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精華小劇場にて、精華演劇祭vol.6参加作品、france_pan「前向きな死に方」観劇。
一人暮らしのアパートの一室に自死に男が一人。 スカイフィッシュやA級Missing Linkも選んでいた舞台設定。 力のある若手劇団が最近好んで使う設定やと思う。 空き缶、敷きっぱなしの布団、ダッチワイフ。あのアパートの一室が現代の若者の原風景なのか。若者の身体のリアルに似合う。 前半の男たちのダイアローグが秀逸。俳優もいい。現代の若者の身体を上手く舞台にあげているのは、こことA級MissingLinkくらいか。 「死」がテーマなんやけど、わからないことをわからないまんま提示しているように感じた。 俳優の身体もその答えの出ない重いテーマに答えを出そうともがきくるしんでいる。 だから好感を持った。 作・演出の伊藤君、若いもん。 数年後、化けるんちゃうかな。 次回も見に行きますよ。 さて、私は、肉体的な「死」に興味がないんではないか。 今回の芝居でも、みんな死んじゃってるのに、議論をやめない。思考をやめない。 「死んでから頭使ったらお化けになるで」は、うちの母親の名セリフのひとつである。 そういう意味では、うちの芝居はお化けばかり出てくるね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.11 10:53:48
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