カテゴリ:カテゴリ未分類
いたみホールにて、通し稽古。
退出時間の関係で最後までいかんかったんやけど、9割方、通せました。 今日の通しがどうのこうのではなく、次回から良くなるであろうという予感の孕む気合いの入った通し稽古だったと思う。 しなければならない作業が明確化された。 舞台転換により、劇世界に流れを作り上げ、 集団シーン、歌シーンにより、劇空間を構築する芝居である。 やはり、迷う俳優は悪い意味で目立つなあという印象がありました。 でもこれは埋まっていくだろう。 この芝居はその都度のメインの物語に対しての、 サブのストーリーをきちんと浮き上がらせることが必須であり、 深津さんの意図である。 例えば、川島監督と藤本のライン、チルチルミチルのライン、作家のライン、柳吉蝶子ライン、大杉ライン、マダムライン、あの食堂の主人女給ライン、市井の人々のライン。 実際にメインのシーンの裏で、しかし、客前なわけであるから、お茶を濁しているとまるわかりなのだ。 ドラマがいるんだよな。 あと通してみてとても気になったのは、ジョッキーの「語り」の長ゼリフたちである。そこで、芝居の緊張感が損なわれるんだよな。二週間前に聴いたのとほとんど変わっていない人が大半。 「語り」なんですよね。 ダイアログと「語り」は違うと意識していないのではないか。 かろうじて、プランが見えたのは再演からの参加組の得ちゃんのみである。 「語り」については、7年前の「MONO語り怪人二十面相伝」で思考し、「語るということ」というタイトルで15本ほどこのブログに連載しているので参照して欲しい、オノリョウコへ。 さて、明日は歌稽古である。 「関わり」を作り、ドラマを内包させ、展開させることが私と俳優の共同作業である。 歌稽古のスキをぬって。 この稽古日誌が顔本なるものに知らない間にアップされているらしい。 やめてほしいな。 宣伝ブログはまた別に書くつもりでいるから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.10.18 01:06:30
|