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テーマ:日本酒は美味い!(295)
カテゴリ:酒蔵
2月8日、今年初めての酒飲みツアーに参加してきました。
1月に越前方向の手漉き和紙体験と神社に行くツアーを予約していました。 ところが最強寒波の影響で中止となった事もあり代替にこのツアーに参加を決めたもの。 ![]() 内容は美濃の一蔵に立ち寄り、海外からの観光客で賑わう高山市内へ、酒を求め徘徊する酒飲みを解き放つツアー。 コースには二蔵の酒蔵見学が含まれていましたが、どちらも仕込み中で蔵の中は見学できずやや残念。 卯建(うだつ)や美濃和紙で知られ、風情のある古い街並みが残る。とはいえ団体故に試飲をさせてもらえる特典はつく。 お国からの補助と一人2k円のクーポンと昼食が付く。 車で酒蔵巡りもいいけれど高速・燃料費・駐車場代・食事代を考えるとお得感がある。 そもそも自分が飲めないのに車で酒蔵巡りなどありえないのだが。 ![]() 9:50美濃市相生町の小坂酒造場到着。 何度か訪れた事のある酒蔵でフルーティーな香り高い酒と卯建の上がる建屋が印象に残る。 美濃市のほゞ中心に位置する小坂酒造場、江戸時代から酒造業を営んできた旧家。 祈祷札の中に安永2年(1773)と記されたものもあり、安永初年頃と推定される卯建構えの町家。 この店舗そのものが国の重要文化財「小坂家住宅」として指定を受けている。 母屋外観は緩やかなむくり(上方へ反る)屋根で奥の酒蔵までは江戸時代の建屋。 左右の卯建は本来は中央にもあったそうですが、明治時代に取り除かれたようです。 昭和57・58年にわたり半解体修理がなされたものが現在の姿。 ![]() 卯建。 切妻平入りの町屋が軒を連ねる事から、漆喰の妻壁を棟より一段高くして両端の延焼を防いだ防火を目的としたもの。 …だったはずのものがいつしか成功の象徴的な装飾に変って行った。 むくり屋根に合わせた滑らかな曲線は綺麗なもの、見ようによっては爬虫類や節足動物を想像させる。 ![]() 杉玉、…酒あるよ。 ![]() 店舗入口。 酒名の百春は「飲む人がお酒を楽しみ、健康で百たびの春を迎えられるように」との事からこの名が付けたとされる創業二百数十年の老舗酒蔵。 ![]() 長良川の伏流水を使用し仕込まれた酒は、どれも香り高く多様な味わいを持つものが多く、すっきりした辛口を好む我が家に合うお酒が多い。 ![]() 中庭から眺める酒蔵の象徴、煙突。 煙突があれば銭湯か酒蔵と決め込んでいる。 ![]() 僅かな滞在時間で二種類を気が済むまで試飲する事が出来た。 時期的に写真の「新酒しぼりたて生」がすっきりした喉越しで飲みやすかった。 スペックと印象は必ずしも一致しないし、価格や数値で選んだことはないけれど因みにスペックは以下。 ![]() 決め手は「嗅いで飲む」に尽きる、試飲できない酒はあまり買わない。 日本酒のイベントでもよく出店していたりするので馴染みのある蔵元かもしれません。 車の場合はここから東へ徒歩5分程の観光ふれあい広場駐車場に駐車すると便利。 大阪生まれの話好きな可愛いおばあちゃんが出迎えてくるはず。 ツアーは始まったばかり、今一つエンジンが温まらないが、次の場所までよろしく。 小坂酒造場 受付時間 / 10:00〜17:00 所在地 / 岐阜県美濃市相生町2267番地 訪問日 / 2023/02/08 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.02.12 00:00:11
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