【猫】 猫から山門、そして美男子に至る ---要は筋がない話---
春が近づくと生き物達が活発になり、覗くサンプルにも困りません。・・・否、実は困るのです。覗きたい対象が沢山ありすぎて、思わず眉間にしわが寄ります。(TH先生談 『MASA先生が渋い顔をして悩んでいるときは、大抵しょうもない事案』)全てを覗くのは時間的に無理なので、取捨選択を迫られるのが困ります。各サンプルにはそれぞれ、覗く価値とそれなりの可能性を持っているうえ、一度きりしか出会えない画像もたまに含まれているのです。それは将棋の様であり、数ある手の内から一手しか選べないようなものです。そしてその一手の価値は、指してみないとわからないのです。と色々ぼやきましたが、すでにいくつかの観察は終えており単に画像の処理に手間取っているので、うだうだ言って誤魔化しているのです。何か 『これを覗け!』とリクエストを頂けたら、それをスライスしてみます。今のところの課題は 『空中に舞っているミジンコの卵を捕らえよ!』 です。(『カワラナデシコを覗け!』 というリクエストを大昔にもらいましたが未だ叶わず)----------自分は物理屋さんですが、神社仏閣や妖怪怨霊魑魅魍魎が好きです。ミクロの画像を載せるつなぎとして、よく行く鎌倉のひとコマを載せます。図1 : 鎌倉 満福寺こんなに楽しい、背中越しの金銭のやり取りはあるでしょうか。しばらく撫でまわしてもピクリとも動かなかったので、必殺 『鼻先から眉間にかけてのマッサージ』 を敢行したところ、べたりとノックダウン。次回は、顔面リンパマッサージでもすることにします。-----------話はがらりと変わり・・・図2 : 鎌倉 建長寺 三門ひょんなことから三門に登る機会を得ました。 『わたしも登ったことがないんですよね~。うっひっひっひ』なんちゅう笑い方のする坊主だろうか。埃っぽい山門内には五百羅漢が鎮座していました。その光景は絵ハガキとして売店で販売しています。図3 : 三門から山門を望む図4 : 三門から西来庵の山門を望む図4において左側に道路があり、そこに山門が見えます。この西来庵の山門は工事中つき、普段よりも左側に寄せられています。西来庵は一般開放はしておらず、そこでは厳しい修行が行われているそうです。君子危うきに近寄らす。そそくさと西来庵の前を通過します。----------そして話はまた変わり・・・図5 : 鎌倉一の美男子(また大仏かよ! という声は聞き流し・・・)境内には、与謝野晶子が大仏を見て詠んだ歌碑があります。 鎌倉や御仏なれど釈迦牟尼(しゃかむに)は美男におはす夏木立かなこれには後日談が書かれており、与謝野晶子は 『釈迦牟尼』 と詠んでいるが、実は 『阿弥陀如来』 です。とあります。そんなうっかりを何故誰も指摘しなかったのでしょう。指摘したけれど、政治家の発言のように口にしたら(歌で読んだら)取り消しはできない世界なのでしょうか。しかし、釈迦牟尼と阿弥陀如来の区別が付く一般人は、ウインナーとソーセージの違いが分かる人くらいに少ないでしょうから仕方がないといえばそれまでですが。図6 : 頭にシャウエッセン・・・ではないおでこのおでき(実は白毫(びゃくごう)という毛らしい)から、衆集を救う光明を放つそうです。確かに、見るからにビームが出そうな感じです。-----------最後は、ほっかむりカップルに締めてもらいます。図7 : 鎌倉 小動神社『おしまい』----------