには伊勢参宮名所図会の挿絵と渡しの説明が書かれている。
渡し周辺には舟番所や高札場、脇本陣や問屋、宿など連なり賑わっていた様子が描かれています。
渡しで繋がれた東海道はここから再び陸路となり南に伸びていきます。

渡し跡に建つ一基の常夜灯。
竿には安政3年(1856)と刻まれています。
本来の常夜灯は天保4年(1833)寄進のものが建っていたそうです、しかし伊勢湾台風で倒壊し、代替として多度大社から上部のみ移されたものがこの常夜灯。
二基一対とは限らないが、ひょっとすれば多度大社に一基だけの常夜灯があるやもしれない。

渡し跡の西に東海道の道標。
ここから東海道が直角に曲がり、矢印の先は蟠龍櫓、西に進むと宿場へ続く。

蟠龍櫓(水門統合管理所)。
一帯は整備された桑名城三の丸公園、多くの桜が植えられ花の時期は賑わうだろう。
園内には嘗て網の目のように入り混じった木曽三川と治水の歴史を物語る解説が掲げられている。
この整備された歩道や蟠龍櫓も揖斐川改修に伴う堤防整備の際に合わせて作られたもの。
一階の管理所で一帯に設けられた三つの水門(住吉、川口、三之丸)の開閉を一括操作し高潮などに供えている。
二階は観光用として歴史資料や蟠龍櫓の謂れでもある蟠龍瓦の展示物を無料で開放しています。

桑名城には元禄時代の大火の後再建された段階で51の櫓があったと云う。
その中でもこの蟠龍櫓は、東海道を行き交う者が必ず目にするもので桑名のシンボルでもあったそうです。
蟠龍とは天に飛び立つ直前のうずくまった姿勢の龍を指し、航海の守護として据えられたとされます。
二階に上がり東の窓から覗くと、揖斐川を見据えた龍の瓦が見られます。

嘗ては旅人で賑わい、宿や食事処が軒を連ねた伊勢の入口も、今は姿を変え道筋だけがその名残を感じさせます。

今日のように風が吹きすさぶ日に舟は出たのだろうか?
宿で蛤を肴に一杯やるのが一番かも。

七里の渡し跡と蟠龍櫓(水門統合管理所)

所在地 / ​桑名市船馬町
訪問日 / 2022/12/14
住吉神社から徒歩 / ​​揖斐川堤防を下流へ徒歩2・3分程​​
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Last updated  2023.06.24 17:53:07
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